小学校入学を控えた子や孫のランドセルを手に入れる活動を「ラン活」といい、近年過熱しています。

親戚が集まる正月にスタートするケースもあるようですが、祖父母がラン活に情熱を傾ける背景には「切ない理由」がありました。

株式会社ハルメクの生きかた上手研究所所長・梅津順江さんがその理由を報告します。【毎日新聞経済プレミア】

60代のあるシニア女性から「ラン活」という言葉を聞いたとき、最初は何のことかわかりませんでした。「ラン活」は、小学校入学を控えた子や孫のランドセルを手に入れる活動を指します。

小学校の入学式は4月が一般的ですが、ランドセルの購入時期は年々早まっています。ランドセルメーカー「セイバン」が2016年に実施した「ランドセル選びに関する調査」によると、

小学校入学の前年8月までに7割以上の家庭が購入検討を開始していました。人気のランドセルは、夏前に完売することもあるそうです。

インターネットの普及で、地方のランドセル工房を知ることができるなど選択肢が広がっています。またメディアの影響で、年々購入時期が前倒しになっていることや、

少子化でランドセル一つにかける予算が上がっていることが伝えられています。こうしたことが、近年の「ラン活過熱」の要因と考えられます。

◇焦りの連続だったラン活

先の60代シニア女性からは、孫のラン活体験談を聞きました。息子の妻の両親が正月の親戚の集まりで、当時幼稚園年中だった唯一の孫のランドセルについて話したことがきっかけでした。その後、息子夫婦と両家の祖父母でランドセルに関する情報収集がスタートしたそうです。

目星をつけたブランドの新作が発表された5月には、家族総出でランドセルの展示会に複数回足を運びました。孫は男の子ですが、赤系の色が好きでした。

そのため黒や青系の色を選ばせるのに苦労したそうです。その結果、8月中旬に一部に赤のステッチが入った黒色のランドセルに決まりました。

ランドセル商戦が早くから始まるため、「人気商品が売り切れないか」「色選びを孫に納得させることを急がなくては」と焦りの連続だったと振り返りました。この家族は、半年ほどランドセルのことにかなり注力していたことになります。

◇祖父母の購入が約7割

ランドセルの価格は1万~2万円のお値打ちなものから、10万円を超える高級品までさまざまです。セイバンの別の調査によると、購入金額の平均は4万8120円で、もっとも多い価格帯は5万円以上7万円未満です。

同調査からは、ランドセルは祖父母がプレゼントするのが一般的になっていることがうかがえます。ランドセル購入者は母方の親が39%で、父方の親が32%です。祖父母で約7割を占めることになります。

先の60代女性は「5万円以下のランドセルは選択肢になかった」といいます。購入したのは8万円弱のものでしたが、息子の妻の両親と半分ずつ資金を出し合ったので約4万円を負担したそうです。

購入したランドセルはメーカーの6年修理補償があるため、「安かった。修理中も代わりのランドセルが借りられる」と満足げに語っていました。


スポンサーリンク


ネットの反応

1.
年長の時はランドセル熱も最高潮でしたが、買ってみると、なんであんなに盛り上がってたのかわからない感じ。本人が気に入っていればどこのランドセルでもいい。親や祖父母のの自己満足の押し付けにならないよう気をつけてあげて欲しい。
2.
何でもかんでも ◯◯活 と付けるダサさ。

と非難活

3.
いくら孫でも
自分の意思でどうにもならない生き物にそこまで思い入れて、
最後は財産残して死ぬのが本望、ってとこかな?

