文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官が、「北朝鮮経済は国際社会の対北朝鮮制裁に適応し耐久性を育てたが、それにともなう限界も明らかで、これを非核化につながる開放で解決しようとしている」と分析した。文特別補佐官は13日、民族和解協力汎国民協議会主催により駐香港韓国総領事館で開かれた香港地域2018年民族和解フォーラム講演でこのように主張した。
文特別補佐官は「9月の南北首脳会談の際に訪問した平壌(ピョンヤン)は相当な活気を帯びていた。(北朝鮮が)対北朝鮮制裁に適応し耐久性を育てたという感じを受けた。北朝鮮は当面は途轍もない制裁があってもそれに適応して生き残ることができるだろう」との見方を示した。
彼は「平壌の女性の場合、韓国女性と区別できないほどの身なりをしていた。商店には昔は中国製が多かったが、いまは北朝鮮製が多く、非耐久性消費財の場合、輸入代替が多く行われていることがわかった」と述べた。
続けて「制裁の歴史を見れば外部制裁がその社会に大きな変化をもたらすケースはなかった」とし、制裁中心の対北朝鮮政策は長期的実効性が劣ることを示唆した。
だが北朝鮮が民間主導の自然発生的経済発展を試みてもその発展は限界に至るほかはなく、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長も非核化を通じた開放で限界を克服しようとすると予想した。
文特別補佐官は「金委員長が『厳しい道を来たが、退行はなく、これからは結果を出さなければならない』と強調したことで金委員長の意志がわかる。若い指導者である金委員長は北朝鮮人民がよく食べよく暮らすことを望んでいる」と診断した。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181014-00000006-cnippou-kr
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