川崎が打ち合い制す
明治安田生命J1リーグ第30節が20日に行われ、首位の川崎フロンターレとヴィッセル神戸が対戦した。川崎は阿部浩之と守田英生を累積警告で欠いたが、中村憲剛、家長昭博、小林悠、齋藤学といった主力が先発。一方の神戸もルーカス・ポドルスキ、アンドレス・イニエスタといったスター選手がメンバーに入った。
試合は開始早々に動く。13分、シュートを放った登里享平がペナルティエリア内で倒され、川崎がPKを獲得。これをこのところ失敗が続いていた小林が確実に決め、先制に成功する。しかし、リードは長くは続かない。
その2分後、イニエスタがエリア内に浮き球を送ると、ポドルスキが頭で折り返す。これを川崎DFがクリアするが、奈良竜樹の背中に直撃し、ゴールへと転がり込む。
さらに神戸がイニエスタの働きもあり、ポゼッションを高めていくと、28分には逆転。イニエスタからポドルスキへとつなぎ、鋭いパスを送ると、受けたのは古橋亨梧。振り返りざまに右足でのミドルを沈め、神戸が2点目を奪う。
さらに35分、神戸が今度はロングカウンターを炸裂。低い位置から速い攻撃でポドルスキが左サイドを突破。逆サイドへと展開すると、最後は三田啓貴が右45度から左足で見事なシュートをファーサイドへと突き刺す。華麗な放物線を描いて、神戸が価値ある追加点を挙げた。
それでも川崎が希望を持てる形で前半を終える。43分、スローインから大島僚太が右サイドを深い位置を突破。優しいボールを中央へと送り込むと、家長がワンタッチで流し込み、2-3で前半終了の笛を聞くこととなった。
後半に入ると、両チームにチャンスが訪れるスペクタクルな展開に。試合を振り出しに戻したのは個の力だった。65分、齋藤が左サイドを突破すると、そのまま左足を振り抜く。これがファーに突き刺さる。齋藤の今季初ゴールで川崎は同点に追いつく。
さらに69分、川崎が華麗な連携から最後は大島が流し込み、ついにリードを奪う。勢いの止まらない川崎はエウシーニョが個人技で右サイドを突破し、最後は左足で決めてリードを2点に広げる。結局、川崎が交代策などで試合をこのままクローズし、5-3で神戸を下した。
川崎は勝利で2位サンフレッチェ広島との勝点差を4に広げた。残り4試合となり、いよいよ連覇が見えてきている。一方の神戸は残留争いに身を投じることが濃厚となった。
■試合結果
川崎 5-3 神戸
■得点者
川崎:小林(13分)、家長(43分)、齋藤(65分)、大島(69分)、エウシーニョ(76分)
神戸:OG(15分)、古橋(28分)、三田(35分)引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181020-00010009-goal-socc
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