若い世代で増加する“精神的日本人”
「南京事件はなかった」
「おれの父は安倍首相」最近、中国のネット上で“炎上”した書き込みだ。
旧日本軍の軍国主義を美化する現象は中国で“精日”=精神的日本人と呼ばれ、特に若い世代が多いとされる。中国政府は禁止する法律も作ったが、後を絶たない。
背景に何があるのか。
旧日本軍が江蘇省南京で多数の中国人を殺害した(中国側は30万人が殺害されたと主張)とされる南京事件の生存者の94歳女性が亡くなったと、現地の記念館が公式SNSに掲載したところ、30歳男性が「南京事件はなかった。記念館はすぐに閉鎖し神社にすべきだ」とコメントし炎上。警察が捜査に乗り出した。
「中国人のクズ」を法律で取り締まる政府
日中戦争で旧日本軍と戦った中国にとって、その時代を美化したり、当時戦った英雄たちを侮辱する行為は許されない。記者会見の場で“精日”について聞かれた王毅外相が「中国人のクズだ」と感情露わに罵るなど、
中国政府は侵略戦争を美化しているなどとして厳しく批判してきた。今年5月に「英雄烈士保護法」という法律を施行し、“精日”行為を禁止・処罰する措置をとった。
また今年8月には、江蘇省南京市の議会が「南京市国家公祭保障条例」の草案を提出。中国政府が主張する南京事件の犠牲者数などを否定したり、
国家施設や戦争遺跡などで旧日本軍のコスプレ撮影をしてネットにアップしたり、日本軍国主義や侵略戦争を美化するような行為を“精日”と規定し、禁止するものだ。罰則規定もあるという。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181026-00010009-fnnprimev-int
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