航空自衛隊の「次の主役」を担う新鋭戦闘機F-3の姿が見えてきた。米国や英国との共同開発案もささやかれる中、日本主導で開発できるだけの技術力があるのか疑問を呈する声もある。

しかし最も重要な大出力エンジンと高性能レーダー、そしてステルス技術の核心でもあるウエポン・ベイなどがすでに完成の域に達している。だが、F-3誕生にはまだ難題が残されている。(岡田敏彦)

■国産エンジンの進化

すでに完成の域に達しているのがエンジンだ。防衛装備庁ではIHI(旧石川島播磨重工業)とともに平成22年から戦闘機用の次世代エンジンの研究を行ってきたが、ハードルは高かった。目標が「ステルス戦闘機にも使えるエンジン」だったからだ。

レーダーに映らないステルス性能を戦闘機に盛り込む場合、エンジンのスリム化は欠かせない。相手レーダーが探索のよすがとする機体の正面面積(前面投影面積)を減らす、つまり見つかりにくくするためには、できる限りエンジンを細くする必要がある。

だが、細くすれば空気を取り入れる部分の面積が少なくなり、大推力を発生させるのが難しくなる。バランスを保ちながら究極までスリム化するのが困難。

しかも日本が戦闘機用の、一線級のジェットエンジンを開発するのはこれが初めてで、これまで戦闘機用エンジンは米国など外国製のライセンス生産にとどまっていたからだ。

日本は戦後の航空空白期を経て航空機開発に戻ったが、特に冶金(やきん)分野での先端技術で欧米との差が著しいとされてきた。なかでも戦闘機エンジンは高温高圧にさらされるため、難易度は高かった。

研究開始から8年後の30年にプロトタイプ「XF9」が完成した。かつて試作した推力5トン級のエンジン「XF5」を基礎に、推力を15トン級(いずれも最大出力=アフターバーナー使用時)に上げた。

XF-5はステルス研究のため製造された先進技術実証機「X-2」に搭載されたエンジンとしても知られる。技術上の主な違いはタービン翼にあり、

XF-5では耐熱が1600度クラスだったが、XF-9では1800度級に性能がアップした。ニッケル超合金の採用で「世界最高の耐熱性」(同庁)という。

現在、米軍や航空自衛隊が運用するF-15やF-16といった戦闘機のエンジン(約13トン)を上回る数値を出している。防衛装備庁では31年度末にかけて、さらに詳細な試験を実施する計画だ。


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ネットの反応

1.
今の自衛隊は、日本国を自衛・防衛しているとは、考えにくい。しっかりとした、憲法改正を早急にし、完全に自衛・防衛できるようにすることは絶対必要と思います。
辻に言わせると、戦争したいんですか・・・、すぐ反論しますが、普通の国家、国際常識の国家になるためです。
2.
あくまでも国産に拘るべきかと思いますが。特亜に核心部分を盗まれないようにしないと。旧民主党の残党に気を付けよう。
3.
無理だよ。だって三菱だもの。

みつを

4.
出来る事を全部詰め込めばいい。
5.
技術を盗まれない様にしましょう!!
6.
なぜ今まで日本がジェットエンジンを作れなかったか、それはアメリカが日本に対する極秘要望書を出しておりジェットエンジンの研究開発をさせなかったからです。電気自動車もそうです。その結果中国に抜かれてしまいました。
7.
佃製作所ならどうするだろうか。
8.
初めての自衛隊向け純国産ヘリOH1は納入こそしたものの三菱製エンジンがエンストをおこすという欠陥により今から3年ほど前に34機全機飛行停止になって現在も飛べずにいるそうだな。
仮に今年飛行試験に合格しても全機対策エンジンに換装するのに9年かかるという。これ以上税金でゴミを増やすのはやめてもらいたいわ。
9.
元自衛官ですが国産開発の装備に関してはあまり期待しておりません。理由に関しては自衛官になれば分かります。
10.
それよりも国産超音速ミサイルはどう成っているの?
11.
そもそもステルスを極める意味があるのかって議論もあるのか。
それならなおさら共同開発すべきだな。
実戦経験があるようなところと組んだほうが、トレンドを外しにくいだろう。
12.
日本は技術力があるので可能なんだが
意外と知られていない特許があるので
侵害しないように開発するのが難しい…
エンジン、シリンダーの角度とか…
昔、カワサキが造った2サイクル、V型2気筒エンジンなんて
他のメーカーが特許を出していたため一つは下向きの変なエンジンになりましたから(笑)
13.
日本の一部の人しか雇用は出せないのに、税金ばかり取られるシステムが日本人にはなじみすぎてるな
14.
使えるようになってからの報道でも遅くないと思う
MRJのこともあるし
産経がこういうホルホル記事出すとはねぇ・・・情けない
15.
カネの問題が一番大きいのでは? 仮想敵国に情報が流れない範囲での共同開発と他国での採用まではしないと完成機としてカタチにならないと思う。共同開発だと日本が持っていない、最高水準に達していない部分の技術が手に入るだろうし。


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16.
自動車大国のアメリカや欧州に日本車メーカーが地道に販売を伸ばしてきたように、20、30、50年後を見据えて航空産業や船舶産業も全世界に販路を求め官民協力し邁進してもらいたい。MRJの反省も踏まえ早期開発、運用し世界に日本の航空技術の高さを見せてやって下さい。
17.
日本って技術力あるんだなぁと改めて感じた。色々問題はあるにせよ戦闘機を作る技術を持ち始めている。大東亜戦争がいい所で終わっていれば日本は航空機大国だったに違いない。歴史に、たらればが無いのは百も承知だが考えずにはいられない。
18.
定まってないのに大量の税金を投入してるの??

リニアもそうだけどさ、計画が古いんだよ。見直ししろよ、もっと国のためになる事ってあるでしょうよ。

19.
実用化にならなくても、研究は
続けて欲しい。地道な研究開発が
この先、絶対無駄にならないから。
20.
スウェーデンのようにある程度性能を妥協しながら、拡張性を持たせて完成を目指すのが現実的なのかな。
21.
ステルスもカウンターステルスもまだまだ開発進化の余地がたくさん残されているということですね。ここからが日本の出番だと思う。
絶対に見破られないステルスとどんなステルス機も見破るレーダーの開発をしましょう。(矛盾か・・笑)
22.
ミサイルをステルスに出来ないのか?
23.
素人だからよくわからないんだけど、ステルス戦闘機って水平方向は薄くてレーダーに映り難いみたいだけど、例えば衛星からの何らかの照射で上空からは映らないの?(^_^;)
平べったい分大きい機影になるなら、上からっていう発想はやっぱり素人なの?(笑)
24.
まずは社会保障費や公共事業など数兆円規模で削減し、それを充当しないとダメですね。
25.
結局は近い将来、ステルスは意味がなくなるってことだな(笑)

それならステルスを無視した戦闘機を造るべきよ。

26.
日本の科学技術がどこまで証明されるのかよい叩き台です。左巻きが足を引っ張るでしょうが頑張って下さい。
27.
要素技術だけ有ってもダメで、トータルでバランス良くまとめることが必要ですが、日本では難しいかも
継続して開発進めるので無けれは、結局は輸入した方がいいです
28.
日米同盟は結構だが、先ずは防衛の独立性を
高める事が肝要。概念としても死語の専守防衛
の幻からの脱却が先決だろう。
29.
まず、南鮮相手に使うことになるかもな
30.
カラフルで美しい。もう初飛行したのかな


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