妊娠初期の症状においては、胸の張りが現れる妊婦さんもたくさんいます。加えて、胸が張るのに加え、痛みも感じたり、痒みを生じたりすることもございます。
生理中にも胸が張る方もたくさんいますが、妊娠初期の胸の張りと、どういった違いが出て来るのかご紹介していきます。
目次
妊娠初期の胸の張りとは
妊娠初期の症状においては、胸の張りに見舞われる妊婦さんはよく見られます。生理中の胸の張りと一緒で、以下の様な症状がございます。
・胸全体が張った感覚になる
・乳首の周囲が変な感じがする
・乳首が服等に当たると痛みを伴う
・胸の張りだけに限らず、かゆみも感じる
といった症状が見られます。妊娠初期だけに限らず、妊娠中期や妊娠後期にも見られる症状なんですけど、人それぞれで胸の張り方は違ってきます。生理中の胸の張りにそっくりの方もいらっしゃいます。
妊娠初期と生理中の胸の張りの違い
通常は生理中の胸の張りとはちょっと違う傾向にあります。当然それほど違いがないと感じる妊婦さんもおりますが、ほとんどの妊婦さんは月経時に比べて胸の張りが強く生じます。
ホルモンの関係により、より強く胸の張りを感じる傾向が高くなります。
妊娠初期の胸の張りを阻止する方法は?
あいにくですが、妊娠初期の胸の張りそのものを阻止する方法は何一つございません。妊娠初期の胸の張りに関しては特に不安に思うことはありませんので、自然のままで胸の張りが落ち着くまで待った方が良いでしょう。
とは言え、痛みに見舞われるケースでは、ちょっぴり痛みを引き下げることは可能なので、次に挙げる方法にトライしていきましょう。
妊娠中期や、後期と母乳を出す準備段階になった頃に、マッサージしてもらえる産院や指導を行う産院は増加していますが、妊娠初期にに関しては特にマッサージなんかで胸の張りを食い止めることは不要です。
胸の張り、痛みを和らげる方法
胸の張りや、痛みがもたらされるケースでは、服にこすれたり、入浴中や、体を洗ったりするだけで、キツイと思います。
ちょっとでも痛みを和らげるためにも、とにかく下着類に気を付けていきましょう。
肌着に気をつけて痛みを緩和する
・締め付ける強さが弱い下着を身につける
・ワイヤー無しのタイプを活用する
・マタニティ専用のブラジャーを活用する
・サイズが大きいブラジャーに変更する
・下着の材質をお肌に対しての刺激が少ないタイプを使う
服の擦れなんかで痛みが強烈なケースでは、家にいるときだけでもブラジャーを付けずに生活する等すると、痛みが最小限に軽減できます。
どうしてもブラジャーを着用できないくらい胸の張りや痛みを伴うケースでは、ブラトップと言われるブラジャーとキャミソールが一体化しているタイプを着用してみることも効果が期待できます。
胸を温めすぎないようにする
胸の張りというのは、入浴なんかで身体を温めることによって、胸の張りが強くなる場合もあります。胸の張りが強烈、痛みが酷いケースでは高温の湯船に入ることは止め、低めの温度のお湯に浸かるくらいにしてください。
加えて、シャワーで済ませることも、胸の張りを酷くさせないでしょう。
胸を洗うケースでも強くこすらないで、柔らかめのタオルだったり手でやさしく洗うと悪くはないでしょう。
胸を冷やす
乳房や乳頭につきましては、デリケートな部位ですので、痛みを伴った場合でも刺激を与えるというのは逆効果となるのです。
炎症の原因となることもあり得ますので、痛みがひどいケースでは冷たいタオルで胸全体を冷やした方がいいでしょう。
痛みが薄くなるくらいまで冷やします。けれども、行き過ぎた冷やしすぎには気を付けてください。
妊娠初期に多い胸の悩み事
・胸が痒くなる
・乳首にブツブツしたものが現れた
・胸の張りがいきなり消え去った
・一人目の妊娠した時と二人目の妊娠した時で胸の張り方に差がある
というような、胸の張りだけに限らず、胸の変化も一部にはございますから、おのおの確認していきましょう。
胸が痒くなる
胸の張りと一緒に、胸に痒みが生じる妊婦さんもいるわけです。妊娠中に体の色んな所にかゆみが生じる妊娠性掻痒疹(にんしんせいそうようしん)かも知れませんが、乳頭部分の皮がむけたり、湿疹がでるといった症状が引き起こされるケースがあります。
胸が痒くなる原因
かゆみが生じる原因はたくさんありますが、妊娠線が現れる前のサインだったり、乳首をふさいでいる皮脂がめくれる、あるいは乳首に溜まっている老廃物といったものが原因になっています。
胸の痒みの対処方法
乳首部分を清潔にすることと、保湿を行なうことによって症状は良くなっていくので、さっそく試していきましょう。
そういった対策によってかゆみが解消するケースや、改善していくケースでは良いと思いますが、かゆみが強く不安なケースでは医師の診察を受けた方が良いでしょう。
マッサージは控え、化粧水なんかで水分をしっかりと付与し、保湿クリームを塗ることによって非常に痛みを低下させることができます。顔のお手入れと同時に試していきましょう。
乳首にブツブツができる
胸の張りと一緒に、乳輪周囲に白くブツブツとしたものが現れるケースがあります。これはモンゴメリー線と言われていて、乳首や乳輪部分を守るよう皮脂を外に出す役割があります。
妊娠することによって胸の張りと一緒に現れ、一気に目立ってくるケースがありますが、別に気にすることは不要です。
どんな人でも乳首や乳輪にございますので、かゆみの原因がモンゴメリー線の発達が元となっている場合は別に心配のしなくても大丈夫です。
