レオパレス施工不良”で東海地方の住民やオーナーも不安や怒り→もう駄目でしょ。

「レオパレス２１」の物件の施工不良の問題。既に一部の入居者にはレオパレス側から引っ越しの要請が届いていますが、東海地方でも入居者に加えて、物件のオーナーからも不安や怒りの声が上がっています。

愛知県豊橋市の小松ケイさん（８５）。およそ２０平方メートルの１ルームに家具付き。服を収納できる大きなクローゼットがついて、１か月の家賃は３万８０００円。お気に入りの部屋です。

しかし今、この物件をめぐり「問題」が浮上しています。

小松さん：
「どうなるのかね。ここは大丈夫かな？とは思いました」

Q.レオパレス側から連絡は？

小松さん：
「何にもないです、何にもないです、私のところには。どうしよう…結局ちゃんとしてもらわなきゃいけないけど…」

小松さんが住む物件は、「レオパレス２１」が１９９８年に建てた「ゴールドレジデンス」、施工不良の可能性があります。

２月７日、レオパレスは１９９６年～２００１年に建てられた「ゴールドレジデンス」を含む、全国およそ１３００の物件で、「施工不良がある」と発表しました。

施工不良は主に３つ。「外壁」の材料が耐火基準を満たしていない点、部屋を仕切る「界壁」の遮音性能が基準を満たしていない、そして３階建ての場合に天井の板が「２枚」必要なのに「１枚」など、耐火基準を満たしていない材料が使われている点です。

中でも天井は、火事が起きた場合の「危険性が高い」として、施工不良がある物件の入居者７７８２人については３月末までに引っ越すよう要請をはじめました。

奈良県にあるレオパレス。

転居要請があった入居者：
「ほんとうにきょう、（電話が）いきなりかかってきたもんで…『手紙送ったんですけど』って」

奈良県内の入居者へレオパレスから一方的に送られてきた手紙には、『天井に施工不良があり、来月末までに引っ越してほしい』と書かれていました。

入居者：
「僕自身も仕事が結構忙しいので、３月末までって書いてあるんですけど結構急かなって。住むところなので、ご飯作る時も火を使ったりとか、こういう寒い時期だったらコタツを入れたりするんで、やっぱりその時、もし何かあったらと考えると騙されたというか」

さらに、この物件の別の男性にも、引っ越しの要請が届きました。

別の入居男性：
「引っ越し業者もないらしいんです、いまみんな忙しいみたいで。それができないのに、そのまま出て行けというのは一番おかしいんじゃないかなと思いますけど」

引っ越し費用のほか、次に住むアパートの家賃５か月分などは補償されるということですが、引っ越し先も、引っ越し業者もメドはたっていません。

別の入居男性：
「何もできないです、現状。その辺で寝るしかないんじゃないですかね」

不安を抱えているのは入居者だけではありませんでした。名古屋市中村区にあるレオパレスの「オーナー会」代表・前田和彦さん。

今回の問題を受け、各地のオーナーや報道機関から電話が相次いでいました。

ＬＰオーナー会 前田和彦会長：
「怒りしかないですけど、はっきり言えば詐欺ですよね」

引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190213-00020883-tokaiv-bus_all

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