大阪府東大阪市で流産・死産を経験された方が集まる「お話会」を運営している滋賀県在住の保育士の女性がいます。

この会ではお母さんのことを“天使ママ”と呼ぶそうです。自身も流産を2度経験し、「そういうママたちのケアができたら」と話します。

自身も流産を経験「誰も悪くないのに、でも何か孤独だった」
東大阪市のビルの一室。ここに集まっているのは、子どもを流産や死産で失った経験を持つ“天使ママ”たちです。

「41週4日で第一子の男の子を死産しました。待望の第一子で、予定日を過ぎていたので、もう後は会えるだけだと思っていて」
「2回目の死産になってしまいました。2回とも胎内死で3、4年経っていますが…『なんで私の身に…』『なんでわが子に…』とまだ思っている」

この会を主催する大竹麻美さん(52)。大竹さんも2度の流産を経験した“天使ママ”です。

「私自身が10年前に中期の死産と初期流産の経験がある。そういうママたちのケアができたらいいなと思っていた」(大竹麻美さん)

保育士として働いていた大竹さんが妊娠したのは今から10年前、42歳のときでした。しかし、安定期に入ったころ突然、破水してしまったのです。

「(医者に)あきらめてくださいと言われた。頭の中が真っ白け、『自然分娩で』と言われたので、『え、今から産むの?』と」(大竹麻美さん)

一般的に12週を超えた場合は、陣痛促進剤などを使って自然分娩と同じように産むことになります。18週目で突然、赤ちゃんの死を告げられた大竹さんは、陣痛促進剤の点滴を受けながら赤ちゃんが降りてくるのを待つしかありませんでした。

「子守歌歌ってみたり『早く出てきてね』みたいな」(大竹麻美さん)
Q.例えば心の整理ついたとか、赤ちゃんの死を受け入れていた?
「それは全くないですね。夢、悪夢の中にいる『現実かな…』みたいな」

2日かけて産んだ、わずか135グラムの我が子。産声が聞こえる産院にいるのは辛く、逃げるようにして退院した大竹さんを待っていたのは「我が子の死は自分のせいではないか」という自責の念でした。

「骨つぼを前に泣き崩れる日々。お友だちもいるけど、(相談しても)わからないじゃないですか。夫も姉も傍らにいたけれども、誰も悪くないのに、でも何か孤独だった」(大竹麻美さん)


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ネットの反応

1.
自分は病気で堕胎したけれど、それはそれで仕方ないと思い、こういう活動はあまり好きじゃない
いつまでも思い悩んでいてもその時間がもったいないというか
クヨクヨしているより、いろんなところ行って、まだ見たこともない物食べて、いろんな人に出会いたい
命は尊いものですが、私自身にも命はある
まずは自分の命、生きることを楽しみたい
2.
流産や死産になるのは、胎児側に問題があるから(障害など)で自然淘汰だと聞きましたが。
3.
こういう会が身近にあれば、死産になった時に、話せたり聞いてもらったりできてら、かなり、気持ちも整理がついたかもしれません。
私も死産を経験しました。夫や母、家族にも悲しむ姿を見せずに気ばかりはっていたのを覚えています。
ひとりぼっちでした。
4.
私は二度の稽留流産の後、新横浜の不育症専門クリニックにて不育症検査を受け、血液凝固異常の不育症だと判明しました。
流産自体は健康な方でも一定の割合で起きることですが、それを繰り返す確率は年齢にもよりますがそう高くはありません。
「よくあること。次は大丈夫。」と流産した時の産婦人科医には言われましたが、私は納得いかず検査を受けました。
やはり繰り返すようであれば一度専門医のもと不育症検査を受けてみることをお薦めします。
私はその後バイアスピリンを服用しながらの三度目の妊娠で無事息子を出産しました。
流産は仕方のないことと思わずに、治療で助かる命もあるということも多くの方に知っていただけたらと思います。
5.
辛いだろうことは男から見てもわかる。考えただけで白髪になりそうなほどに。
しかし、何言われて傷ついた傷ついたって合唱してるの見ると、ちょっと悲しくなる。

