NASAのジェット推進研究所(JPL)は7月2日、NASAの宇宙望遠鏡「ハッブル」や「スピッツァー」を使ったBjorn Benneke氏らによる研究によって、系外惑星の大気組成を初めて詳細に観測したと発表しました。

観測の対象となったのは、「かに座」の方向およそ97光年先にあるM型の恒星「GJ 3470」を3.3日で公転している系外惑星「GJ 3470 b」です。

GJ 3470 bは主星であるGJ 3470にあまりにも近いため、加熱された大気が宇宙空間に脱出し続けていると見られています。

今回Benneke氏らは、GJ 3470 b(系外惑星)がGJ 3470(主星)の手前を横切る「トランジット」を12回、主星の後ろに隠れる「食」を20回に渡り観測。

その様子を「分光法」という光を波長ごとに調べる手法を用いて解析することで、GJ 3470 bの大気組成を調べることに成功しました。

その結果、当初は水蒸気やメタンが存在する海王星のような大気(酸素や炭素といった比較的重い元素を含む)が予想されていたものの、実際には水素やヘリウムといった軽い元素でできた、太陽系では木星のような大気を持っていることが判明しました。

主星の非常に近くを公転する木星に似た系外惑星は「ホット・ジュピター(熱い木星)」と呼ばれています。

木星のようなガス惑星は主星よりも離れたところで形成されると考えられており、ホット・ジュピターは誕生後のガス惑星が主星の近くまで移動したものであるとされてきました。

しかし、岩石のコアを持つと予想されているGJ 3470 bはそのような移動を経験しておらず、今日観測されている場所で誕生したと見られており、太陽系の惑星とはまた違った過程を経て今の姿になったようです。

Benneke氏によれば、太陽の半分の重さを持つGJ 3470がまだ若いうちに原始惑星系円盤から水素やヘリウムを急速に取り込んだとすれば、GJ 3470 bの大気組成の謎を説明できるといいます。


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ネットの反応

1.
水星か金星のような軌道にある土星か木星ですか。
2.
水素は軽すぎて宇宙空間に拡散しやすい性質で重力が強くないと惑星内に残れない。GJ3470bの大気組成に水素が存在するということは重力が強い可能性がありますね。
これと似ている木星と土星が非常に強い重力の関係で金属水素が存在するのでGJ3470bにも金属水素が存在するかも知れません。
3.
主星に非常に近いところを公転しているのに、水素とヘリウムで大気が構成されている事が 凄まじいのでしょうか?

見出しからの想像とは かけ離れた内容でした。

4.
そんなとこ行ったらしんじゃう(゜ロ゜)
5.
そもそも常識とは人間が勝手に作ったモノだし。
宇宙はロマン!
数字の桁数が多くて想像できないけど。
6.
97光年先の恒星の惑星か。今の人類の科学技術では1光年移動するにも4千年くらいかかる。行くのに有人ではとても無理だ。無人でも途中でトラブるだろうから、まず無理だな。
それと、光速を超える速度は机上ならまだしも現実的には考えられないからワープなんかもムリ。記事が果たして本当なのか実際に行って確かめたいとこだが、どうも難しそうだ。やはり我々は見てるだけ…そう考えると夢がなくなるが、これが現実だ。しかも、銀河系レベルで見れば、これでも点ほどの距離…う?む、宇宙はデカ過ぎる。
7.
「お星さまになった」
という表現があるが
こんな星は ちょっと嫌かも(笑)
8.
どこが凄まじい大気組成なのか分からない。木星と組成が似ているなら「太陽系の常識が通じない」ではないのでは?
9.
やっぱ宇宙ってロマンの塊だな、、、
どれだけ先の未来かはわからないけど、いつの日か宇宙人と人間が出会う日が来ても全然おかしくないと思う、、、
10.
こんなに離れていて、観測だけで良く解析出来ますね

でも、地球基準の常識は所詮人間の考えうる枠の中の事
地球では生物の枠にはまらないけど、何かしら活動している存在が居るかもですね

それこそ星の数ある中で、地球と似た環境が出来る事の方が奇跡だとは思う

まして地球人と似た生物が誕生して、惑星間通信や移動が出来る可能性や確率はどれ程なのか

11.
こんなもん調べるより、地球を救う術を調べて欲しい。
12.
よくわからないけど、ロマン
13.
すごいね。
14.
太陽系の常識は宇宙の非常識
15.
確かめられないから何とでも言える。


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16.
ちょって何言ってるかよくわからない!!
17.
97光年ね。人類の力だけでは行けない距離ですね。
18.
これが現地調査でなくて、地球で分析してるって事が凄すぎるんですが
19.
宇宙望遠鏡ってそこまで信頼できるんか?
20.
なんだか
さっぱり
わかりません・・・。
21.
望遠鏡を覗いただけでそこまで言い切ることがすごい。ほんまかな。
22.
太陽系内でも水素とヘリウムの惑星の方が多く存在する。
地球以外で酸素があるのは木星の衛星ガニメデと土星の衛星ディオネに極薄い大気があり、酸素100%である。
土星の衛星レアと木星の衛星エウロパにも酸素が主成分の大気が存在する。
23.
太陽系の常識は誰が知ってるんだろう。
24.
地球から約97光年先にある太陽系外惑星GJ 3470b!
大きさが海王星と同じくらいで恒星に近い位置を周回してるからホット・ネプチューンとされることもあるんだよな。

で、恒星と近距離にあるせいで、熱放射で加熱された大気がどんどん蒸発してなくなってってる。
このまま質量が減り続けると、徐々に縮小してってミニネプチューンに…

なんかもったいないよーな気がしてしまうなーw

25.
そう言われましても・・・
26.
まあ、生命はいそうにないかな。
いたらいたで面白そうだが。
イスの偉大なる種族みたいなの、とか。
27.
木星でさえ 大気層500km
表面温度ー140°c 風速360km/h
想像してみたが凄すぎてよく解らない


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