◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日(23日)◇利府GC (宮城)◇6534yd(パー72)サスペンデッドとなった第2ラウンドの残りが再開された日曜日。第2ラウンドのホールアウト後に、蛭田みな美がスコア誤記(過少申告)で失格となった。
マーカーが記入したスコアカードには、13番(パー4)のスコアが「4」と記入されていて、蛭田はそのカードに署名をしたが、実際のスコアは「5」。蛭田は「ぼーっとしていました」とミスを認めた。
これで、今季の国内女子ツアーでのスコア誤記は5回目となった。日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の松尾恵理事は「競技委員は選手に厳重注意したと聞きました。
すぐに選手セミナーなどで全選手にも注意喚起をしていきたいし、個別選手への対応も委員会で方針を決めたい」と眉をひそめる事態となっている。
近年は、トーナメント開催中の競技委員の呼び出し回数も増えている。「最近はキャディにまかせっきりの選手が多い。『ラフもスルーザグリーン(*)ですか?』って聞く選手もいます」と松尾氏は嘆く。
2016年のプロテスト2次予選では、台湾の選手がルールテストで不合格となり、最終プロテストに進めないという初めての事態も起きた。ルールを知らないということは、罰を受けるだけではなく、プレー時間の遅延にもつながる問題だ。
1968年の「マスターズ」では、スコアカードの誤記で優勝をふいにする大事件も起きた。自分のことは、自分で責任を持つのがゴルフの原点。
ゴルファーの模範となるべきプロならば、ルールをよく知ることも、スコアカードをしっかり確認することも、すべてのゴルファーの見本となる行いが求められるはずだ。(宮城県利府町/今岡涼太)
(*) スルーザグリーン:「スルーザグリーン」とは次のものを除いたコース内のすべての場所をいう。
a.プレー中のホールのティ―インググラウンドとパッティンググリーン
b.コース内のすべてのハザード今岡涼太
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180923-00000007-gdo-golf
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