お腹の中でアンタら精一杯愛したろう。そして今も。短い間でも、同じもん食って同じ音楽聞いてさ。先に旅立ったけれど、いい思い出持って旅立ったと思うんだ。

なら、それでいいじゃないか。

アンタらがグズグズになるのを見たら、きっと子供らも悲しいよ。

6.
赤ちゃんはとってもお母さん想い

自分がこのまま成長すると母体を危険に晒してまう!ってなると

自分から出て行くんやで

やから、お母さんに申し訳ないなんて、赤ちゃんは思って欲しくないねん

また子供作るのかどうかに関わらず、

これからの人生あなたの分まで頑張るからね!って

そう前向きに生きてって欲しいって赤ちゃんは思っとるんやで

7.
稽留流産の処置の手術のあと、休んだ場所が分娩室の中でした。
産婦さんと寄り添う旦那さん。
その人たちがいるすぐ3mくらい離れたカーテンで仕切られた一角で声を殺して泣きました。

流産の経験よりもそのことがトラウマになっていて。
2年後に出産しましたが、今でもあのときのことを思うと暗い気持ちになります。

私もあの時、天使ママの集まりに参加したかったです。
周り(と言ってもSNSでしか繋がっていない中高の友人)デキ婚の報告ばかりで、本当につらかったです。

8.
天使ママとか変に意味ありげな呼び名にしない方が良いと思うけどな。
9.
この記事と皆さんのコメントを読んで涙が出ました。

皆さん言わないだけで、どんなに辛い思いをしてこられたのでしょうか…

4月に第二子出産しましたが、本当は二卵性の双子で第二子、三子の予定でした。

なんとか一人は無事に産まれてきてくれたけど、本当は二人揃って産んであげたかった。

あれ?双子じゃなかったっけ?
二卵性って男女バラバラだったのー?
双子育児大変でしょー?
何気無い言葉が、時間が経った今でもグサリと刺さります。

他人には分からない、当事者しかその辛さはわからないと思います

10.
不育症や乳幼児突然死症候群と
同じくらい悲しくてかわいそう
です。
11.
流産は本当に辛い。私も2度の初期流産に化学流産も一度経験しましたが、本当に死にたくなりました。
職場にも報告しなければならないし、周りに優しくされるほど辛かったです。
不育症と診断されて、毎日の自己注射や、普通の妊婦さんの何倍も検診をして。その内容も、心臓がどうかとか、血流がどうかとかいうもので、毎回の検診が怖かったです。また心拍止まってたら‥と、悪いことばかり考えて。
マタニティライフは全然楽しめるわけもなく、そのまま帝王切開で、息子を出産しました。
流産を乗り越えられたのは、主人をはじめ家族がいてくれたから。一緒に泣いてくれる人がいたから。そして、同じ流産を経験した方が知り合いにいて、理解者になってくれたから。
だから今、息子を抱きしめられています。
私も、自分にできることがあったら活動したいと思います。それが、流産してしまった子達への供養かな、と思っています。
12.
私も2回流産経験者です。
どなたかもおっしゃっていたように、妊娠がわかった時から可愛い我が子でした。
辛さを口にしても
「あんたなんかまだましよ
私なんかあーだこーだ」
って女の方が言うのよね。
ひどい人だと、
「人間の形になる前でよかったね」
って言われました。
13.
天使ママ 名前なんてなんでもいいやん
せめて天使のように空に行って欲しい
ただそれだけ

