日米野球(9日から東京ドームなど6試合)に出場する日本代表・侍ジャパンが6日、ヤフオクドームで全体練習を行った。今回の代表メンバーにはパ本塁打王の西武・山川穂高内野手(26)と、
史上最年少で「3割30本100打点」をマークした巨人・岡本和真内野手(22)の主砲候補2人が揃い踏み。2020年の東京五輪に向けた4番争いに注目が集まる中、山川が岡本について本紙に激白した。
準備は万全だ。7日にヤフオクドームで行われる台湾との壮行試合を前に侍ジャパンの面々は気合十分。この試合で4番スタートが濃厚な山川は、CSファイナル終了後もトレーニングを怠らず5キロほど絞ったと明かし、
フリー打撃では快音を響かせながら絶好調ぶりをアピールした。「(日米野球は)なかなか経験できることじゃない。今から(台湾戦も含めて)7試合あるが、全部出るつもり」と力を込めた。
ここまで侍ジャパンの主砲を務めていたDeNA・筒香が左外果骨挫傷のため日米野球の出場を辞退。
必然的に今回の4番は山川と初選出の岡本がしのぎを削り合う格好だ。もちろん稲葉監督が2020年の東京五輪に向け、両者の力量をチェックしながら筒香も含めた選定作業を続けていく。
一方でチーム内からは「岡本は能力が高いとはいえ、初選出のジャパンにはまだどうしてもなじめていない。
だから年上で昨年も(オーバーエージ枠で第1回アジアプロ野球チャンピオンシップの)日本代表に選出経験のある山川からいろいろ教わって成長してほしい」との声が出ている。
昨年の第4回WBCや15年のWBSCプレミア12などで日本ハム・中田が年下の筒香をかわいがり、良好な関係を築いて切磋琢磨したように「山川と岡本も、あの2人みたいになってもらえれば」と指摘する意見も聞こえてくる。
山川を直撃してみると「(岡本とは)高いレベルで話ができると思う。そこはやっぱり中田さんと筒香が、そういうことをやっていたように僕たちも、それができるようになるのは理想ですね」とキッパリ。
岡本の潜在能力についても「僕も二軍にいた時から見ていましたけど技術はすごく高かった。いずれ一軍で絶対打つと思っていましたしね。
普通に考えたら、まだ大学4年生。大学4年生がジャイアンツの4番打てると考えると、とんでもないバッターですよ。これからもっともっとホームラン出るでしょうし、僕の中では彼が結構すごいです」と激賞の嵐だ。
さらに「彼と僕の4番像というのはまたちょっと違うかもしれない。僕はもうまずは打席に入る時、とにかくホームラン。
まずそれが第一優先。岡本がそれがどうかっていうのは、話してみないとわからない。僕もいろいろ聞きたいです」と意見交換していくという。
岡本もこの日、フリー打撃で打撃投手を務めた稲葉監督を相手に柵越えを連発した。山川のフリーについて問われると「エグいです」と刺激になった様子で、日米野球では両者の共闘の行方にも大きな注目が集まる。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181107-00000053-tospoweb-base
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