少子高齢化が進み人手不足が深刻化しているいま、さらにその動きを加速させるようなことが起きています。日本に進出してきた中国企業が、待遇の良さで日本人を取り込もうとしているのです。

給料がいいのは当たり前で、無料の社員食堂や会社持ちでの豪華海外旅行まで。好待遇で日本人を“ゲット”している中国企業の戦略を取材しました。

求人に“年齢制限なし” 決め手は“高い給料”

大阪市内にある、壁に大きなクマの絵が描かれたビル。ここは商社の「大熊物産」。設立は2014年で、社員は日本人と中国人を合わせて約40人(日本人15人)。社長は中国人です。中国人に人気のある日本製の化粧品や日用品、薬などを中国向けに輸出しています。

商品の仕入れを担当するのは、ほとんどが経験豊富な日本人バイヤーで大熊物産への転職組です。ベテランぞろいのこの会社、求人では年齢制限を設けていないそうです。2人にお話を聞きました。

Q.こちらに転職してきた?
「そうです。今年の1月」(日本人バイヤー)
Q.決め手になったのは?
「やはり給料が高かった。よそに比べて」
Q.間違いないですか?
「間違いないです」

Q.前職は?
「某大手ドラッグストアチェーンで10年以上働いていました」(日本人バイヤー)

Q.この会社ではそのスキルを生かして?
「そういうことですね。店舗に入っているころから、海外の方とやり取りしていたので」

Q.待遇面はいかがですか?
「よくしてもらっていると思います」

Q.満足ですか?
「家族を養っていける程度は、全然余裕だと思います」

日本の流通を熟知した日本人バイヤーが商品を仕入れますが、中国の顧客とやりとりして仕入れる商品を決めているのは、新卒採用された若手中国人社員たちです。若手社員にも給料について聞いてみると…

Q.日本企業でも就職活動をして、お給料は全然違いますか?
「こっちの方が少し高いと思います。よかったです」(新卒の中国人社員)

「日本企業では新卒だと月給が18万円程度ですが、我が社では月給24万円にしています。そこからさらに毎年、月給が2万円ずつ上がるようにしています」(大熊物産 陳竹林社長)


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ネットの反応

1.
転職に寛容なお国柄(日本)なら中国企業の待遇に魅力を感じる。人材は流動的で有り固定される物ではないと言う理屈を社内の異動だけではなく外の世界にも視野を広げて欲しいものです。

外資系企業は、日本企業にない視野があるから日本で生活する上では難しい選択だよ!

2.
有給さえとらせない日本人経営者を野放しにしてきたつけ、日本人が日本人を大切にせず中国人が大切にしているように見せかける。労働行政の怠慢、財界の傲慢が招いた結果
3.
このニュース、真偽のほどをちょっと疑った。
社長の名前が陳竹林って。
チンチクリン(・_・;
冗談ニュース?
4.
だから、これが5年前に日本から中国企業に鞍替えした私の理由。
5.
10年ほど前に「完全実力主義。年功序列はない。」と豪語していた企業に就職したことがあるが、実際の給料は完全年功序列だったな(笑)
ダメな日本企業の典型だよね。
6.
今や日本は、国も企業も完全に中国に出し抜かれていますね
それでも中国人など信用出来ませんけど
7.
いつかこうなると思ってた。
中国本土から見れば、日本の方が優秀な安い人材がごまんといる。これから一斉退職を迎えるシニアも確実に狙われる。
8.
大熊物産の社長さんの名前、珍竹林(ちんちくりん)って本名なのかな?
9.
日本のダメな点は官僚の待遇を基準にすること。
霞が関がブラックだから、民間はもっとブラック
でも構わないと思っている。
10.
中国人は待遇が悪いと、すぐに他の好待遇の会社に転職しちゃうからね。
その結果、中国企業は人材流出を阻止するために好待遇になったのだろう。
人材の離職率が高いことが中国企業の不安定な
ところであったが離職率が低下すれば日本企業が中国企業に勝つ要素が減っていくと思う。
日本人は中国人ほど待遇にこだわる人が少ないし、転職も転職先で収入が上がるケースは稀なので中国人ほど簡単に転職しない。
好待遇に引かれて中国企業に入ったからには、
中国人のようにころころ転職し根なし草のような人生を送ることになる、当然需要が無ければ低待遇に妥協して落としていくしかない。
そのような生き様が果たして普通の日本人にできるのか。
不安定な相当ストレスのたまる生き方だと思う。
公務員が若者に人気があるのはやはり安定を求めるから。日本企業もまともな企業は待遇改善よりも安定した雇用を優先している。
11.
随分提灯持ちなコメが多いけど、
給料の増減が簡単にできるんなら日本企業でもできる話。
日本は正社員の給料を下げるのが面倒だから低空飛行になる。
中国企業が都合が悪くなったら撤退すればいいだけの話ですからね。
12.
自壊日本の労働者にはとてもありがたい話なんじゃないの。
13.
日本企業は更に賃金を抑えようと
政府に外国人労働者をオネダリ。

