日本代表MF香川真司は、現地時間6日に行われたボルシア・ドルトムント2軍にあたるU-23チームのロート・ワイス・エッセン戦で4アシストをマークし、5-0での大勝に大きく貢献した。同チームを率いるヤン・ジーヴェルト監督は試合後、香川やMFセバスティアン・ローデとトップチームの選手が初めて2軍の公式戦で起用されたことについて触れている。
香川はこのレギオナルリーガ(4部相当)第12節の試合で6分、16分、28分とそれぞれ現U-21スウェーデン代表FWアレクサンダー・イサクにラストパスを送ると、そのイサクがいずれも決めてハットトリックを達成。
さらに、フル出場を果たした香川は後半アディショナルタイムにもDFドモニク・ワンナーのチーム5点目を演出し、イサクとともに大勝の立役者となった。
クラブの公式ウェブサイトによると、ジーヴェルト監督は試合後、「もちろん勝利してうれしい。我々は良いプレーを見せた」とコメント。
「負傷していたシンジ・カガワとセバスティアン・ローデは出場時間を得られた。彼らにとってそれが大事」と2軍への派遣は試合勘を取り戻すためであったことを示唆した。
一方、ドルトムント2軍でトップチームの選手が起用されたことで、香川やローデはボールを触る度に相手サポーターからのブーイングを浴びることに。ドイツ『spox』曰くそれについてジーヴェルト監督は「指揮官(ルシアン・ファーヴル監督)から、
彼らに出場機会を与えるという明確な指示があった」と説明すると、「プロカテゴリーの選手たちが参加するからと言って自動的に勝てるわけではない。大体は長い間プレーしていなかった選手や負傷明けの選手たちだからね」と続けている。
なお10月のほとんどは足首の負傷で離脱を余儀なくされていた香川は、10月31日に行われたDFBポカール2回戦のウニオン・ベルリン戦で公式戦復帰を迎えている。
しかし、続くブンデスリーガ第10節・ヴォルフスブルク戦(11月3日)、そしてチャンピオンズリーグでのアトレティコ・マドリー戦(同6日)でのメンバー入りはそれぞれ見送られていた。
ドルトムントには現地時間10日のブンデスリーガ第11節でバイエルン・ミュンヘンとの『デア・クラシカー』が待っている。4部とはいえ、2軍での初出場で見事な連携を見せた香川は、大一番に向けてトップチームに復帰するのだろうか。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181107-00000027-goal-socc
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