珍しく話題になれば、中身は同じというデジャブである。11年ぶり4度目の逮捕となった三田佳子(76)の次男・高橋祐也(38)。
まるで甲子園出場回数のような響きだが、覚醒剤地獄の恐ろしさを物語る教訓なのか。それにしても、息子がバカなら親も親。両親が与えていたのは、桁外れの“子ども手当”だった。
高橋が、覚醒剤取締法違反容疑で警視庁渋谷署に逮捕されたのは、9月11日。きっかけは前日の10日夜、恵比寿にある焼肉屋から、「客同士が口論している」との通報が入ったことだった。
“現場”を目撃した近隣の飲食店店員が言う。
「夜9時頃、店の前にパトカーが5台ほど停まって、7~8人の警官が店内に入って行きました。しばらくして店先で客らしき3人の男と警官の怒鳴り合いが始まったのです。
やがて客の仲間が車で迎えに来たのですが、今度は運転手が車内から出てこないため、警官と押し問答をしていました」
その日の天候は土砂降りの雨だったが、5時間後、この店員が帰宅する時も、膠着状態だったという。
社会部記者が引き取る。
「駆け付けた警官が高橋に事情を聴くと、様子が不審だったため、尿検査を求めたのです。が、数時間に亘って拒否。
最終的に、警察が令状をとって採尿したところ、覚醒剤反応が出たため、日付が変わった11日早朝に逮捕となったのです」
“160万円ぐらい”
高橋が最初に逮捕されたのは、高校生だった1998年。自宅の地下室で友人らと覚醒剤パーティを開いていたところを、麻取に踏み込まれたのである。「小遣いを毎月50万円与えていたと報じられ、三田はバッシングを避けるために記者会見で否定しました。が、
2度目の逮捕となった2年後の公判では、月30万円の小遣いだったことが明かされています。それでも多すぎるでしょう」
さらに両親は、息子を唐十郎の劇団に入団させたり、CDデビューさせたりとバックアップ。一方、バカ息子は3度目の逮捕から3年後の2010年、
脛齧(すねかじ)りの身でありながら結婚し、子供も1人儲けた。当然、小遣いは増す一方である。
「30万円と明かした当時も、実際は額なんか決めずに、その倍以上の小遣いを与えていたはずです」
とは、1度目の逮捕以降、高橋と交流のあった出版プロデューサーの高須基仁(もとじ)氏。
「最後に彼と話をしたのは、1年前。久々に電話が掛かってきたので、生活費はどうしているかと聞きました。
すると、彼は“親から固定費は補填されているので生活は出来ています”と言う。金額を尋ねたら、“160万円ぐらい。1カ月にそのくらいは掛かりますよ”と平然と言っていました」
今回のバカ息子の逮捕を受けて、「親としては、もう力及ばずの心境です」とコメントを出し、これまでにない姿勢を見せた三田。だが、スポーツ紙デスクは、
「主演級女優だった彼女は、ここ数年、お婆さんの脇役で新たな地位を確立しました。ここで甘い態度を見せれば批判を浴び、再び仕事を失う。息子に金を残すため、敢えて突き放した発言をしたんですよ」
甘いと言われようが、もはや一生面倒を見るしかないというわけである。
「週刊新潮」2018年9月27日号 掲載
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180927-00549247-shincho-ent
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