タイと中国が建設へ
タイの新たな高速鉄道計画が動き始めた。大詰めを迎えた国際入札は、地元大手財閥と中国国有企業を中心とした企業連合の落札が濃厚だ。日本政府は中国との外交関係の改善の象徴として、日中両国の企業が協力して参画する案にこだわっていたが、幻に終わった。その背景を、新線の区間とほぼ重なる在来線に揺られながら考えた。(朝日新聞編集委員・吉岡桂子)
高速鉄道始動 一日一往復から乗客激増を期待
この高速鉄道は、バンコク首都圏のスワンナプーム、ドンムアン、ウタパオの3空港をつなぐ。総延長は約220キロ。名古屋―新神戸間とほぼ同じ距離だ。最高時速は250キロを予定し、約1時間で結ぶ。プラユット暫定首相が率いる軍事政権が、経済振興策の目玉とする「東部経済回廊(EEC)開発構想」のひとつで、日本企業が多く進出する地域を走り抜ける。費用は2471億ドル(約8000億円)とされる。
12月21日に明らかにされた国際入札の結果によると、地元の最大財閥チャロン・ポカパン(CP)グループと中国国有の鉄道建設会社である中国鉄建(CRCC)が出資する企業連合が優先交渉権を獲得した。問題がなければ、年明け1月中に正式に決まる。
新線の沿線にエビ養殖の土地などを持つCPは早くから意欲を示してきた。タイの高架鉄道を運営するBTSグループが主導する企業連合も入札には参加したものの、当初からCPが本命視されていた。
軍事クーデターで2014年に生まれた現政権は、初めての総選挙を2月に予定している。その直前に確定させるのは、大型の利権を有力財閥に分配すると同時に、経済的な成果として有権者にアピールする狙いもあるはずだ。
この路線、どんなところを走るのだろう。新線とほぼ重なる在来線に乗ってみることにした。
地図を見ると、海岸線に沿ってひたすら南下する。ビーチリゾートで有名なパタヤを通る。海の景色が楽しめるかもしれない。
終点はバーンプルータールアンという聞き慣れない地名だ。よほどお客が少ないのか、1日1往復しか走っていない。平日はエアコンなしの3等車、土日はエアコンつきの2等車だ。しかも、今春まで週末は運行していなかったそうだ。
師走の日曜日、23日早朝。バンコクの中央駅にあたるフアランポーン駅へと急いだ。ほとんどの路線が乗り入れるタイ鉄道網の中心だ。東京駅と上野駅を足したような存在とも言える。私の列車「997番」も、この駅が始発だ。
クリーム色のドーム形の駅舎は、ドイツのフランクフルト駅をモデルに1916年に造られた。100年余りの歴史がある。
プラットホームへの出入り口には、ラーマ5世(チュラロンコーン、1853~1910年)の肖像画がどーんと掲げられている。タイの近代化を進めた名君として誉れ高く、鉄道の父とも言われる存在である。
駅に改札はない。切符を買っていなくてもプラットホームに自由に入れる。駅の気配が恋しくなるとき、列車に乗る予定がなくても足が向く。この日は切符を携えて、久しぶりのタイ列車旅だ。
つややかな青に赤と白のラインが施された車両が、8番ホームで待っていた。3両しかない。6時45分に出発し、終点には9時50分に着く。200キロ弱の道のりを約3時間かけて走る。料金は170バーツ、約600円である。
車体にスプリンターと英語でも書いてある。これだったか。90年代に飛行機に対抗する切り札として投入されたと聞くディーゼル機関車だ。100キロ台の最高時速を考えると、いくらなんでも無理があるが、エース級の位置づけを思わせる物語である。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181230-00010000-globeplus-int
ネットの反応
技術は パクられるし 何にか有れば 全部 日本側の責任に押し付けられるし 中国との合弁は 負債が増すばかり
中露、半島と協業なんかリスクしかない。
まあ、朝鮮半島と同様、中国とも関わりたくないですね。
タイは未来を考えないで目先の利益しか考えなく成ったか?
人の命より財政が大切なのか?
良く考えて欲しい、今まで日本が何をしてきたのか
そして中国が何をしたいのか
信頼はお金では買えません
タイ政府よ本物の技術と国民の幸福を願うなら
日本の新幹線方式を導入するのが正解です
中国の高速鉄道を導入したら中国の経済侵略が本格的に始まり
全ての分野で、買い取られる事になるから
騙されては成りません!
もう既に中国の手のひらで踊らされてる事に
気がつかなければ中国の領土に成りますよ。
一退一労協力は中国企業が日本並にガバナンスがしっかりしないとありえないですね。儲けだけを考える中国企業と共存できるのかな?
日本企業も馬鹿ではない。
造ってから活用を考える、発展途上国はこんな方法もあるかも、データねつ造で造った日本の失敗も多くあるから余り批判はできない。
長くて内容のない作文。読まない方がいい。
記事を読む限り、住民の意識がよほど変わらない限り、鉄道で採算を取ることは無理だろう。ビジネス以前の問題。
>日本政府は中国との外交関係の改善の象徴として、日中両国の企業が協力して参画する案にこだわっていたが、幻に終わった。
なぜ敵国中国に媚びを売るのか?日本の政治屋は屑だ。
流石に経済界はシビアで採算利益を計算するので慎重だ。
巨大プロジェクトは、受注者だけでなく、発注者にも、非常に高い能力や見識が必要になる。
中国と組まないことを非難してる記事に読める。
負け犬の遠吠え、多くない?最初から独自でやれば?できるところがあれば。あちこち原発やら、うまくできてる?
他のプロジェクトもそうだが、
泥棒との共同作業はやめてください。
仕事柄中国の高鉄には毎週乗るけど、日本の新幹線と何も変わんねぇもんな。それだったら日本より中国を選ぶし日本は手を引くしかないよ。
個人的に、チャンサーキットの近くに駅出来ないですか?SGTの観戦行くの疲れる……
少し話は違うのだが、ユーチューブなんかで中国の自動改札を平気で潜り抜けしている映像がよくあるのだが、その辺のモラルはあるのだろうか?
本当に高速鉄道を使いこなせるのだろうか?ちょっと心配!
複々線にしてディーゼルの特急列車ぐらいでも十分早く走ると思うのだが?
フィリピン、インドネシア、お次はタイですか。アジア諸国は「安物買いの銭失い」です。
この記事よんで、成功するわけないだろうと思うよ。
中国企業では、インドネシアの二の舞だな。
まだ懲りていないのか?
インフラ整備を格安で行う。
その実は大量の中国人を送り込むことでは?
昔の人が中韓に技術を盗まれた
結果が今の日本の現状だと思う。
いい加減学習すべき。
放射能のように10年、20年後確実な
影響が出てくる事だから、老害どもは問題の
深刻さをよく認識すべき。
現地大使館のアタッシェが変なビジネス話に食いついて官邸に売り込んで、こんなアホみたいなプロジェクトに民間が巻き込まれそうになる。恐ろしい。
万が一乗ってしまったら、もう政府は知らん顔して梯子外されますよ。