30代になると卵子の質が悪化していくことから、妊娠しづらくなる方もおります。

実際に卵子の質が悪化していくとされるのは、35歳程度だと考えられています。

なぜかというと、体外受精の成功確率が20代と一緒のの確率なのが35歳までだからになります。

35歳以降はだんだんと成功確率は落ち込んでいき、35歳くらい迄なら20代と一緒の30%の成功確率で、40歳になると10%にまで低下します。

目次

30歳の女性の妊娠確率は月におよそ20%


30代前半の卵子とか子宮の状況というのは、20代とそれほど大差無い状況にあります。

妊娠確率でいうと、20代の確率がおよそ23%でそれに対し、30代前半に関してはおよそ23%で少し落ちてしまった程度だと言えそうです。

ですが、妊娠の確率はそれほどまでに大差無いけれども、20代後半程度から子宮筋腫や、子宮内膜症などといったリスクが少しずつ増加していくことから、妊娠に一番期待できるのは20代と考えられています。

30歳の妊娠確率については20代と大体一緒なのですが、アッという間に30代後半になってしまい、妊娠確率もダウンしてしまうことも考えられるため、気を緩めることはできません。

30代前半でしたら20代とは違って体力の減少もあって、子宮の筋力も悪化していき、お産が悪化するリスクも考えていくことが求められます。

35歳になると高齢出産となるので、可能な限り早く妊娠しておいたほうが良いでしょう。

卵子の数が減少しだすのは37~38歳くらいで、このころから妊娠率の低下に拍車がかかるようになります。

35歳から高齢出産と言われていても、いきなり35歳から老化がスタートするということはありませんから、30代になったら自分の身体が段々と変わっている意識は持つようにしてください。

30代の女性は仕事を続けるか辞めるかでも悩み易い年齢ですので、どのようにして家族計画を進行していくかは夫婦でしっかりと話し合っておいた方が良いでしょう。

妊娠を希望していて30歳を過ぎていたら急ごう

30代前半でまだまだ妊娠可能だと気を抜くと、アッという間に年齢が過ぎていることも考えられます。

年齢が過ぎゆくたびに卵子が衰退するっていうのはどんな人でも見られることなので、妊娠の確率はじりじりと下がっていくでしょう。

多くの人が何歳になったら子どもを産もうと計画を立てていると思われますが、高齢出産となる35歳で一区切りと考え、35歳までに子どもを希望している人はけっこう多いみたいです。

ですが、さて子どもをつくろうと避妊をストップしても、30代中ごろになると強制的に卵子は衰えてくるため、妊娠確率が低下しているはずです。

30代になると子どもをつくろうと考えて避妊を止めた程度では、妊娠出来ないこともあり得ます。

妊娠出来ない要因のひとつとして考えられるのは、性生活そのものの回数が減少していることだって考えられると思います。

30歳というのは仕事だって充実した年齢なので、2人共が多忙ですれ違いの生活となっているなら、回数そのものが減少してしまいますね。

この年齢だったら長年に亘りお互いが一緒に過ごすことにより、性的なもの以外に2人共が夢中になってしまって、回数が減少している人も結構います。

30代になって何も考えずに子どもをつくろうと考えるのとは違い、二人の身体の現実を把握し、妊娠するようどうしたらよいものか考えることが求められます。

30代になったら健康状態にも注意


30代前半ならばまだ妊娠する確率も高めなことから、気を抜いてしまうかもしれません。

妊娠し難いといった感じなら、二人の健康状態を見極めるようにすると良いいでしょう。

卵巣機能の低下というのはおっよそ35歳から段々と低下していくわけですが、まだ卵巣機能が正常なのであれば自然妊娠する可能性はまだあります。

女性のケースでは一日毎に基礎体温を測ることによって、自分が排卵しているのか気付く参考になるでしょう。

妊娠の確率が減少しているケースでは、不妊治療の中の一つであるタイミング法によって、妊娠確率の高いタイミングに性交することによって妊娠確率を高めることが可能です。

一緒に確認しておくべきなのが、男性側に不妊の原因がないか確かめてもらうことになります。

精子の数が多くなかったり、精子の運動量が多くないといった問題が潜んでいるケースもあります。

不妊症が生じる原因は男女一緒で割合は違いがなくて、男女共に一定の確率となっていることから、妊娠がなかなかしないと思ったら早いうち受診しておくべきでしょう。

女性が30代だとすればタイミング法にチャレンジしてみて、しかしながら妊娠しにくければ次なる手順に進行することが必要になります。

30代で妊娠したいと考えているなら、夫婦二人で検診を受けてみることをおすすめします。

どちらか一人だけだと60%のリスクしか認識できず、妊娠の確率を引き上げることは難しくなります。

男性も30代から精子が老化する

ココ最近の研究結果によると、見た目が正常で元気そうな精子だったとしても、中を見ると、結構老化していたケースが見られたみたいです。

男性も35歳を過ぎてくると精子の運動能力が下がり上手いこと細胞分裂が出来なくて卵子に届いてもうまく受精出来ないケースも出てくるようです。

精子の運動能力低下の原因にはDNAの損傷が考えられています。DNAが損傷していることによってうまく結合することが出来なく、受精することが難しくなります。

この損傷した精子が3割を超えると自然妊娠が困難になると言われています。とある40代の男性がDNAの検査をしてみたところ損傷している精子が32%を超えていたのです。

妊娠出来ない場合女性側だけでなく男性側にも問題がある

男性の年齢は一切関係ないと思っているならそれは間違いになってきます。精子も35歳を超えてくるとどんどん老化してしまうのです。

年齢的に子供が出来づらくなるのは女性だけが関係しているのではなくて男性側にも責任があるわけです。

精子の数が減少したり運動率が悪くなるだけじゃなく、見た目は元気なのにも関わらずDNAが損傷していてうまく結合出来ないといった原因があります。

不妊の原因は男性のみが24%、女性のみが41%、男女両方が24%となっています。

妊娠の確率に男性側も関係していることがとても多いことが分かると思います。ですのでなかなか妊娠することが出来ないと感じた場合は女性だけでなく男性も病院で検査することが大事になってきます。