ダメだこりゃー

14.
日本の給料のほうが社会主義的でどこも同じようなものでは?
15.
給金の為に日本を売る。
金の亡者。さぞ、中国人と気が合うでしょうね。
売国奴。


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16.
いろいろ不平はあるけど、一言。
世代が若くなるにつれ仕事ができない、しない人が増えている。
17.
日本は公務員が日本一のブラック職業と言われるぐらいだからな
あらゆる技術者にとっても海外企業の方が待遇が圧倒的に良いし、日本の技術が盗まれていくのも当然の結果だね
国も政府も企業も一切対策をしてないからね

日本が衰退するのも仕方ない

18.
やっぱ日本の中小企業見ると待遇が物凄く酷いから、出来る人は待遇の良いところに行っちゃいますよ
現に若い研究者は海外の大学に行くようになったし、海外で生活している人が日本アンチになっているブログを幾度となく見る機会が増えてきたな
もう今からでも若い人はどの国に行っても困らないスキルを身につけて海外暮らしをした方がいいよ
記事にある中国だけでなく、韓国でもLINEで日本のSNS市場を占領できたし、eスポーツ先進国でKPOPも欧米で人気が高くなってきたから韓国にも負けているんじゃないかな
19.
日本企業との違いは、新卒神話の有無、これが大きいでしょう。
白紙から自社の色に染め込んでいくことを好む日本の経営者は
異質な色を上手く組み合わせて新たな魅力を作り上げることを
苦手としています。
人手不足人手不足と言いますが、中途採用で中高年を採用する
のは、即戦力の実務経験者のみというのが日本企業の実態。
短期間で戦力化していくノウハウを身につけ、中途採用を活用
出来ない会社は人手不足での業績悪化になっていくのでしょう。
20.
まあ、そのうちアメリカの方針で中国企業は追い出される。
21.
この企業関係のニュース、既に日本の企業が棄ててしまった良い所をしっかり守っている所に共感します。

世界中何処でも厳しい中、最低限でも福利厚生等を遵守する事は大事です。

22.
中国共産党は嫌いだが、中国の企業のこういった所は嫌いではない。むしろ凄いと思わせてくれる。日本人以上に環境を重視するところがあるみたいですね。食事などもそうですが、
職場環境も社員の自由度を認めたりと、日本より緩かったりするところもある。勿論、結果が出ないと即クビなドラスティックなところも中国人らしいけど、人材を大事にする点では日本より上かもしれないなと思えて来ますね。
ファーウエイみたいに政府とつるんで何かやる怪しさが物凄く残念ではありますが、こういう事をやり切れる中国企業はやはり侮れないかと思います。
23.
社員獲得競争がグローバル化している中で、日本では安定雇用が強みだった。
対して中国だけでなくアメリカも実力主義で、
若手でもしっかり給与を出すが、解雇にもシビア。
日本は安定雇用を捨てつつあるが、解雇もしやすくする労働者に最悪の制度になりつつある。
雇用で国際競争に負ける日本企業にならないことを祈るばかり。
24.
GDPはもう中国の方が上だからね。
これは当然というか日本企業がいかに人件費削ってるかだよな。
25.
日本の企業も、利益還元を考えて行かねばもう、人材は集まらないという事だろ。
ある程度のベースアップを望む。
26.
日本は従業員に還元せんからなーw
27.
米中関係を見ていたらとても中国企業に就職しようなんて思う日本人はいないだろうが、中にはおつむの弱い日本人は中国企業に就職するのだろうな。
米中関係は今後ますます悪化して、日本も中国への進出には米国が控えるようにいってくる可能性が高い。しかも電子機器にスパイウェアーなんかを忍ばせ海外に売り捲くっていた事実も暴露され、中国経済は今後ますます悪くなる一方だ。
中国は数年以内に財政破綻し、中国企業は大量の従業員をリストラすることになるだろう。
28.
背に腹は変えられん言うても乗る奴はあんぽんだろ。
29.
老人だらけの議員 自分と孫ばかり厚遇し
働き手から 税金ばかりむしり取る
こんなバカな政府 ハンパない
30.
これ、「日本で日本企業よりも良い待遇をチラつかせれば、中国国内で得られる人材と同等かそれ以上の人材を『格安で』ゲットできる」ってところに注目したほうがいい。
中国にとって日本は既に「人件費が安い国」であり、日本人は「中国人よりも安く雇える人材」であるという現実を、もっと危機感をもって受け止めるべきだ。

この流れが加速すれば、いずれは百貨店やスーパーなどの小売で働く労働者までもが中国企業に奪われるだろう。今の日本は、コストコが地方で時給1200円で求人を出せば応募が殺到し、最低賃金1500円が「非現実的」とされ、それを唱えた人々が非難を浴びる貧困国だ。

全従業員の7割以上を時給1000円やそこらでフルタイムで働く非正規が占めている日本の小売相手に、中国企業が時給1500円を掲げて進出すれば、現在日本国内で頻発している「労働者不足による倒産」が起こり、瞬く間に日本の小売業は滅びるだろう。


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