「ワールドシリーズ・第3戦、ドジャース3-2レッドソックス」(26日、ロサンゼルス)
ドジャースがシリーズ史上最長となる延長十八回、7時間20分の死闘を制してシリーズ初勝利を挙げた。ドジャースの前田健太投手(30)が同点の延長十五回から7番手で登板し、2回1安打無失点、5者連続三振の快投を披露した。
両軍合わせて46人が出場。野手全員を使い果たした総力戦をものにしたのはドジャースだった。2-2で迎えた延長十八回。先頭マンシーがフルカウントからの7球目を左中間席へ叩き込んだ。
前田も勝利に貢献した。114回を数えるワールドシリーズで史上最長となる延長十五回のマウンド。試合開始から6時間が経過した午後11時すぎ、7番手で登板した前田は先頭打者を内野安打で出すと、次打者に四球を与えて無死一、二塁のピンチを背負った。
敵地で2連敗を喫した後の本拠地での第3戦。絶対に負けられない一戦で前田が意地を見せる。バスケスの投手左へ転がした打球を素早い動きで処理すると、迷うことなく三塁へ送球し封殺。
1死一、二塁とすると、レオンをチェンジアップで空振り三振に仕留める。最後は首位打者ベッツを渾身のスライダーで見逃し三振に打ち取ると、マウンドを降りながら力強くこぶしを握り、2度吠えた。
十六回も続投した前田は最速151キロの直球とキレのあるスライダーとチェンジアップで敵を翻ろうして三者連続三振斬り。前のイニングから5者連続三振の離れ業をやってのけ、マウンド上で雄叫びを上げた。
前田は「ノーアウト1、2塁を招いたときは焦ったが、自分の投球できよかった」と安ど。三塁封殺の場面は「三塁でアウトをしにいった。ギアが入って集中できた。送ってくるか分からなかったが、やらせてアウトを取ろうと思った」と胸を張った。
7時間超の死闘。両軍、戦力を使い切り、エースのカーショーも代打で登場した。勝つか負けるかでは、天と地の差。前田は「こっちはリリーフが残っていたが、いつ終わるのかと思った。終わって良かった」と、大きな1勝を喜んだ。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181027-00000087-dal-spo
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