世界ランク25位ストリコバが苦言「セリーナの試合だけルールは変わるの?」
テニスの4大大会、全米オープン女子シングルス決勝で世界ランク7位の大坂なおみ(日清食品)に敗れたセリーナ・ウィリアムズ(米国)。
決勝の舞台では審判への暴言やラケット破壊でペナルティを受けた後、敗戦後の記者会見で性差別を訴えるなど物議を醸していた。
グランドスラム優勝23度を誇る女王を擁護する意見が現役選手から出ていたが、女子シングルス世界ランク25位のバルボラ・ストリコバ (チェコ)は厳しく批判している。チェコメディアが報じている。
グランドスラム決勝の大舞台で問題行動に出たセリーナ。グランドスラム優勝23度の女王とあって、敗戦直後にはテニス関係者から擁護の声が出ていた。記者会見ではカルロス・ラモス審判に対する性差別を主張していたセリーナに対し、現役の世界ランカーから批判の声がついに上がった。
「これはたわ言よ。アンパイアにとって女子も男子も関係ない。比較するなら、私はナダルが審判に向かってあんなに叫ぶのを見たことがないわ」
母国チェコのスポーツ専門メディア「Sport.CZ」によると、ストリコバはセリーナの男女差別という主張を的外れと批判。「私は女性だけど、たくさん警告を受けています。WTAの(セリーナ)擁護も私にとっては驚きでした。セリーナの試合だけルールは変わるの?」と語ったという。
ラモス主審を擁護「世界で最高の審判の1人。彼はすべきことをした」
試合後に女子ツアーを統括するWTAがセリーナ擁護の声明を発表したことも批判。そして、一部米メディアから批判されたポルトガル人主審を擁護している。記事では、こうも語っている。「ラモスはタフで、世界でも最高の審判の1人。彼は試合ですべきことをしただけ。なぜなら、彼女は限度を超えてしまっていたから」
第1セットを失い、劣勢に立たされたセリーナは客席のコーチから指示を受けたことから、警告を受けた。ここから逆上し、主審に再三謝罪を求めるシーンが続いたが、ストリコバは厳しい視線を送っている。
「彼女がセリーナ・ウィリアムズという理由だけで、違う振る舞いをすべきだったのかしら。彼女が負けそうになってから、(主審クレームを)やり始めたのが興味深いと思ったわ」
32歳のベテランは、セリーナの行動は大坂に対して敗色濃厚になってから起きたと指摘。16年リオデジャネイロ五輪銅メダルを獲得した現役世界ランカーによるセリーナ批判は注目を集め、
豪ヤフーニュース、米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・スポーツ」も報じるなど、全米決勝の余波は収まる気配を見せない。
THE ANSWER編集部
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180916-00037040-theanswer-spo
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