そのほか胸に青く血管が浮かんできたり、乳首が黒くなってくるという症状が出てくる妊婦さんも多くいますが、これまたホルモンが原因で妊婦さんの身体が変化している症状なので、妊娠が済んだら段々と目立たなくなっていきます。
胸の張りと直接的に関係はございませんので、別に不安になることはないってところです。
胸の張りがいきなりなくなる
胸の張りだったり痛みがいきなりなくなるケースでは、特に意識されることが流産だと思います。妊娠中に関しては様々な心配が絶えませんが、妊娠初期に胸の張りが見られなくなったからといって、すぐさま流産していると不安を抱くことは不要です。
ところが、妊娠時の初期症状がなくなって、一緒に出血や腹痛や、頭痛や、基礎体温が低下するといった症状があらわれたケースでは、流産の可能性もあり得ますので、いち早く医師の診察を受けた方が良いでしょう。
前妊娠したときと胸の張りに違いがある
胸の張りというのは人それぞれバラバラですが、妊娠毎にも変わってくる症状になります。一人目と二人目で胸の張り方にズレがみられても、別に不安がることは不要です。
主にホルモンの分泌量にバラつきがあるためと考えられていますが、具体的な原因は判明していません。
ホルモンの分泌量が多いケースでは、胸の張る症状が出てくることだってありますし、ホルモン分泌量が多かったとしても胸の張りが一切無い妊婦さんもいらっしゃいます。
妊娠というのは、ひとりひとり関係なく、妊娠の回数次第でも初期症状は変化することになりますので、妊娠回数によって症状が違う場合でも、おかしくなことではございません。
一例として経産婦さんのケースでは、一回胸が張ったことが原因で皮膚に余裕があることから、2回目以降の妊娠でしたら胸の痒みだったり痛みがあまり生じないケースがありますが、心配はございません。
妊娠初期に胸が張る原因って何?
妊娠初期の胸の張りというのは、授乳の為の準備とは違った胸の張りです。妊娠初期にに関しては、大量のホルモンが分泌されることになります。
卵胞から生みだされる卵胞ホルモンもこの一つですが、卵胞ホルモンというのは子宮の発達を活発化させること以外に、胸の母乳を作成する乳腺組織だったり母乳が通る乳管を育てるホルモンになります。
卵胞ホルモンが影響を及ぼして、胸の張りがもたらされることになります。加えて、黄体ホルモン(プロゲステロン)というのは、妊娠期にいっぱい分泌されるわけですが、痛みを一層強めてしまう働きがあることから、胸の張りが原因の乳首なんかの痛みを一層大きくしてしまう場合がございます。
痛みがある胸の張りはかなりツライと感じるものですが、妊娠することによって妊婦さんの身体が、変わっていくだけですので、およそ妊娠五ヶ月くらいに落ち着いてきます。
別に不安に思うことは不要です、そつなく付き合ってみましょう。
妊娠初期に胸の張りはいつまで続く?
人それぞれで治まるタイミングはバラバラで、妊娠初期に素早く治まる妊婦さんもいらっしゃいますが、妊娠後期まで継続していく妊婦さんもたくさんいます。
妊娠中期~後期にかけては授乳の準備
授乳の為の準備としまして胸が張るのは、妊娠中期から後期に入ってからになります。
乳腺や乳管を発達させることで、赤ちゃんが生まれたタイミングに母乳を与えることを可能にするために、準備を開始します。
この胸の張りに関しては出産まで持続する可能性が高く、胸全部が大きく発達していくでしょう。
痛みやかゆみが生じるかもしれないのですが、赤ちゃんの為の準備ですから、妊婦さんだったらどんな人でも経験するはずです。
妊娠後期の胸の張りはいつまで続くの?
妊娠後期においては、赤ちゃんの生まれる用意が加速することから、胸の痛みが本格化する妊婦さんがとても多くなっております。
妊娠後期になってくると、母乳の出を向上させたり、痛みを軽くすることを狙って、胸のマッサージなどをおこなっていきましょう。
ですが、早産のリスクのある妊婦さんは絶対に担当の医師に相談し、マッサージを行っても構わないか忘れず確認をした後でトライしましょう。
胸の痛みに関する体験談
クリームは、塗っていますか?
たぶん、妊娠で胸が大きくなっていってる際に皮が伸びて来ているのだと思います。
クリームで肌を柔らかくしてあげれば、少しはマシになってくれると思うのですが…でも、大丈夫!妊娠中の痛みより、赤ちゃんに吸われる方が痛いから(笑)(←って脅してます?すいません。)
その痛みも、お腹の中の赤ちゃんが順調に育っている証拠だと思って乗り切って下さいね(^_^)
私は現在2人目を妊娠中です。12w入ったところなので、同じくらいの時期ですね^^
私は一人目の時も今回も、初期は乳首痛しかありませんでしたが、今くらいから胸の奥が痛み始めました。これがいわゆる、乳腺の発達によるものだと思います。私は母乳の出がすごく良かったので、質問者様もたくさん母乳が出るタイプなのかもしれませんね^^
私は背中の方まで痛くて、まわりに聞いてもそんな症状の人はいなかったため不安になりましたが、症状の出方、痛みの感じ方の個人差だったようです。
もう出産したのが3年近く前なのでどのくらいまで?と言うとはっきりとした回答は出来ませんが、症状は次第に和らいでおなかが目立つ頃にはそんなに痛くなくなってました。でも結局産まれるまで多少は痛かった。
後期になってくると胸のマッサージが辛かったような気がします。多分痛みは個々で違うと思いますが。
私はその頃専業主婦だったこともあり、あまりの胸の痛さにブラをせず過ごしてました(汗)おかげで見るも無残に垂れ下がってしまったので
どんなに痛くてもがまんしてブラしてる方がいいかと。。