わからんよなー

自分がその立場になってらないと気づかないことはたくさんある

出産のあと、流産したあと、死産したあと、仕事を辞めたあと、不育検査のため治療を始めた今

人並みに幸せに生活していた時にきづけなかった

そらそうだ。人の気持ちを理解するのはどの立場でも難しい。

でもきっと、このサイト観てる人は自分が流産や死産した時に
天使ママって検索するはず。

それで、自分だけじゃないって救われるはず。

14.
私も流産を何度も経験し
27週で死産も経験してます。
長い不妊治療の末だったので
毎日元気な胎動を感じ
幸せ絶頂から奈落の底へ突き落とされました。
心拍停止確認後、1週間後に入院。
その間に赤ちゃんはふやけた状態になってしまったのか分娩の際、医師から引っ張り出された時
顔に医師の指でたくさん傷をつけられ
ほっぺやおでこの皮がめくれ、傷だらけでした。
どなたかが書かれていましたが
私も退院時は段ボール箱でしたし
裏口から帰らされた事も忘れられません。
誰も妊娠初期に死産する事を考えたりしませんが死産してしまった時の病院の対応って大事です。
腫れ物に触るじゃないけど
妊娠中に幸せだった頃を知ってるんだから
もう少し寄り添って欲しかった。
私も当時こういうグループがあるのを知っていれば参加していたと思います。
旦那や親兄弟、誰にも話せない気持ち
話せる場があるのは救いになります。
15.
子どもを失った悲しみは経験した人にしかわからないと思います。
幸い私には初期流産を経験した母が寄り添っていてくれたので救われました。
分かり合えなかった旦那とはその後離婚しました。父とは絶縁状態です。
母親である女性でも、子どものいる若い友だちでも、話しても虚しくなるだけでした。
経験した方と気持ちを共有できるだけでどれだけ救われるか。
行動に移した彼女はすごいです。


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16.
私も二人目を流産、三人目を子宮外妊娠で二人の天使ママです。子宮外妊娠で卵管を切ってから全く妊娠できず、毎日泣いてました。保育所に迎えに行くのも辛くて、逃げてばかりいました。
そんなときに天使ママのブログにたどり着き、周りは当たり前に妊娠しているけど、同じ境遇の話を見て、私も前を向かなくてはと励まされました。
4度目の妊娠でやっと二人目を出産したのは8年後。次は「年が離れている」ことを面白く言われて傷つくことあります。不妊や流産で仕方がないのに、離れているとどうのこうのと。
いつも天国にいる子供たちが産まれていれば、一年生だとか思うし、何年たっても、あの流産や子宮外妊娠の時々フラッシュバックに悩まされます。
こういう辛さを話し合える場があれば、もっと早く前を向けたのかなと思います。
17.
良かれと思ってかけてくれる言葉なんでしょうけど。
善意で言ってくれてると思うので余計に辛くなる時がありますね。
何も言わないでくれた方がまだ孤独を感じなくて済むかも。
安定期を過ぎた後の死産の時も、第一子が産まれてからわずかで病気で大きな手術をした時も、もっと重大な病気じゃなくて良かったとか
何故か更に辛いであろう人と比べてまだそれより良かった、と言われる。
あなたはまだそんなに辛くないから、辛そうにするなって言われたようで、それ以上話はできなくなるし悲しくなる。
18.
年取りすぎ当たり前だばーか
19.
私は21週で破水し、赤ちゃんの胎動はあったけど中絶を勧められました。
今出てきても肺が未成熟だから呼吸器を外せない子になる、羊水を入れて妊娠継続を図ってみても数日中の出産となる、破水の状態では子宮内感染も考えられて母体も危ない、22週をすぎると全力で蘇生しなければならない、すぐに中絶を考えろ、と言われた。
ダメならダメで自然な流産にしたかった。
胎動があるのに無理に中絶をしたくなかった。
私は赤ちゃんを助ける気はないのに、無理に中絶はしたくなかった。
赤ちゃんを出さずに失踪し、陣痛がついてから病院に行こうかとも思った。
結果は人工妊娠中絶をした。
中絶の坐薬を入れるまで、赤ちゃんには胎動があった。
だから天使ママじゃないね、悪魔ママだ。
それまでは中絶によいイメージはなかったけど、今は中絶に否定的な話を見ると死にたくなる。
前にも見たけど、天使ママの記事を読むと死にたくなる。
20.
ふうん。天使パパはいないんだね。
だったらズレてると思う。
21.
産まなければいい さんざんダメと言っても解禁される年になると猿みたいにやりまくり できたと騒ぐバカたち
一層のこと 禁止しろ
22.
初めての妊娠は、初期流産。次の妊娠は、36週で女児を授かり、無事に出産しました。翌々年、34週で死産。また翌年に37週で死産。
医師から赤ちゃんの心拍がとれない。動いてないと告げられた時の絶望感、喪失感。本当に全てが辛く、悲しく、毎日自分のお腹がぺたんこになってしまったのに、なぜ赤ちゃんがいないのだろう・・・と。主人も家族も私は悪くないと言ってくれますが、やっぱり、そうは思えず・・・なぜ、他の人は無事に赤ちゃんが産めるのだろう?私はなんで産めないのだろう?ずっとずっとそんなことを思う日々です。きっと答えはないのでしょうが・・・
23.
私も初期ですがちょうど一年前に流産しました。
夫との長年レスだった中で奇跡的授かったのと、年齢的に最後の妊娠だと思っていて、次が無いと思っていたので「また次頑張れば」と言う慰めの言葉が辛かったです。

