北朝鮮の対外宣伝サイトが韓国戦争(朝鮮戦争)当時に国軍と国連軍のソウル収復を記念する行事が開かれたことに対し、「情勢緩和に逆行する行為」と非難した。
先月29日、ソウル市庁広場の前では海兵隊司令部主管・ソウル市後援の第68周年ソウル収復記念行事が開催された。
国軍と国連軍は1950年9月15日に仁川(インチョン)上陸作戦に成功した後、同月29日にソウルを奪還した。海兵隊は毎年9月、ソウル収復を記念する行事を開催している。
北朝鮮の対外宣伝サイト「わが民族同士」は6日、「慣例という看板の下で行われた対決道化劇」と題した論評で
「平壌(ピョンヤン)共同宣言採択で和解と団結の熱気が高まっている時にソウルの真ん中で我々を狙って開いた今回の道化劇は和解と平和を目指す現情勢の流れに逆行する行為」と主張した。
続いてチョン・ジング海兵隊司令官の記念演説について「情勢の変化に関係なく反共和国対応態勢をよりいっそう強化する企図を表した」と非難した。
さらに「向かい合って座った時は和合と平和を云々し、背を向ければ対決と敵対感を鼓吹する南朝鮮当局の矛盾した行動は内外の非難を免れないだろう」と強調した。
チョン司令官は記念演説で「首都ソウルを奪還するための多くの人々の崇高な犠牲を忘れず、その精神を受け継いでいくことに最善を尽くす」とし
「安保状況の変化の中でも海兵隊は未来の戦場様相と多様な脅威に対応する『護国忠誠海兵隊』として発展していく」と述べた。
別のサイト「メアリ(こだま)」も「現情勢の流れに逆行する対決道化劇」と題して論評し、「南朝鮮軍部が慣例を云々して開催した今回の反共和国対決道化劇は、今日の南北関係改善の雰囲気とはあまりにも対照的だ」と主張した。
また「北と南が互いに手を握って前を見ながら平和と繁栄のために共同で努力すべき重要な時期に、『慣例』を叫びながら恥かしい同族対決の過去を賛美するのは、こうした歴史を繰り返そうとする内心を自ら表したも同然だ」と非難した。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181006-00000004-cnippou-kr
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