3年契約最終年の巨人・高橋由伸監督(43)について、山口寿一オーナー(61)=読売新聞グループ本社社長=は続投支持を表明しているが、球団の“公式見解”は「来季監督は未定」であることが、21日までにわかった。
同日のヤクルト戦(神宮)は突然の中止。雨が上がらず、当初予定より30分遅れの午後6時半にプレーボールがかかるはずが
、開始時間が来た途端に中止がアナウンスされた。ファンはもちろん、両軍ベンチにも事前通知はなく、球場全体があっけにとられた。
急失速で4位に勝率5毛差まで迫られた巨人には、この日も敗れれば、神宮名物の“どこよりも近いヤジ”が飛びかねなかったが、急転直下のノーゲーム。
カッパ姿のG党がまだ事態をよく飲み込めないまま、指揮官を無言で見送るシュールな光景が広がった。
現場は無風で済んだものの、山口オーナーが高橋監督に来季続投を要請する意向を表明した12日以降、わずか1勝のふがいない戦いぶりに、ファンの不満は募るばかり。腹に据えかねた都内在住の30代男性が今週、球団事務所に電話で続投への疑義をぶつけたところ、意外な答えが返ってきたという。
「オーナーの考えは先日の報道の通りですが、来季については全くの未定になっています」
確かに山口オーナーは続投要請について「監督とはまだそういった話もできていない。これはあくまでも私の一方的な考え」と断りも入れていた。
それでも「シーズン終了後に正式要請をする見込み」、「(高橋監督は)要請を承諾する見込みで4年目のシーズンは、これで既定路線」といった報道に接したファンが、続投は確定的と受け止めても仕方ない。
しかし球団側はあくまで「白紙」を強調。「(山口オーナーは)来季について考えていると思うが、続投に関しては未定としかお答えできません」と明言したという。
他の複数のファンも同様の回答を得ており、球団としての見解がマニュアル化されたとみられる。
より早い段階で電話を入れたファンには「ご意見として報告させていただきます」という対応だったというから、わざわざ「未定」と答えるようになった変化は興味深い。やはり球界の一寸先は闇なのか。(笹森倫)
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180922-00000017-ykf-spo
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