「9月の沖縄でロングブーツは暑いけれど、今日は安室ちゃんの門出の日。全力で応援したくて、この格好で来ました」
茶色いロングヘアにミニスカート、厚底ブーツ。安室へのリスペクトを全身で表した30代女性は、笑顔でそう語った。
9月15日、沖縄県で歌手・安室奈美恵(41)のラストライブが行われた。最後のステージにもかかわらず、会場のキャパシティは、たったの3500席分。
チケットを入手できなかったファンは、“音漏れ“を聴いて少しでも安室を近くに感じようと、会場外にブルーシートを敷き結集。その数は約1万人にも達した。
彼女の功績の一つは、沖縄出身アーティストの地位を一気に押し上げたことだ。
「安室が人気歌手となったことで、『SPEED』や『DA PUMP』など、沖縄出身のほかの歌手たちも注目を浴びました。当時、伝統音楽のイメージと結び付けられることの多かった沖縄出身歌手ですが、
安室は小室哲哉(59)と組んで洗練されたサウンドを披露、従来のイメージを覆(くつがえ)しました」(芸能研究家・岡野誠氏)
トップアーティストとして、25年間も日本の音楽シーンを牽引してきた安室だが、気になるのは引退後の生活だ。
「引退宣言から1年で彼女が稼いだ額は200億円以上。さらに引退後も、彼女に密着したテレビ特番が放映されるなど、安室関連の報道やグッズ販売の勢いは留まるところを知りません。
もともと総資産が50億円と言われる彼女ですが、それに加えて今後も巨額のカネが入り続けることでしょう」(芸能プロ関係者)
これだけの収入にもかかわらず、彼女はすでに新しい道を模索しているようだ。
「今後、彼女は音楽プロデュースやファッション関係の仕事に携わると思われます。彼女の個人事務所は、アーティストの養成とアパレル製品のデザインを目的としていますしね」(芸能記者)
知事選を9月末に控え、分断されてしまったかのように見える沖縄県民の心。彼らの心をひとつにまとめられるのは、安室奈美恵だけだと言われるなか、その人気が政治利用されないように願うほかない。
PHOTO:川上孝夫
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180928-00010002-friday-ent
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