[10.28 J1第18節延期分 名古屋1-2札幌 パロ瑞穂]
延期となっていたJ1第18節の1試合が愛知県名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムで行われ、北海道コンサドーレ札幌が名古屋グランパスを2-1で下した。勝ち点を48に伸ばした札幌がACL出場圏内の3位に浮上した。
7月下旬に列島を襲った台風12号の影響で開催延期となっていたこの試合。それでも札幌は他チームと同じ試合数になるが、名古屋はこれを消化しても、1試合少ない状況は続く。もう一つの延期試合は11月6日に敵地でC大阪との対戦が組まれている。
スタメンは名古屋は前節の柏戦から一人を変更。MF八反田康平を12試合ぶりに左WBで先発起用した。対する札幌も一人を変更。MF三好康児が2試合ぶりにスタメン復帰し、FW都倉賢がベンチスタートとなった。
序盤は名古屋の守備が落ち着かない。前半8分にはエリア内への侵入を許したDF進藤亮佑をDF櫛引一紀が軽率な対応で倒してしまい、PKを与える。これをFWジェイに決められ、先制を許した。
しかし名古屋は個の力で徐々に盛り返す。前半15分のFWジョーのポストプレーから作った波状攻撃は決めきれなかったが、同25分、エリア内でFWガブリエル・シャビエルがDF宮澤裕樹に足をひっかけられてPKを獲得。これをジョーが決めて同点に追いついた。
ジョーは前節の柏戦で当初は得点とされたゴールがあったが、試合後にMF前田直輝のゴールに訂正。幻となっていた単独得点王浮上弾を取り直した。
その後も名古屋の押せ押せの時間帯が続いたが、札幌も我慢強い守備で逆転弾は許さない。すると前半42分、MFチャナティップの巧妙なパスを反転しながら受けたジェイが左足で豪快に突き刺し、少ないチャンスの中で勝ち越し点を奪った。
さらに札幌に追い風が吹く。前半44分にイエローカードをもらったMF八反田康平が、同アディショナルタイム1分にもMF深井一希を倒してしまう。2枚目のイエローカードで退場処分となった。
一人少ない名古屋は後半からFW玉田圭司に代えて、DF金井貢史を投入。3-4-2のシステムにして、同点弾を目指す。しかしやはり数的不利。札幌のゴール前の精度に助けられ何とか追加点は許すことはなかったが、劣勢を強いられる。リズムを変えるために後半22分から櫛引に代えてDF和泉竜司を投入。4-2-3にして強引に攻める。
札幌は後半27分に深井に代えて都倉を投入。さらに同36分にはジェイを下げてFW宮吉拓実をピッチに送って、試合を終わらせに入る。そして終盤の名古屋のパワープレーにも耐え抜き、3戦ぶりの勝利を飾った。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181028-03768726-gekisaka-socc
ネットの反応