自動車部品会社「DAS」の資金を横領し、サムスンなどから巨額の賄賂を受けたとして1審で懲役15年の重刑を言い渡された李明博(イ・ミョンバク)元大統領が失望感を表した。
6日の東亜日報によると、法廷に出ずソウル東部拘置所にいた李元大統領はカン・フン弁護士から懲役15年、罰金130億ウォン(約13億円)、
追徴金82億ウォンという判決が出たことを聞くと、「想像していたいくつかの状況のうち最も悪い結果が出た」と述べた。
カン弁護士は「控訴するかをよく考えてほしい」と述べ、8日にまた面会に来ると伝えると、李前大統領は「そうしよう」と答えたという。ただ、李元大統領は朝食と昼食を普段通りに食べたという。
李元大統領が控訴しなくても2審は開かれる予定だ。検察は「最終的に法と常識に合う結果が出るよう最善を尽くす。無罪の部分などについて判決文を検討した後、控訴する計画」と明らかにした。
検察は控訴審で職権乱用・収賄容疑に対する無罪判断を集中的に争うとみられる。
1審では16件の公訴事実のうち7件が有罪と認められた。DAS関係者、金伯駿(キム・ベクジュン)前青瓦台(チョンワデ、大統領府)総務秘書官らの陳述に基づき、
DASの実際の所有主が李元大統領と判断し、246億ウォン相当を横領金と認めた。また、サムスンがDASの米国訴訟費を代納した部分はほとんど賄賂と見なした。
しかし李元大統領がDASの米国訴訟を支援して借名財産の相続税削減案を用意するのに青瓦台・外交部公務員を動員した職権乱用権利行使妨害容疑は無罪とした。国家情報院から特殊活動費を受けて使った容疑は国庫損失に該当するが、賄賂の授受ではないと判決した。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181006-00000007-cnippou-kr
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