「会社を辞めるべきか、辞めるべきではないか」

組織に入ってがむしゃらに働いてきた時期が過ぎ、将来のキャリアパスを考えたり、未来の自分を想像したりし始めたサラリーマンの中にはそう悩む人もいるだろう。

筆者自身も起業するために経済産業省を退官しようと決意し、いざ辞めるまでの5年間はずっとそういう気持ちだった。

残っても地獄、辞めても地獄
「辞める」「辞めない」で悩んでいる人からキャリア相談を受けることが時折あるが、そういう人たちには次のように話している。

今の会社でやりたくてもやれない不自由を感じていたとしても、辞めたところで本当にやれるかどうかは全く分からないということ、

日本はまだまだ肩書き社会なので、今の会社名や肩書きがなくなったときに社外の人や同僚が変わらなく付き合ってくれるかというと、それは全く未知数であるということだ。

それだけのリスクを背負ってもどうしてもやりたいことがあればやるべきだし、覚悟が固まりつつあるのであれば、他人の意見は聞き過ぎないほうが良いとも言う。

要するに、日本の場合は、「残っても地獄、辞めても地獄」ということが往々にしてあるので、強い覚悟がなければ無駄なリスクをとるべきではないのだ。

既得権益を守り、リスクをとらない

こういったことも含めて、ベンチャー企業の経営を4年間やってきて思うのは、日本は世界と比べて圧倒的に挑戦者や意欲のある人が肩身の狭い思いをして過ごさざるを得ない社会であるということだ。

先日参加したイスラエル関係のセミナーでは、数多くの日本人がイスラエルのベンチャー企業を訪問するものの、その大半が話を聞いて帰るだけの“Listen & Leave”だと聞いた。同じようなことは米国のシリコンバレーでも中国の深センでも起きているらしい。


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ネットの反応

1.
所詮は仕事の出来ない負け組
それを評価出来ない会社も負け組
2.
まず、賃金が安定して入ってくると安心できる企業に勤めてる人は当てはまるが、この会社大丈夫かという感じのところに勤めてると必ずしも安心できるわけでもない。
あと、賞与とかもどんだけ出るかわからんとか言う会社やそもそもないなという人もいるだろうし。
退職金もあるのはましな方。ない会社とか地方の中小とかだとざら。
そう考えると都使いも安心できないのが本音。
自営業は経験してないからわからんが、施設の運営に携わった際は「来月の利用者規定人数まで集まるかなぁ」という不安は常について回ってた。
融資をうけたり、オーナーいれば気持ちも少しは楽になるが、収入と支出でしか考えられない状況だとシビアだと思う。
この時ほど、孫さんがいってたインプットした分だけしかアウトプットされないが身につまされた時はなかった。
引くも地獄というより、いずれにせよ苦労の種類が違うだけで楽なもんなんかないってことだろ。
3.
廃業すべきか続けるべきか
増える税金や支払い、減る売り上げ
人件費の高騰、顧客の理不尽な要求
4.
起業して耐えた先に居る人の語りには一定の説得力があると思いました。
私も大企業の安定した高収入を捨てて30代で起業し、様々な経験の後に今があるので、周りの転職や独立に悩む知人には筆者と全く同じような言い方をしています。どちらが正解とは言えません。

よくビジネスシーンで耳にする〈当事者意識〉。
この言葉を己で咀嚼して腹落ちさせ、実践できる会社員がどれだけいるだろうか。
この言葉を本気で根付かせるための施策に真剣に取り組んでいる会社はどれだけあるだろうか。
上場企業でも平均寿命は60年と聞いたことがあります。

単純かもしれませんが、個人も会社もリスクから逃げず、変わっていくこと変えていくことから逃げず、ヒト・モノ・コトに正面から向き合って取り組む先には凸凹ながらも右肩上がりを描けることと思います。
5.
まさに、花田優一さんですね。
6.
「消費は投票」は、本当にそうだと思う。

買い物の際に、ものの背景を考えることは大事!

