(CNN) チン・タイシャオさん(68)にとって老年は孤独と激務の時だ。
冬は毎日早起きして近くの森で50キロのまきを集め、背負って帰る。午後にも同じ作業を繰り返す。
石炭ではなく木材を燃やすのは、中国北部の冬の凍てつく寒さを防ぐ安上がりな方法だからだ。
チンさんと妻のスン・シェロンさんは昨年、ほぼ2人だけで過ごした。2人が住む村は北京からおよそ240キロ。孤立状態となり、大部分は放棄されている。
チンさんは森に行く合間を縫って、肺気腫と大腸がんの治療もしている。何とか購入できるわずかな薬が頼りだ。
「私に何が言えるというのか」「生活はできている。他にどうしようもない」
そんな黙々と耐える姿勢も、1年で一番好きな時期について語る時だけは影を潜める。春節(旧正月)だ。3人の子どもに会えるのはこの時期のみだ。
他の大勢と同様、チンさんの子どもは職探しのため3年前に村を離れた。中国では好調な経済を背景に都市移住の波が止まらず、後には空っぽの村が残されている。
チンさんの問題は、数百万の家族が直面する状況を映し出している。急速な高齢化が進むなか、多くの老人は国や子どもの支援を受けられるか確信を持てていない。
中国労働当局によると、2050年までに国民の34%以上が60歳以上になると予想されている。数にして約5億人で、今日の2倍近い。
労働年齢人口減少の影響は甚大かつ広範なものになる可能性がある。専門家は長年、高齢化が経済成長の足を引っ張り、中国が「金持ちになる前に老いる」恐れがあると警鐘を鳴らしてきた。
国庫に貢献する労働者の数が減るなか、財政の圧迫はますます進みそうだ。
高齢者への対応で手一杯になりそうなのは政府だけではない。一部の研究からは、国民の側でも引退に向けた貯金が不十分な現状がうかがえる。
中国財務省によると、2017年末時点での中国人労働者の貯金は合計1兆ドル(約110兆円)ほど。60歳超の1人につき約4000ドルという計算で、間もなく数億人の退職者を抱える国にとって十分な額とは言えないだろう。
貯金不足の一因は文化にある。中国社会では伝統的に、高齢者は家族に頼って引退後の生活を補ってきた。
年老いた親類に対しては子どもや孫が資金援助するものと想定されている。しかし若者の数が減るなか、こうした世代への負担は耐えがたい水準になりつつある。
人力資源・社会保障部によると、1993年の時点では、保険金を納める現役世代5人で社会保険受給者1人を支える構図だった。
2050年には、この割合が1.3人対1人に縮小するとみられている。
急速に進む高齢化の要因として大きいのは一人っ子政策だ。1980年の導入後の出生率急落を受け、高齢者の面倒を見る若者がきょうだい間で負担を分担することはできなくなった。
都市に出た子どもの間では、余裕をもって親の面倒を見るには稼ぎがまだ不十分と不安も広がっている。
解決策が見つかるまでの間、自力で生活しなければならない高齢者は増える一方だ。チンさんとスンさんの場合、トウモロコシを売って得る年収約1500ドルで暮らしている。
スンさんは「子どもに面倒を見てもらうのは難しい」「稼ぎが多いわけではないし、私たちも負担になりたくない」と話す。
しかし、いつの日か、毎日100キロのまきを運ぶのは身体的に不可能になるだろう。チンさんのがんが悪化したり、スンさんが滑って転倒したりする可能性もある。
その日が来れば、年老いた他の多くの中国国民と同様、チンさん夫婦も子どもに頼らざるを得なくなる。果たして社会全体にその余裕があるか――将来に向けて中国に課された大きな問いのひとつだ。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190301-35133498-cnn-int
ネットの反応
これが中国の社会主義政権の末路ですすか.
党幹部=貴族,のもたらした結果と考えると,幹部の悪辣さが際立ちます.
彼等は皇帝と,それを支える貴族を追い求めてきた結果でしょう.
この帝国を解体するしかないのかな,そんな気がします.