お幸せに

4.
>祖父母の購入が約7割

私もランドセルや学習机を祖父母に買ってもらった。
幼いながらも嬉しかった事を記憶している。

もっと甘えて孝行しておけばよかった。

5.
私の地域は軽くてナイロン生地の『ナップサック』と言う商品名(?)のペラペラの安物が学校推奨だったため、9割以上がその同じ物を使っていました。皆が皆同じものを使うのもまさに日本の没個性教育でつまらないですが、まあ、私達当人に不満はなかったです。

リュックサックを持ってると野球遊びの際必ず誘われるのがメリットと言えばメリットでした。キャッチャーのプロテクターに使うので。

6.
☆どんな短い間でもドラマがある。
*孫がランドセルを背負う年齢までの間は、オムツを着けた乳児から掛け算九九の覚え始めまで、凄い成長期にある。
*それまで両親健康同居の基、教科書風短編小説型か、やむを無ない別居で祖父母預かりの辛苦小説型で育ったものか、
*そもそも出産自体が医学的にかなりな心配されたものか、ランドセルを買う事は「よくぞ曲がらないでここまで育ったな」と熱いものを感ずるから真剣にならざるを得ないのだ。
★他人にシタリ顔でああだこうだ言われる筋合いは無い。黙ってろ。
7.
40代です。ランドセルは父方の祖父母に買ってもらった。でも、ランドセルを買ってもらったことより、お布団で聞いた昔話や、一緒にお庭の手入れをしたのが一番の思い出。
母方の祖母には、お菓子やお料理の作り方をたくさん教えてもらった。孫にお金をかけられない祖父母もいるだろうし、親は子ども達の価値観が歪まないように配慮してあげて欲しい。
8.
ランドセルだけじゃないよね?学習机も同じ事起きてるじゃん。
この親は祖父母の金をアテにしてるだけ。それを煽って高額ラインの商品を売り告げるのがメーカー。
9.
こういう記事が出る度に冷めた目で見てしまう。

孫から離れられず、ベビーシッター兼ATMにされる爺さん婆さん。
利用したい時だけ利用して、孫が大きくなったら爺さん婆さんはポイの子供達。

うちの親は、結婚したら子供は自分の家庭で何とかしろ、という考え方なんで、初めから里帰り出産ダメ、贈答品なし、かわいがってはくれるけど預けるのはダメ、という感じで一線引いている。

10.
違う記事に情熱を注いで下さい。
11.
お昼時間のバラェティ番組で子ども向け商品のCMの多さは凄いな。
高齢者ターゲットと言うのがミエミエで商魂凄まじい。
特に離れて暮らしてたら、孫にはプレゼントしか愛情の表現方法しか無いのも確か。うちの義母のように「お金は一切残さない、すべて孫のために使い切る。」って言い放ってるからな。
12.
親、祖父母がどんなに良いもの買っても、子供はみんなと一緒のありきたりなものを好む。
13.
あまり過剰に煽るのはやめてほしい。
今の時代、裕福な祖父母ばかりではない。年金で細々と暮らしている人も沢山いる。
孫に買ってあげたいという気持ちがあっても、何万円の出費は痛いはず。
息子、娘もあてにせず、よく話し合って、負担にならない良い方法を考えたらいいんじゃないかな。
14.
『5万円以下、選択肢にない…』 お手頃なモノでも孫は喜ぶよ!
15.
たかがランドセルで本当にくだらない。メーカー直売の6年保証で一年型落ちになったもので6割引で売るものに定価で買うなんてことはできない。知り合いは1万円台の買って四年生でまた1万円台の買った方が良いって。


