9月29日に最終回を迎える連続テレビ小説「半分、青い。」(毎週月~土朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)。ラスト2話を残し、ヒロイン・楡野鈴愛(永野芽郁)は深い悲しみの中にいた。
重苦しい空気の中、渾身のギャグで鈴愛を励まそうとする地元の友人・“ブッチャー”こと西園寺龍之介(矢本悠馬)の健気さが注目を浴びた。(以下、ネタバレが含まれます)
ユーコ(清野菜名)に関する知らせを受け取り、失意の鈴愛は岐阜の実家へ里帰り。だが、ひとり部屋にこもったままだった。そして27日放送の第154回では、子どものころからの仲良し4人組“梟会”のメンバーでもあるブッチャーと菜生(奈緒)夫婦が鈴愛を励ましにやってきた。
「ほら、なんか面白いこと言わんか!」と菜生に促され、ブッチャーは「鈴愛。これ、コショウやと思っとるやろ?実は、砂や…嘘や。これ、これこれ、醤油やと思っとるやろ?実は…」とギャグを絞り出した。
うつろな目でぼんやりしていた鈴愛だったが、ブッチャーのギャグに初めて笑みがこぼれ、その目からはポロポロと大粒の涙が…。まるで、笑わないお姫様を笑わそうと人々が褒美をかけて挑むグリム童話「金のガチョウ」のワンシーンのようだ。
■ 朝ドラ受けもブッチャーに言及
クライマックスに突入し、ますます注目を集める「あさイチ」(NHK総合)恒例の“朝ドラ受け”でも、MCの博多華丸・大吉がブッチャーに言及。
「コショウやなくて砂や、しか言いようがないですね。はぐらかすしか思いつかないですよ」という華丸に、大吉は「ブッチャーのリーゼント、デカいね」とブッチャーの髪型にも注目。「デカい。今日は特にデカかった。
そうやって笑かそうと思ってたかもしれんしね」(華丸)、「そうでないと40歳であのリーゼントの大きさはないよね」(大吉)と、全力で鈴愛を笑わそうとしたブッチャーを高く評価した。
視聴者からも「ブッチャー、ホント癒やしの時間」「鈴愛思いのブッチャーが素敵に見えた」「いい奴やな~」「ブッチャーの優しさに泣けた。平和の象徴だ」
「醤油は…醤油は何だったの?気になる(笑)」といった声が上がっている。
■ 菜生との結婚、リーゼントでも話題に
鈴愛とブッチャー、菜生、そして律(佐藤健)は、小学生時代からの仲良し4人組。“梟会”と称し、お互いの家や「喫茶 ともしび」でともに時間を過ごしてきた。
長らく「彼女いない歴が年齢と同じ」だったブッチャーはやがて、菜生と結婚。ブッチャーが鈴愛に向けて発する“愛ある憎まれ口”も人気を集めた。
高校時代、鈴愛が“新聞部のこばやん”とデートすると聞けば「エ!鈴愛がモテたの!?何その天変地異!1549年にザビエルが日本に来たことよりすごいぞ」と大げさに驚いてみせたブッチャー。社会人になって再登場した折にはカッチカチのリーゼントヘアでも話題になった。
鈴愛と涼次(間宮祥太郎)の結婚式にも菜生と出席。祝福ビデオにも仲良く映り、菜生が「恥ずかしいで、こういうときしか言えん。すずちゃん、大好きや。幸せになりゃーよ」
とメッセージを送れば、ブッチャーはポケットに手を入れたまま「今日のお前はなかなかキレイやったわ。ま、幸せになれよ!」とイケメン風に祝いの言葉を述べた。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180928-00163875-the_tv-ent
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