総合格闘家・山本“KID”徳郁さんが26日、「私事で急なご報告となりますが、私山本KID徳郁はガン治療のために頑張っています」と自身のインスタグラムでがんを患っていることを公表した。がんの種類は明言しなかったものの、41歳での闘病について明かした。
「神の子」と呼ばれ、K-1の世界王者に
格闘一家に生まれた山本さん。父の山本郁榮さんはミュンヘンオリンピック出場のレスリング選手。姉の美憂さんと妹の聖子さんもレスリングの元世界女王で、聖子さんは現在、メジャーリーガーのダルビッシュ有さんの妻。
山本さんは学生時代にレスリングで全日本を制したものの、シドニーオリンピック出場は叶わず、プロの格闘家に転向した。
身長162センチと小柄ながら、父親譲りの強さで「神の子」と呼ばれ、キッドの愛称とともにリングに立つと、K-1の2005年大会で須藤元気選手を下して優勝し、世界王者に輝いた。
私生活では2度の結婚を通じて4人の子どもの父親である山本さん。
2012年には酔っぱらって誤って駅のホームから線路に落ちた男性を救った。山本さんをはじめ、その場にいた人たちで男性を救助し、線路に落ちた男性の命に別状はなかったという。
人命救助を成し遂げた後も謙虚だったという山本さんをリスペクトする選手は多く、元格闘家・松本晃市郎さんは「カリスマ性あり、ボスって感じ。やっぱり、KIDさんだけは別格です。最初に会った時は、緊張しました」と振り返った。
総合格闘家・渡辺華奈選手は「私が総合格闘技をやる前、小学生の頃に見ていたので総合格闘技の代名詞といっても過言じゃない選手。克服してくれると信じています」と話した。
また、2015年の大みそかに対戦したK-1の元世界王者・魔裟斗さんはめざましテレビの取材に「まず、このニュースを知ってあのKIDが、と驚きました。あんな風に見えて自分より大きな選手に立ち向かう姿は、アスリートそのものでした。病気にも絶対、打ち勝って欲しいと心から願っております」とコメントしている。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180827-00010003-fnnprimev-spo
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