スポンサーリンク


16.
現金でいただき、型落ち買ったらいい。うちは3人いて、1番目は、T工房まで見に行って牛革に決めた。もう中学生だか、まだ新品みたいで、捨てられない。2番目は、半かぶせの軽いの。3番目は、男子でこだわりなく、型落ちの。4年くらいから、リュックサックにする子もいるし、気楽に行ったほうがいい。
17.
ラン活?バカらしい。
マスコミが煽って、祖父母がランドセルを買う雰囲気を作り出してるだけしゃない。
それぞれの家庭に事情があり、自分達の生活だけで精一杯のお年寄りも多いはず。
孫に沢山お金をかけられるのは裕福な人だけであって、このようにマスコミが煽ることによって、生活にあまり余裕のない祖父母達が自分の生活を切り詰めて孫のために、高いランドセルを買うと思うと切ない。
ランドセルなんて、高級なものじゃなくても大丈夫。気にしてるのは、入学前の親だけ!
入学したら、ランドセルの話題なんてほとんどないです。
18.
最近の爺婆は「ラン活」と「終活」の二刀流を駆使
19.
一年生は黄色いカバーをつけるので、せっかく選んだデザインもわからなかった。
二年生になると、ランドセルの色やデザインはどうでもよさそうだった。
六年になっても壊れないので、さすがと思ったら、友達も誰一人壊れていないので、値段の差はないな、と気づいた。
結局、親、祖父母の自己満足に過ぎなかった。
20.
うちは孫すでに4人。まだ独身20代の子2人いるし、どこまで増えるか。
頑張ってるが平等に出来る予算に限度がある。
ランドセルかあ、、、あまり高いんじゃ、一部負担、が限度かな。
でも一人っ子に孫も一人っ子とかになるとそりゃやりたいよね。

次々赤ちゃん生まれて、経済的にも肉体的にもヒーヒー言えるババでいられるのは幸せか。

21.
学校がランドセル登校廃止したら
良いのに
癒着かなw
22.
小学生の頃ランドセルが使いにくくてしょうがなかったんだけど、みんな正直なところどうだったのかな?
荷物を取り出すのにいちいち降ろさないといけないし背中は蒸れるし。
23.
ランドセルコーナーの見本のランドセルの箱ののし紙はおじいちゃんおばあちゃんよりと書いてある。
ワシは孫娘に買ったランドセルは7万でした。
24.
子供の事は基本親がするべきで私は四人とも全て自分でやっています。だが祖父母からして頂いたら全て感謝ですし要らないお金を使わせて申し訳ない気持ちでいっぱいです。
世の中の親の中には何かにつけて自分の思っていない物だったら不愉快に思い感謝の気持ちすら持たない人が多く祖父母の方も色々気を使いながらしている方を見かけますが本当に気の毒だと思います。
25.
くだらない。
26.
うちの家では祖父母が学習机とランドセルを買うのが普通だったのでそうしてもらいました。自分もそうするつもり。特別裕福じゃないけど、その程度なんとかならない生活にならないように今働いて貯金してる。
別にランドセルにそんな深い意味とか考えてなかったし、プレゼントはわかりやすい愛情だからやりたきゃやればいい話。
金の切れ目が縁の切れ目って言葉もあるし、現代に限った話じゃないのかもね。自分が祖父母なら、ランドセル以外にお年玉と誕生日プレゼントくらいはあげたいなあ。
27.
ランドセルにそんなに情熱をかける人がいるのか…
我が家の知り合いは、自身が活発だったために小3でボロボロにして買い換えたという経験があり、息子さんも似た性格ということで、なんとアマゾンで数千円のものを購入したそう。
鞄の値打ちを気にせず思いっきり元気に過ごして欲しいという願いもあるとか。当然途中で買い換える前提で、もし6年使えばラッキーだそうで、お子さんも喜んでいるらしい。
とてもよい話だと思ったけどな。どんな鞄を買うかよりも、どんな学校生活を送るかのほうがずっと大事。
もちろん価値観はそれぞれ、物を大事にさせることもいいことだとは思うけどね。
28.
安価なランドセルだって買えない家庭もある。

制服も同じだが高価になりすぎている。

少子化で1人にかける多くなっているのかもしれないが逆に1人に多くかけすぎて2人目にいけない事もあるんじゃないか?

国なり自治体が何パターンを一括購入して配布した方がよっぽど少子化対策になると思う。

あくまで、ファッションやブランドではなく6年間通学に使えればいい。

29.
ラン活てそんな言葉初めて聞いた。
祖父母がランドセルをお祝いでというのはよく聞くけど、たいがいお金を渡すとかで両家で見に行くとかは数少ないと思う。しかもランドセルに8万て。お友だちがちょっと汚したとかなんかしたら怒鳴りこまれそーだね笑
30.
まーたメディアの仕業か。


スポンサーリンク