妊娠初期というのは子宮の中に赤ちゃんがいると感じるのみで、いつもの姿勢だったり寝方なんかが心配になってしまうことが多いですよね。
一番寝ている状況での体勢は大丈夫なのか不安になっている妊婦さんが多いみたいです。ここでは質問が多い妊娠初期から後期にかけてどのような寝方をすれば安心なのかをご紹介していきます。
目次
妊娠初期の身体の変化
妊娠初期というのは、妊娠0週から妊娠15週までの時期のことです。その時期はつわりといった体調不良とか精神が安定しない状態が持続する時期だったりします。
妊娠初期はまだまだお腹に変化は感じられないけど寝る時にうつぶせで寝転がって大丈夫かな?と心配している妊婦さんもいることでしょう。
ここでは妊娠初期の寝方に関してご紹介していきます。
妊娠初期の赤ちゃんの状態
妊娠初期の赤ちゃんについては身体を作る過程で大切な機能の形成を行っている時期になります。臓器とか手足といった体の大まかな形も形成されていきます。
次から次へと大きくなっているお腹の赤ちゃんというのは、妊婦さんの飲酒とか喫煙の影響を受けてしまいますので控えるべきです。
妊娠初期は眠気に襲われやすい
妊娠初期というのはまだまだ、目で見て確認できる身体の変化がないので自覚がほとんど無いことですが、妊娠初期症状において非常に眠気に襲われる可能性もあります。
夜間ぐっすり寝ていたとしても普通より強力な眠気が生じる場合があるので、運転中のケースでは無理をしないでこまめに休みながら運転を心がけましょう。
休憩をとることの出来な場合は寝転びたいですよね。そのような時、どのような姿勢で寝れば安心かご紹介していきます。
妊娠初期の寝方に関して
妊娠中だとしても、寝る場合の体勢に関しては注意深くなる必要はございません。ですが、妊娠中に関してはどの週数の場合でもお腹に圧力をかけるような強い刺激は与えないようにご注意ください。
ですが、精神的な問題も重要になります。お腹が下になってしまううつぶせ寝の体勢にどうしても抵抗感があるという妊婦さんは、仰向けか横向きで寝るようにしておき自分の心が落ち着く体勢でしっかりと寝ましょう。
妊娠中期や後期でお腹が大きくなってきた時の寝方
お腹が大きくなってくると仰向けで寝るには厳しくなってくるはずです。そんな時は抱き枕を使用して横向きで抱きついて寝ると気持ちよく快適に寝ることが可能となるでしょう。
もともとうつ伏せで寝ていた人で妊娠してからは仰向けで寝るようになることが増えた人もおります。横向きだと胎児が動くのが気になってなかなか寝れないことが原因だったみたいです。
なので仰向けでずっと寝ていたみたいです。一番はご自身が一番楽で気持ちよく寝れる体勢で寝ることになります。
人によって差はありますが仰向けで寝ると下記のようなリスクもございます。
妊娠中に仰向けで寝ていて苦しかったら要注意
お腹が大きくなってくる妊娠後期に仰向けで睡眠をとっていると、子宮が血管を押し付けて、血の流れがすごい勢いで悪化します。
この為に、血圧がとても下がってしまい、息苦しさやめまいや、吐き気などの症状が生じるケースがあります。これが、「仰臥位低血圧症候群の症状になります。
仰向けで寝ている最中に息苦しいと感じた妊婦さんは、仰臥位低血圧症候群が発症していることも考えられます。
ですが、仰向けで寝ていて息苦しかったとしても、仰臥位低血圧症候群だと単純に言い切るわけにいきません。
別の症状とトータルで考えて、気に掛かっている際は医師に相談してください。それから、自分自身に適した仰向けじゃない寝方を探しだすことも重要です。
妊娠中のおすすめ楽なの寝方・体勢
妊娠中期とか後期に関しては、何を行っていても大変になったりいい感じに寝れなかったりして心安らぐ時間が減ってしまう傾向にあります。
僅かながらでも楽に過ごすことができる時間があったらありがたいですよね。「シムス位」に関してご紹介します。妊娠初期においても、お腹に悪影響を与えるかもしれないと心配な妊婦さんもチャレンジしてみてください。
シムス位の寝方を試してみましょう
シムス位といった言葉、妊娠中に小耳にはさんだ経験がある妊婦さんもいらっしゃるでしょう。
病院等でもすすめている姿勢ですので、どういった体勢をすれば正しいか分かりづらい妊婦さんはかかりつけ医に相談して、実際に手順を教えてもらってください。
シムス位の寝方(身体の左側を下に)
1.身体の右側を上、左側を下にして横に寝ます。(ちょっとうつ伏せに近い感じ)
2.左の下側の足を真っ直ぐ伸ばします。
3.上の右側の足を前側に曲げるようにします。
4.左の下側の手は背中の方に置くか、手を曲げて枕代わりにしても問題ありません。
5.上の右側の手は前で楽に置いてください。
シムス位で寝る時は抱き枕を使用して抱きつく感じにすればとてもリラックスして楽に寝れる妊婦さんも多くなるでしょう。
シムス位が妊婦さんにも赤ちゃんにとっても最良でむくみを改善し、不要な物質の排泄をスムーズにし、赤ちゃんに栄養分を送りやすくなります。
生殖器の近くをソフトに守ることから潜在的な安心感が増加し、安眠しやすいとも考えられています。
右側を下にした寝方はリスクが伴う
妊婦さんが身体の右側を下にした状態で寝ると赤ちゃんが大きい場合、大静脈が圧迫されて、血行が悪化してしまい寝苦しく感じる場合があります。
静脈の近くに存在しているリンパ管も押し付けられることから、リンパ液の流れが阻止されて、むくみとか静脈瘤が生じる原因になってしまいます。
特にむくみやすい妊婦さんに関しては、右側を上にして寝たほうが良いでしょう。
シムス位が合わない妊婦さんの改善策
シムスの体位の相性が合わない妊婦さんの中には、肩とか腕がしびれてきたり腕が背中の方に回ってしまうことに変な感じがするみたいです。
これは枕の高さだったりカタチが原因になっております。同様に頭や、肩や、腕や、お腹や、脚の高さや位置があなたにマッチしていないと、ちょっとしんどい体勢となってしまう可能性があります。
お腹とかひざの下にクッションを置くと寝やすくなるはずです。出来る範囲で一番楽に寝ることが可能な姿勢をあみだしていきましょう。
シムスの体位じゃなくても、横向きで寝ることが妊婦さんにも赤ちゃんにも無難な姿勢で、とても楽になりやすいことは保証できます。
寝る時は自分に合った楽な姿勢で
妊娠初期というのはあれこれと考えてしまいがちだろうと思います。しかしながら、寝ている間は十分に身体を休ませ疲労感が解消できるようにしたいですね。
寝方に関してはあくまで絶対にシムスの体位をしないといけないということではございません。
他に楽な体勢があるのならその寝方で大丈夫です。しんどかったり、息苦しかったり、問題が生じたりした場合はシムスの位が一番リスクが少なく安全ということになります。
いづれも個人差がございますので妊娠後期でずっと仰向けでもなにも問題なく元気な赤ちゃんを産んでいる方もいらっしゃいます。
ご自身が一番楽な姿勢で寝ることを心がけて、楽な体勢が見つからない・・っていう妊婦さんはシムス位など自分に合った寝方を試していきましょう。