<オープン戦:西武4-10広島>◇3日◇長崎

広島のドラフト1位小園海斗内野手(18=報徳学園)が西武とのオープン戦(長崎)でプロ1号本塁打を放った。4回の遊撃守備から途中出場し、8回に左腕武隈の直球を右翼席に運んだ。

オープン戦での高卒新人アーチは13年大谷(日本ハム)以来で、西武清原、巨人松井も打てなかった。複数安打も記録し、打率は驚異の5割7分1厘。1軍をある程度経験した後のファーム行きが基本線だったが、方針が修正されるほどの快進撃を続けている。

小園は左腕武隈の内寄り直球を、体をクルリと回転させて捉えた。「入ってくれ」。祈りを込めた視線の先、右翼スタンドで打球が跳ねた。

弾むようにベースを1周。満面笑みのナインが待っていた。ベンチから差し出された左手を次々とたたいた。最後は、自らの左手人さし指で天を指さすパフォーマンスで締めた。

「打った瞬間分からなかったので、入ってくれてよかった。(パフォーマンスは)みんながやっているので」。メヒアのパフォーマンスをまねるのがチーム内の流行。照れくさかったが雰囲気に促され、控えめに便乗した。

8回先頭の打席だった。実は初球を一塁側ファウルゾーンに打ち上げ、凡退を覚悟したが一塁手が落球した。「本当だったらあれでアウト」。

頭を切り替えた。2ストライクと追い込まれる中、絶好球に迷わずバットを出した。5回の第1打席でも一塁内野安打を放ち、3打数2安打。オープン戦通算打率を5割7分1厘まで上げた。

高卒新人ながら、木製バットを苦にしない。枚方ボーイズ時代から、チームメートの藤原(ロッテドラフト1位)とともに木のバットで練習していた。

高2で日本代表入りした際は、国際大会用にマイバットまで作った。85センチ、890グラムのホワイトアッシュ製。高3時の日本代表でも個性豊かな外国人投手を打ち込んできた。金属バットの弊害といわれるドアスイングとは縁がない。

高ヘッドコーチは「結果で1軍に残れるくらいの結果を残している。まだまだ1軍で見てみたい」と絶賛した。元々ある程度1軍を経験させた段階で2軍に送り、じっくり育てるのが基本線。同じ遊撃に絶対的な存在の田中広がおり、出番が限られるからだ。その時期を修正せざるを得ないほどの快進撃が続く。

小園は2日、報徳学園の先輩、西武田村に誘われ食事に出かけた。チームメートとは違う先輩と接し、パワーアップしていた。「(開幕)1軍という気持ちは強い」。前だけを見てアピールを続ける。【村野森】

▽高校日本代表・永田裕治監督(報徳学園前監督で小園の恩師)「ネットで見て知りました。足元を見つめながら1歩1歩着実に前進していってほしいですね」


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ネットの反応

1.
1軍より2軍の方が調子よさそうなの多い気がする
2.
ポテンシャルが非常に高い事は誰もが認める所ですね!
でも田中と菊地のいるニ遊間でフルで出場は考えにくい!
となるとファームで鍛えまくって来年でも再来年でも不動のレギュラーになった方が彼の為じゃないかな!
でもカープは本当に良い選手とったな!
3.
タナキクも年齢的にそろそろバックアップ欲しいから帯同させてもいいかもね
4.
現役時代に遠投100m、50m走5.9秒だった僕。

