将棋の藤井聡太七段(17)が、木村一基王位(47)に挑戦する第61期王位戦七番勝負第1局2日目が2日、愛知県豊橋市の「ホテルアークリッシュ豊橋」で指され、藤井七段が95手で勝利。地元・愛知県での対局を制し、“ダブルタイトル戦”の初戦を幸先良く飾った。

序盤からリードを許し、最後までいいところなく敗れた木村王位は「ちょっと詳しく調べてみないと分からないんですけど、どこかで対応をはっきり間違えた気がしますね。封じ手のところは苦しい上に変化のしようがないので、一方的な感じになっちゃったかなと」と力なく話した。

「千駄ヶ谷の受け師」の異名を取る粘り腰が持ち味だが、藤井七段の正確な差し回しの前に粘るチャンスも与えられなかった。封じ手の局面は「苦しいと思っていました。対応がまずさが出たと思います」と反省。

2日目の指し手も「(藤井七段が)間違えたら…という感じの、プレッシャーを掛けた手なんですけど、どうやってもピッタリ寄っている感じがしますね」と説明し、

「結構頑張ったつもりではいたんですけど、最後もピッタリしてますし、鋭い寄せだったんじゃないかと感じましたね」とただただ脱帽だった。

藤井七段に対しては、対局前日に「17歳の少年とはとらえていない。むしろ挑戦者のつもりで臨む」と語っていた木村王位。

1局目は相手の強さばかりが目立ってしまったが、13、14日に北海道・札幌市で行われる第2局に向け「去年と違ってすぐの対局になりますので、早く気を取り直して準備をして、頑張りたいと思います」と前を向いた。


ネットの反応

1.
将棋はよくわからんけど、なんか凄い事だけはわかる
2.
研究して戦えるレベルでは無くなっている。
何故なら進化が早すぎて、研究した情報がすぐに古い情報になってしまうから。

相当先の手まで読んで指しているとしたら、トラップを仕掛けても読まれてしまう。
木村王位はもう打つ手無しですね。

3.
次局の相手は、棋聖じゃぞw
4.
序盤はわりと、角換わりの定跡系だった。

73と金が第1の分岐
44歩の叩きが第2の分岐
そんな感じで2日観ていた。

感想戦はすべて見れなかったけど、その辺りどうだったんだろ?
ずっと(事実上)詰めろが掛かった状態ってのも珍しかった。

おじおじがどっかで仕掛けれる手もあったのかな。

この調子だと、棋聖戦、ストレートと取る??
いや、さすがにナベ相手にそんなことないか。
でも、それやったら本当にやばい棋士現るって感じ。

全盛期の羽生さんのように、藤井時代の幕開けになるかもしれない。

5.
木村王位としては次局は相掛りか矢倉で勝負すると思う。以降も角換わりだけは避けるだろう。
6.
ホントに高校生で二冠になったらヤバ〜
7.
封じ手直後、
木村王位が取り込んだ飛車。

しかし、藤井君は、その飛車を
使わせることもなく、攻めまくりました。

というか、ひょっとしたら
使えないだろうと、
ある程度、読み切って、
飛車を切っていったふしさえあります。

末恐ろしいです。

オールラウンダーですからね。
今は、先手でも後手でも負ける気が
しないのではないでしょうか。

8.
木村王位が飛車を打ち込む隙が藤井陣に全く無かった。
9.
本当に
将棋が楽しくて
堪らないんだろうなw
特に終盤戦は
十八番の
詰将棋みたいに
スキが無い…( ̄▽ ̄;)
10.
昔は、大鵬と大山名人が負ければ、新聞の大ニュースになった。
藤井七段は負けない。超然としている。
17歳にして、最盛期の大山五冠や羽生七冠を超えてしまっている。

もう本人も負ける気がしないだろう。発言はいつも控えめだが、心は最強を自覚している。
棋聖・王位の2つのタイトルを取るのに、さすがに無敗では荷が重すぎるだろうが、実現させるだけの力量は備えている。まあ合わせて2敗くらいで終わるだろうか。

まだまだ獲るべきタイトルが控えている。名人位だけは年数がたたねば挑戦できないのが残念だ。
しかし大鵬が連勝していた時は、大相撲の観客数は減っていた。大山名人の時代も、ファンの盛り上がりに迫力がなかった。川上巨人時代も、プロ野球全体では人気が低かった。

