韓国で「ITの王様」と呼ばれている会社会長のパワハラ動画が、いま波紋を呼んでいる。
ここは韓国にある会社のオフィス。
腰に手を当てて立っているのは、この会社の会長。その前にひざまずく黒い服の男性は元社員だ。会長は、元社員を立たせると「何言ってんだ!えぇ!?」と言いながら、激しい勢いで頬を平手打ちした。
さらに、「お前は言葉で人をバカにしたと分かっているのか?お前、いま俺がバカに見えるのか?この×××野郎、自分のいた会社の代表に悪口を言うのか?」と平手打ちを繰り返した。
このパワハラ映像は、10月31日に韓国のニュースサイトで公開されたもの。静まり返ったオフィスで会長による暴行が続き、「死にたくないならしっかり謝れ。本気で殺すぞ、マジで」と言われた元社員は、「申し訳ございません」と土下座をした。
それに対しても「はっきり言え!」と頭を叩いた会長。しかし、周りの社員が止める様子は見られなかった。
暴行の理由は? パワハラ動画を“コレクション”
この信じがたい暴行を働いたのは、IT企業「韓国未来技術」のヤン・ジンホ会長。
韓国では、インターネット上のデータ管理サービスでナンバーワンとナンバーツーの会社を保有し、「ITの王様」と呼ばれる人物だ。このパワハラ動画は、ヤン氏が保有する会社のオフィスで2015年4月8日に撮影された。
しかし、一連の映像は、会長のパワハラを告発するために撮影されたものではなかった。撮影していたのは会長に命令された役員で、会長は撮影された映像を記念品として持ち帰り、コレクションのように保管していたというのだ。
ヤン会長から暴行を受けた元社員の男性は、取材に対して「怒りを感じますよ。自分の人生を大きく変えるきっかけになった事件ですから」と語った。
元社員によると、会社の顧客用掲示板に「部下にもリーダーシップを見せればいいのにな」と会長に関わる書き込みをしたことが、暴行のきっかけだったという。
「(会長に呼び出され)なぜか分からないのですが、突然暴行が始まりました」この映像を見た韓国の人々に話を聞くと、「あれは悪いやつだね。私が社員だったら、頭をかち割ってやったね」という声が聞かれた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181101-00010004-fnnprimev-kr
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