小園くんと僕の違うところは野球部ではなくサッカー部から野球部に助っ人で参加してたとこやなぁ。

野球一本にしぼってたらよかったなーと今更ながら思うわ、

5.
カープの方針は、高卒の選手は身体が出来上がってないから二軍で鍛えて2年目か3年目から勝負だったのに。これまでの概念を壊すぐらいの逸材って事かぁ!!
6.
兵庫生まれ、枚方ボーイズ、報徳学園という地元の逸材をみすみす見逃す阪神さん・・・
7.
小園も間違いなく一流になれる素質があると思っていたが高卒1年目からここまで台頭するとは思ってなかった。
守備ではまだまだ田中に及ばないが勢いは小園に分がある。
これだけ打って既定路線で二軍というのもあれだしこの状態が続くなら開幕何試合かのスタメンは小園で途中から田中というスタイルでも良いのではないだろうか?
8.
内角捌くのがうまいな。
変化球にクルクルするかと思ったけど、今のところそこまでじゃないし、マジで怪物取れた?
9.
安定の武隈先生泣
佐野も改めて使えないのがわかったし、違う意味での収穫があったカープ2連戦!
10.
面白くなってきましたね~
今は、伸び盛りの、彼のプレーを見るのが、楽しみで仕方ないです。
せっかくホームラン打ったのに、何故に今日は新聞休刊日σ(^_^;)?
11.
一軍に置いておきたいが,田中が絶対的なのであれば,二軍で試合勘を養うべき,というジレンマだね(¬_¬)

ただ田中と小園で迷うくらいなら小園を見てみたいな

12.
田中のフルイニングは今年でストップかな?田中にとっても好調をずっと維持しなきゃいけない。去年は首脳陣が打順の変更で対応してくれたけど今年はそうはいかないですね。
13.
武隈有名になれてよかったな
14.
二軍でいいよ。試合数をこなす方が優先だわ。
15.
完熟させて下さい!


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16.
ルーキーとはいえ確実に1軍の戦力ですね
広輔もウカウカしてられないぞ
17.
サードが守れれば言うことなし
開幕1軍で先発出場待ったなしです
ショートは、やっぱりコースケがいるので……
でも菊池-小園の二遊間もぜひ見たいですし
嬉しい悲鳴とはこのこと
18.
いいケツしている。
野球選手には必要不可欠な要素だ。
ケツも実力も一線級だわ。
広輔のフルイニングには拘らず、ショート併用で使うべきだろう。
去年の後半は広輔にも疲れが見られた時期もあったし。
19.
昨日の朝の番組で張本が小園のバットの握りについて
批判してた

意地の一発か!

20.
全体的に、去年のプロ野球の公式戦のレベルの低さにガッカリして、シーズン途中から、高校野球の観戦ばかりしていた位でした。そういう気持ちになった理由がなんとなくわかった気がします。
今年のルーキーたちこそ、本物のプロになりきってる感があるように思えます。
21.
田中広輔のフルイニング出場って事を首脳陣は考えず、常に結果を残す方を使うとしてもらいたい。
広輔は打たない時は全然打たない。
22.
タイトルの「熟成方針」はともかく、これからのオープン戦で主戦級からも結果を残すようであれば、二軍での育成より一軍において経験を積ませてほしいですね。
球界ナンバーワン遊撃手になれる素質は十分。
根尾とよく比較されるが、そもそも遊撃手としてのタイプが違う。
根尾選手はユーティリティ性に長けて、高いレベルで走攻守のバランスがいいタイプだが、ことショートの守備に関しては、守備範囲の広さや安定感、球際の強さでは小園選手のほうが上だと思う。
高校時代の試合を観たけど、バネの強さと打球の正面に入る守備範囲の広さは高校生レベルを遥かに越えていた。
根尾選手も怪我が癒えたら近いうちに上がってくると思うし、どちらも素晴らしい素質の選手なので、切磋琢磨して球界ナンバーワン遊撃手を争って盛り上げていってほしいですね。
23.
実戦で結果を残すと首脳陣の育成方針も変えざるを得なね・・・
まあショートの田中を押し退けるのはどうかとして少なくとも候補だらけのサードを守らせてみたいな。菊池がメジャー挑戦を実行するなら来季は田中とショート争いさせる手もあるけど・・・
24.
広島カープに新たな競争が生まれ、さらにカープが強くなりそう!
25.
フルイニングの記録かかってる田中を外してまで小園をショートで育てる気があるかどうかにかかってるでしょ
26.
(誤)熟成方針→(正)育成方針
やね。
27.
オープン戦とはいえ、ホームランは凄い。
18才だよ。
一軍も見えた。
28.
U-18韓国戦ではさっぱり打てなかったけどね?
29.
熟成?育成?
30.
菊池涼介は今シーズン限りなので、田中と3人でショート、セカンドを
守ってほしい。


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