中国代表指揮官のマルチェロ・リッピが1日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、来年1月のアジアカップ終了後に退任する意向であることを明かした。
イタリア代表監督として2006年ドイツ・ワールドカップを制した名将リッピは、広州恒大の指揮を経て、2016年10月に中国代表監督に就任。ロシアW杯出場を目指したが力及ばず、アジア最終予選グループAで5位に終わり敗退した。
リッピはその後、中国サッカー協会から2022年のカタールW杯に向けて契約延長の打診を受けたことを認めつつ、オファーを固辞したことを明かした。70歳のイタリア人の名将は、休養期間を経たのち、改めて代表監督として復帰を目指す。
「協会からカタールまでの4年半の契約を提示された。だが今後の見通しを考えた上でも、引き受ける気分になれなかった。クラブ監督としてのキャリアは完全に終えたつもりだ。(イタリアに)もう少し近いヨーロッパや中東などの代表チームを検討するかもしれない」
■名将リッピが振り返る過去の失敗
またリッピは過去を振り返り、ドイツW杯優勝後、イタリア代表監督の座を退任したことを悔やんだ。また後任となったロベルト・ドナドーニの解任後、2008年に復帰を決めたことも失敗だったと告白。グループリーグ敗退で終わった2010年南アフリカW杯での指揮を後悔した。
「退任するべきではなかったし、その後、復帰するべきではなかった。世界タイトルを獲得した後、退任したのは間違いだったと考えて復帰したのだが、
2度にわたって重大な過ちを犯してしまった。そして南アフリカで3度目の過ちを犯した。情に流され、一部の選手がすでに力を出し尽くしてしまっていたことに気付くのが遅れて選択を誤った。
それに(ジャンルイジ)ブッフォン、(アンドレア)ピルロを失い、(ダニエレ)デ・ロッシもふくらはぎにトラブルを抱えていたことは大きな不運だった」
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181102-00000009-goal-socc
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