7.
死ぬ前に自分がやりたかった事をやらなかった後悔はしたくないなと思います。
8.
会社を辞めた人にだけ気付く事を、この方は明確に伝えているね。自分も会社を辞めて気付く事が多々ありましたが、それを財産と捉えて次の仕事に活かしています。でも、現実は厳しいです。でも、今後、外国人受入で働き方は大きく変わると思うので、後悔のない人生を選んで欲しい。
9.
キャリア組の話じゃ大半の人には参考にならないのでは?
その程度で地獄と言われても
10.
安定と引き換えに国と会社に搾取されるか、自由と引き換えに全てに責任を持つかのどちらかだと思うから地獄になっちゃう。副業、複業で、リスク分散しながら、徐々にどちらかに行くやり方もあるんじゃないかな。
11.
同じ地獄を感じるなら、いっそのこと辞めて好きなことやるか、開きなおってやりたい方だい好きなことだけやらしてもらうか、それしかないんじゃないの?
首覚悟で、真剣に仕事するだけでも、道が開けるでしょ。
12.
自営業も景気の良かった頃は資金もスムーズに回転できたし、貯金も相応にできた。だが、一旦傾くと悲惨である。支払いに困って消費者金融に手を出して地獄を味わうことになる。今はアルバイト生活だが100円に困り100円に感謝する生活だ。昔が懐かしい。
13.
死がすべての問題を解決すると思いながら日々を生きております。
14.
本当に難しい。
15.
難しい。答えは出なさそうな問題。その後は独立した人とサラリーマンとでは飲み会しても理解しあえないだろうね。会社の愚痴を聞かされても経営者からみれば、出勤してれば金が入ってくるんだから楽でいいよな、ってなっちゃうし。


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16.
働く事が出来ないなら嫌ならさっさとやめたがよい。
もう自分はその職場から既に意欲が薄れ離れてしまったものを覆水盆には返せない。
だが大半はそこで失敗する。
先を確実に決めるような余裕があればよいが大半はせっかちにやめることを決めてしまう。
今ここで辞めてもその先はもっと地獄なことを大半の人は理解していない。
人不足と言われても実際に即使える人は数少ない。
今の自分の仕事の能力の実体さえもわかっていない人ばかり。
辞めた先で新しく認められるためにはその人のキャリア経験しかない。新しい勤め先はみんながこの人何処まで出来るの??と疑心暗鬼でしか見ていない。
普通は転職すると待遇が落ちる。
17.
息子がカナダに留学してそのまま移民として居着いた。世界中から来ている大学の仲間で日本に移住したい人は0らしい。カナダの移民への保証とか勉強したけど息子に納得。
18.
居続けるだけで給料あがるからな
無能な人材が量産され、今では中国に抜かれ悲惨な状況
19.
やっぱり終身雇用を取り戻した方がいいと思う。非正規によって日本はどんどん貧乏になってる。奨学金を借りる人が過去最大の半分とか異常。
20.
素晴らしい記事だ
21.
同じ地獄なら辞めた方がいいよ。自由だ。
22.
うつになりそうとか体壊しそうとか肉体に支障が出そうならさっさと辞めるべき。
23.
夏に前の職場を退職して、失業保険もあるので余裕こいて海外遊びに行ったりFXやったりしてたら、FXで9か月分の給与の損失をだしてしまいますた。慌てて仕事探しをはじめたけどどこに行っても落ちる落ちる。
最初はやりたい仕事があって技術的な仕事で自信もあったのだけど、全部落ちて、さすがに借金の月の支払いが追い付かなくなってきて、好きな仕事とか得意な仕事とか言ってる余裕すらなくなり、仕方なく夜勤の肉体労働に滑り込んだ。
このままだと夜逃げか樹海行きだった。親との関係も断絶しているし、俺みたいなのがホームレスになったり最悪樹海に行くことになるんだろうな。
24.
いつの時代でも迷いや悩みは同じ、それを乗り越える事が人生の成功です。
25.
企業は人材など大事にしない。
だから労働者も企業を利用するくらいでちょうどいい。
今自分がここで働いているのは、企業側と利害が一致しているからに過ぎない。
26.
金がたまって仕事の仕方がわかったら、さっさと独立することを奨めるよ。若いうちにしかやれないよ。年取ってからは、幸運の力がいるが、努力をする時間が残されていない。不確実性が高まるばかり。
27.
自営業の人の一ヶ月は早くてサラリーマンの一ヶ月は遅いと言う。
月末の支払はアッと言う間にやって来るけど、給料日は中々来ない。
自営業は頑張れば収入はアップするけど、サラリーマンは月の給料はそんなに大きく変わらない。やりがいか安定か。
誰でも一度は経験する迷いだと思う。
自分を冷静に客観的に見る事が出来れば、どちらに向いているか判断しやすいかも知れないけど。
28.
欲深く生きるより、安定した暮らし。
国の偉いさん方にも考えた欲しい。
29.
イベント中毒大臣のように
全然仕事のできない奴がスタンドプレーで
本業とは関係ない余計な仕事つくって
現場にしわ寄せがくるんですよね
30.
もはや、正社員が全ての時代ではなくなっているのではないか。
例えば、塾のプロ講師や家庭教師(社会保険加入なし)でも、年収1000万クラスも可能だからね。


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