もう、少なくとも奨励会二段くらいに、追いかける人材が数名現れないと、盤石の藤井時代となって、将棋人気が衰えそうになるのを恐れる。

11.
けっして圧勝ではない。一手間違えたら逆転していた。プロのトップ同士の戦いはやはりすごい。
12.
藤井七段の方が 王位 のような差し回しであった。
木村さんが、挑戦者のような棋力差に感じた。

棋聖位 も 王位 も 90%勝つでしょう。
17歳で史上最年少記録がまたもや誕生することとなる。

13.
渡辺明戦といい佐々木勇気戦といい、ここ数局の勝ち方は尋常じゃない。

羽生さんが無敵だったころは、ここぞというときにいわゆる「名手」が炸裂した印象だった。藤井七段もついこの前までは、飛車を歩と交換した「7七同飛成」に代表される名手が印象的だったが、最近は相手に何もさせない完璧な内容で、もはや別の世界に足を踏み入れつつあるような印象さえある。

本当に将棋の歴史を塗り替えてゆく人なんだなと実感する。

14.
藤井君は、読みは羽生善治のように深く、寄せは谷川浩司の光速流のようだ。
15.
藤井7段はヒカルの碁みたいに、実は昔の最強の将棋指しが霊になって取り憑いているのだと思います。
間違いありません!

17歳で、振り飛車以外のどの戦法も、まんべんなく使いこなします。

守備は必要かつ最低限でも驚くほど固く、且つ、渡辺棋聖戦のように、蜘蛛の糸をたどるように盤上をスルスルと動き回る。

過去から全盛期の羽生さんのようなレジェンド棋士を数人、現世に連れてきて、七番勝負をさせたいですね。

16.
木村王位
情けない
負けを簡単に認めるんじゃない
俺なら王将を取られても負けは認めない

認めなければ絶対負けない
あんな小僧に俺は負けない
かかってこいや~

17.
92角がなぁ。ソーシャルディスタンス角とか言って
飛車取りという素人にはわかりやすい意図があったけど
相手にすれば飛車を切るだけのうまみもも十分以上にあった印象。

結局取った飛車は活かされることなく投了したわけで
王位がわかりやすく罠ですよと言わんばかりの罠に飛び込んだくらいの
悪手だったと思うんだけど後手の勝ち筋ってあったんだろうか。

18.
藤井七段は現在の力はA級八段以上の実力があると思います。
渡辺三冠に2連勝した内容からも、それが伺えます。何かトラブルでも起こらない限り、二つともタイトル奪取するでしょう。
木村さん、渡辺さんのファンにはごめんなさい。
19.
札幌のおやつと勝負メシに、今から興味シンシンですよ!
20.
終盤に入った藤井七段の精確さ、一手でも違う手を指していたら形勢はわからなかったが、ミスのないこと。
持ち時間が長いタイトル戦や順位戦は本当に恐ろしいほど読みが深くAIと同じ最前手。
凄すぎるの一言
21.
「諸君、脱帽だ!」・・・Goethe Kimura
22.
木村王位の封じ手は、7三金が正解だった^_^
それにしても、藤井七段の強さは、脅威的だ!
棋聖戦といい、この王位戦共にストレートで二冠を達成しそうな感じがします!
23.
次は北海道だ!

両者がんばれ!

24.
相手の駒取り巻くって?奇襲戦法しかないな!
25.
木村師匠、確か毒まんじゅう2個ほど?置いてたような記憶があるけど、見向きもしなかったなw
26.
こういう若いスターが現れることは、将棋界にとって最も歓迎すべきことなのだろう。
注目度が桁違いに高まるし、刺激を受けて将棋界を目指す人も増える。

人間対AIではなく、人間の成長にAIが力を貸しているところが、新しい時代を感じさせる。

27.
確かに強い。

まだ始まったばかり。
木村王位には頑張って欲しいです。

28.
もしや、17歳で2冠達成していまうの!?
29.
藤井七段は一旦、詰み筋に入ると間違えない。
渡辺三冠の時も同じ。どんなに複雑でも決して間違えない。その信用が対戦相手を威圧する。
30.
>最後までいいところなく敗れた木村王位は・・・

って、なんと言う失礼な記事なんだ。
確かに本人の弁にあるように封じ手少し前くらいに良くない手を指した
ようだけど、阿久津、広瀬両八段の解説聞いてなかったのか?

お二人の読みに無い驚異的な粘り随所に発揮して見せ場をたくさん作ってたぞ。