田中亜紀子 ピック病(認知症)介護『父と私の事件簿』
小泉八雲の「貉(むじな)」という怪談に、夕方、のっぺらぼうの女に出会ってしまった商人が、驚いて逃げ込んだ蕎麦(そば)屋の主人に、その話をしたところ、「こんな顔でしたかい?」と振り返ったその主人の顔も、

のっぺらぼうだったというシーンがある。この瞬間、商人がどれほど息をのみ、驚きと恐怖にとらわれたか私にはわかる気がする。なぜなら私も、部屋でたたずんでいた父が振り返った瞬間、信じられないものを見たからだ。

額の骨がむき出し 騒ぐ私に父は「大げさだ」と…

昨年の7月末、気が遠くなるほどの暑い日のことだった。ピック病の特性である「時計的行動」の一つか、父は毎日、見回りに行くように、何回もスーパーに出かける。運動になるからいいと、

ケアマネさんと医師は推奨しているものの、この日も午前中に2度、買い物に出かけ、昼過ぎにまた「駅前に行く」と言う。

「暑いからもうやめて」と止めたが、振り切って出かけてしまった。ストップがきかないのも、今思うと、ピック病の症状であり、この日はいつもよりイライラ気味であった。

熱中症を心配したものの、2階で仕事をしていると、しばらくして父が帰ってきた音がした。この時、すぐに階下に行けばよかったのだが、帰宅を確認して安心し、仕事に戻ってしまったことは、痛恨だ。

ふと気が付くと20分ほどたっており、まだ父が2階の自室に戻った気配がしない。それを不審に思い、1階に下りると、白い洗面台が鮮血で赤く染まっている。驚いて居間にかけこむと、血に染まったティッシュの海が床に広がっていた。


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ネットの反応

1.
読んでてゾワゾワしてきた。単純に怖い話だわ。
命に別状ないから入院できないと言った市民病院とは横浜かな?この人神奈川だし。
あそこの病院ならば、言いそう。
2.
これ本当に医師が言ったのか?
3.
こういう記事多いけど、なんで日本人だけ癌や認知症、不妊が増えてんの?(日本民族絶滅計画)
4.
自損で良かった。

他者を殺めたりしなく良かった。

ボケ老人は大荷物だ。

ボケ老人は加害者になる前に〇〇すべき。

5.
皆さんも耳にしたことがあるでしょう。
「救急はどんどん受け付けるけど、検査だけして放り出す病院」
こういう病院は検査の医療点数が多いことにつけいり、短時間で高額の
診療報酬を請求可能な「検査」だけをやり、「入院が長引きそうな患者」を
すぐに放り出すという、医者の隅にも置けない悪徳医療法人の類です。
皆さんもそんな病院の噂を耳にしたら、救急隊員には「その病院に
搬送しないで」と頼みましょう。
救急隊もだいたいの実情は知っています。
6.
現在、ピック病の義理の母の介護をして3年目が来ようとしています。この大変な病の中でも母は幸運なのか、良いお医者様やケアマネさん、デイサービスや他色々なスタッフの方々と連絡をとり、それぞれの場所での母の状態を聞きながら薬の調整をして、現在は始めの頃よりはかなり落ち着いて来ています。家に居る時は、主人と私とで見守っています。ストレスがたまる事もありますが、3人でなんとか楽しくやっています。日々勉強です。
7.
認知症に自分がなったら安楽死させてほしい
周りに迷惑かけてまで生きたくない
こわい
8.
どんなホラー小説よりもゾッとした
9.
ピック病と認知症は違うんか?
なんか、よくわからんけど、凄い状況になってましたね。
10.
本人はケロッとしてるようだけど下手なホラーよりグロくて読んでいて気分が悪くなった。
でもこんなぶっ飛んだ行動取ってしまう人が普通に街中歩いてるのかと思うと怖い。
寝たきりの介護も大変だけど身体は元気で頭が怪しくなると家族はもっと大変だね。
たまに見かけるキレる老人や徘徊老人も今後どんどん増え続けるんだろうなあ。
11.
ピック病以外でも認知症進行による痛みを感じなくなる例は多く、しかも重篤。
泌尿器科の雑誌の論文で指示に従わない老人に腹を立てた職員がその患者の股間に膝蹴りを入れたが、入浴かおむつ交換の際に異常に腫れていたので調べたら精巣破裂していたという報告があった。驚くことに本人は何の自覚症状が無かったということだ。男なら絶対に信じられない。
12.
すまん。
血を見るのがダメなので、読んでいたら血の気が引いてきて、途中でギブアップ。
13.
これ、介護している御本人が辛すぎるだろう。年取って、こんなになってまで、医学の力によって生かされていく。健康な御本人が健康的な生活を送れない。科学の進歩は人間の一生を歪んだものに変えてしまっているような気がする。
14.
もし自分が将来こうなってしまう事が事前に分かるなら、その前にコロッと逝きたいね。介護する側もされる側も、あまりに辛すぎる
15.
苦痛というものを全く感じないならそれはそれで幸せかもしれない。
家族や身内にとっては迷惑だろうけどな。
16.
急性期病院は死にそうじゃない患者を入れておかないんだよ。それにお金は有限であって、バカ高い医療費を投入する社会的メリットが無いんだよ。
17.
邪魔だからと皮膚をジョキジョキ…。恐ろし過ぎる。
18.
心も身体も痛みがないのは、安楽死を望む自分には羨ましい。本人にとって幸せかどうかはわからないが。セルフ安楽死に近いかな。
19.
読んでいるだけで、恐ろしくて、
私だったらどうしただろうかと考え込んでしまった。
ピック病って初めて聞きました。
20.
惨極まり無い・・・ご本人も、ご家族も~更に惨極まり無いのは、この状況が増加こそすれ、減る事は人口が半減でもしない限り・・・ねェ、視野極く狭の、上野 千鶴子女史サマ。
21.
そんな手のかかる患者を入院させると、市民病院は権利意識の強い看護部に支配されてるから入院させた医師が非難されるので入院させないのです。そんな介護で手間のかかる患者を面倒見れるほど病院は暇ではない。
22.
ずっとこれがYahooのトップページのおすすめの一番上に出ていて本当に不快です。表示しないようにできませんか?
23.
身内がグループホームに勤めていた時。

入居者のピック病のお爺さんが入浴中自分で
自分の陰嚢をバックリ引き裂いたそうです。

痛みは感じてなかったらしいが、興奮して大暴れしていたので、病院連れていくのも力づく、
病院で処置(縫う)のも無理だったそうな。

結局その陰嚢は縫合出来ないから医療用テープでそうっと止めて、暫くしたらくっついた!
というお話もあります、、。

世界中の関係者御一同様、
心からお疲れ様です。ああ、、。

24.
うわ!大怪我 想像しただけでも意識失いそう泣
25.
リアルに凄く怖いです。
私自身が持病の入院中で、同じフロアに認知症の患者さんも、結構な人数が入院してるので心配しました。
26.
壮絶・・・申し訳ないが読んでいて気持ちが悪くなった。
27.
他人事なのに目の前が真っ暗だか真っ白になった気がした。恐ろしい。何が? 何がかするわからないけど、とにかく怖かった。
28.
これ、この間も読んだ。
二度と見たくないと思ったのに。
29.
う、うわああ
30.
読んでて気が遠くなりそうだった…。


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