そもそも、中国の農村部なんて年収自体が日本円で何万円とか世界だろ
それで老後を独力でやってけつうのは無理があるわなぁ。
が伸びないかぎり経済自体は収縮するよ。
一路一帯とか言って外にばかり食指を動かしてないで内側をまずなんとかしろよ。
唐の時代、白居易が詩に詠った「売炭翁」。
花の長安は皇帝と高官たちのための都。民衆は置き去り。
老いてなお過酷な労働、貧しい報酬。それなのにとめどない搾取。
中国は変わっていない。昔も今も、権力者のための国。
共産党政権とは貧富の差を広げる格差社会がゴールなんだろう。
【曽根綾子】さんの価値観から言えば
この人はそんなにみじめでもないですよ。
中国だけの問題ではありません。
我が国も少子高齢化という点では同じような問題をかかえています。
私自身、思わず、年老いた父と、亡くなった母のことを思い出してしまいました。
お風呂と飯と清潔なトイレがあればいいと思う。
これが膿野党左翼マスコミの理想国家。
対岸の火事じゃないね。
習も安倍も国民の事など
考えていない指導者。
国民の年金を
ジャブジャブと年間6兆円も使う
安倍政権。
未来は真っ暗だ。
こんな政権では今からの自己防衛が
必要ですね。
何処の国でも貧乏年寄は可哀想、死んで始めて平等を享受できるょ。
同情はしない。共産党に何とかしてもらえよ。
軍拡の分を地方に回せば良いだけなのにな。
日本の田舎に住む者として、何か他人事でない、身につまされるものがあります。兎に角、生きて頑張るしかないです。お互い頑張って生きましょう。
ほんとみんなの言う通り、人ごとじゃない。
きんペーに何とかしてもらえ
日本のクソジジイもこれでいいと思う。
今、現時点で若手をイビったり、会社でパワハラセクハラしたり、薄給激務に追い込んでるジイさん連中は自分の老後を少し想像してみるといい。
若い人に横柄に振舞ってる場合ではないと思う。仕返しされないといいね。
日本は、年金受給者が、子供や孫を援助していることも多くから、もっと深刻なのでは?
働ける世代が色々な事情で働けなかったり、賃金が少なかったりで自立できない一方で、人手不足で外国人を労働者として受け入れようとしている。
べつに人間60まで生きりゃ十分だと思う55才。
人口の桁が違う以上、他の国家と同じやり方では、どうしようもならない。かつて国を人が支えていたけれど、今度は国が人を支えなければならない。中華人民共和国の共産党が真に共産党たり得るならば、全ての人を支えてみせるべきだろう。
アホみたいに軍事費や治安維持費を増やしてるのになあ。チャイナの人は自分さえ良ければいいから。
共同体とかどうでもいい欲望ロボット。
まあ、高粱の酒でも呑んで、李白の「月下独酌」でも吟じてて下さいな。
これって日本の地方と全く同じじゃないか?
中国に限らず、いつの時代も都市にはそれなりに仕事がある。日本も同じような状況です。人は都市部に集中して限界市町村が増えてきた。
どこの社会も過疎地は大変だよ、まあこれが海南島くらいなら凍死する心配はないから少しはいいだろうけど。
老人福祉施設へ短期間実習で通ったが本当に現代の姥捨て山。その日の新聞もなく認知症の症状がない方には地獄のように単調な日々だと思う。施設にもよると思うけれど生き甲斐なんてある人はほんの僅かではないだろうか。
日本も山奥の田舎はそうなってる。
たまに田舎暮らしの方が楽しいと言ってる老人は居ますが少ない。
息子は都心に出たけど高度成長に乗れず自分が生活するだけで必死で、親にお金を渡せないだろうな。
世界的に普通な事になる。消費税1%=2兆円。日本は医療福祉に40兆使ってるが皆月に1回、週1でちゃんと病院使ってるかい?もったいないから通うべきだよ。半分以上が高齢者が日替わりランチに延命で消えている。
江蘇省の農家の方にお会いしたが、ここまで落ちぶれた印象はなかった。
農家もピンキリやな。
中国にも日本にも姨捨山がまたできただね。置きにいくんじゃなくて、置いてかれるかたちで。自分が年老いた時の事考えたって社会に貢献できるものないもの。少ない財産国にあげるから、ニコニコ安楽死ツアーとかで美味しいもの食べて温泉でもはいって、夫婦で眠りながら死ねるツアーでもできないかな。
中国に比べ日本は極楽。働かなくとも税金でぬくぬく暮らせる!!