ポルシェ「935」は伝説的なレーシングカーの1台だ。1976年にポルシェ「911ターボ」をベースとするFIAのグループ5規定のレース用車両として登場し、
それから数年にわたりレース・シーンを席巻した。デイトナとセブリングの両24時間耐久レースではそれぞれ6回ずつ優勝、ル・マン24時間レースはクレーマー・レーシングが1979年に制している。その935が現代のマシンとなって蘇った。
ポルシェは米国カリフォルニア州モントレーのラグナ・セカ・レースウェイで開催された「レンシュポルト・リユニオン」で、新型935を発表したのだ。
ベースとなっているのは現行の「991.2」型と呼ばれる「911 GT2 RS」だが、ボディのほとんどが軽量化とエアロダイナミクスに貢献するカーボンファイバー複合パネルに置き換えられ、全長4,865mm × 全幅2,034mm(サイドミラーを含む) × 全高1,359mmというサイズは、911 GT2 RSと比べると316mm長く、56mm幅広い。
ボディが大型化したにも拘わらず、車両重量は1,380kgと90kg軽くなっている。赤く塗られたエアロ・ホイールも、もちろん935/78を模したもの。
幅1,909mmの巨大なリア・ウイングは「919ハイブリッド」のようにエンドプレートにLEDライトが組み込まれている。フロント左右のエア・インテークには4連LEDヘッドライトが備わる。
ロールケージが溶接された車内は、レカロ製バケットシートや6点式ハーネス、コスワース製のデジタル・メーター、そして助手席側の足元に軽量リチウムイオン電池が装備されている。
クイック・リリース式のカーボンファイバー製ステアリング・ホイールには、ピットレーン走行用のスピード・リミッターも備わる。エアジャッキや消火システム、エアコンも搭載されている。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181007-00010000-autoblogj-ind
みんなのコメント