天使ママと言う呼び方に嫌だと言うコメントがありますけど、辛い思いした人の心がその呼び方で少しでも慰められるなら別にいいかと。
ただ他人から勝手に「天使ママ」と言われるのは嫌だけど…

24.
自分はもし妊娠したら、家族以外には誰にも言うつもりはない。SNSで報告したあと死産して可哀想とか思われたくない。
25.
40歳って、どれだけの流産率なのか知らなかったのかな。
26.
私も死産を経験し、とあるお寺に遺骨があります。幸い上にお兄ちゃんがいますが、幼稚園の送迎の時に一緒に妊婦だった人が沢山いたので、後々辛くて…

二人目不妊で大金をかけた結果でしたが、授かれない方もいる中、私は一人いるんだから恵まれている…と言い聞かせ、それでも数年間は毎晩布団の中で泣いて過ごしました。

死産で帝王切開が決まり、すぐに入院になったのですが、病室まで案内してくれた看護師さんが、泣きながら歩く私を連れて、わざわざ新生児室の前を通って行って…
まさに地獄の気分でした。

あの、やり場のない気持ち、暗闇に落とされたような気持ちは、実の母親ですら分かってないと私は感じました。
身内でもやはり当事者にしか分からない辛さなので、このような会はとても意味があると思います。

27.
こういうネーミング聞くとなんかな
28.
こちらのpeer groupでは、流産や死産を経験した女性を「天使ママ」と呼ばれているようですが、乳児や幼児を亡くした女性、21トリソミーの子どもさんを育てている女性も「天使ママ」と言われていたように記憶しています。

流産や死産を問わず、経験した者にしかわからない想いはあると思います。peer groupで、少しでも悲しみや苦しみの共有ができればいいとは思いますが、peer group参加者同士で経験を比較し、参加者同士が傷つけ合うことがないことを祈ります。

以前、とあるpeer groupのお手伝いをした経験があり(医療・心理系資格保持者です)、その時の経験上、心からの願いです。

29.
私も何度も流産をしました。子どもはあきらめて暮らしていますが、中年と言われる年齢になっても子どもが居ない自分は欠陥品だという思いからは逃れられません
。子どもが居ない事で人生変わると思います。新しい環境に行くと必ずお子さんは?って聞かれます。悲しいです。若い方が少しでも心が軽くなれば良いですね。
30.
流産、死産は本当に経験しないと苦しみが分からないと思います。
私も12週でお腹で亡くなっている稽留流産を経験しました。
病院では、あ、お腹の中の赤ちゃん、心拍ないわ。来週もう一回確認するから予約してきて
と言われ、頭が真っ白に…
その時は涙も出ませんでしたが、つわりもあるのに本当に亡くなってるのか、信じられないまま、1週間後、やはり心拍がなく、流産確定。
そのまた1週間後に手術をして出産しました。
医者には流産なんかみんな経験してるんだよと言われ、悲しい気持ちに。
こういう、気持ちを吐き出せるところはありがたいです。
どんどん活動してほしいと思います。


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