プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)が25日午後5時から東京都内のホテルで開かれる。史上初の2度目の春夏連覇を果たした大阪桐蔭高の根尾昂(あきら)には6球団が1位指名の意向で、報徳学園高(兵庫)の小園海斗には複数球団が1位指名を公表した。夏の甲子園準優勝の金足農高(秋田)のエース吉田輝星(こうせい)にも指名の動きがあるが、当日まで検討を重ねる球団も多く流動的な部分が残されている。
(プロ野球取材班)
中日、ヤクルトに続き、24日になって巨人が根尾の1位指名を表明。計6球団が1位指名の方針だ。
身長177センチと上背はさほどでもないが、遊撃手、投手、外野手など複数のポジションをこなし、高校通算32本塁打、150キロ超の球速を誇る。
巨人の長谷川国利スカウト部長が「(投手をやるかは)本人の意向に沿いたい」と話すなど、「二刀流」での起用も十分にある。
過去、ドラフトで最も競合したケースは野茂英雄(新日鉄堺-近鉄)らの8球団。昨年の清宮幸太郎(早実高-日本ハム)には7球団が指名した。最終的に何球団の指名が根尾に集中するか注目だ。
根尾の同僚で、今夏の甲子園で3本塁打を放った大型外野手の藤原恭大(きょうた)はロッテが1位指名を公表。同校は柿木蓮、横川凱(かい)の両投手も志望届を出しており、同一校から4人が指名される可能性がある。
遊撃の守備に定評のある小園にはオリックスに続き、ソフトバンクも24日、1位指名を公表。王貞治球団会長は「小園君でいく。守備も肩も打撃もいい」と明言した。
夏の甲子園の活躍で「時の人」となった吉田は、最速152キロの直球が魅力。好きな球団に巨人を挙げたが、
吉田は「プロの世界に入れるのであればチームは関係ない」と12球団OKの姿勢を示す。競合を避けたい球団が“一本釣り”を狙う可能性もある。
大学生では、東洋大の「150キロトリオ」が注目されている。1試合20奪三振の東都リーグ記録をマークした上茶谷(かみちゃたに)大河、187センチの本格派右腕の梅津晃大、抑えとしても活躍する甲斐野央(ひろし)は、
いずれも1位で指名される可能性がある。他にも即戦力右腕の日体大の松本航、走攻守3拍子そろった外野手の立命館大の辰己涼介らが上位候補に名を連ねる。社会人では本格派右腕の日本通運の生田目翼が評価を集めている。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181024-00000629-san-base
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