京都市に1年に1回しか運行しないワケありのバスの路線があるのをご存知でしょうか。21日がその運行日だったのですが、貴重なバスに乗ってみようとバスマニアたちが殺到しました。
京都市左京区の大原。この静かな山里のバス停に21日は朝から列ができていました。
「千葉からです。きのうから来てます」(千葉から来た男性)
「1年に1本しか走らない95系統乗りに来ました」(大阪から来た男性)そう、21日は1年に1度しか運行しない幻の路線をバスが走る日なのです。京都バスの「95系統」と呼ばれる路線は、大原から鞍馬までの約12キロを30分かけて走ります。他の系統と重複する所もありますが、この95系統しか走らない「独自区間」も存在しています。なぜ1年に1本なのか?バスマニアたちはもちろん理由を知っていました。
「『免許維持路線』っていって、国交省に届け出をしているのをちゃんと維持するためのバス」(乗客の男性)
6年前までは毎日運行していた95系統。利用者数が低迷したものの、一度廃止してしまうと国から再び走行許可を得るのが困難なため、年に1度だけ走っているのです。
さぁ、おまちかねの95系統が大原のバス停に到着しました。
「きょうは非常に多くのお客さんが集まったため、臨時でもう1台運行するということです」(記者リポート)
乗客が殺到したため、バスは2台に。午前10時55分…
「それでは95系統鞍馬行き発車します」(運転手)
定刻より少し遅れて“幻”の95系統が出発しました。10分後、なぜかそわそわと落ち着かない様子の乗客たち。どうやら「独自区間」に突入したようなのですが、乗っているとどこからが独自区間なのか、よくわかりません。
(車内の記者)「もう独自区間入ってますよ」
(車内の乗客)「あぁ、もう抜けちゃった。いつの間に終わったんだ、これは…」わずか2分間の独自区間でした。ちなみに95系統には19か所のバス停がありますが、もちろん誰も終点まで降りませんでした。
「これで来年までこの路線走らないので、また来年までという思いも込めて(押しました)」(降車ボタンを押した乗客)
午前11時25分…
「お待たせしました、終点・鞍馬です」(運転手)
1年に1度、わずか30分の“幻の路線バス運行”が終了しました。
「年1回ということで、感慨深かったです。また来年も続けてほしいなと思います」(乗客の男性)
「ほんと楽しかったです。わざわざ千葉から来たかいがありました。来年はもっと早く来て、いい席とってゆっくり眺めたいなと思います」(乗客の男性)1年に1度というのは運行する側にとっても感慨深かったようです。
「社内でも1年に1回だぞということで、担当する乗務員も特別に選ばれた乗務員ということもありまして、いつか自分も乗りたいということで非常に人気の路線になっています」(京都バス・高野営業所 柳本克尚所長)
“幻”の路線95系統、また逢う日まで。ちなみに片道運行のため、ほとんどの乗客が電車で帰ったということです。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190321-00027082-mbsnews-l26
ネットの反応
あ、これ聞いたことある。
すっかり忘れてたけど、内容思い出せて良かった。
来年行ってみようかな。
一度その興奮を味わってみたいけど、バスに興味がわかない。
バスの中のみんなのワクワクも超満タン
まぁこの路線は別になくしても影響はないけど、マニアには昔から妙に人気があるから会社としては年に1本でいいからイベント的に走らせれば行政から許可停止処分の対象にはならないしねw
なぜ1年に1本だけなのか?・・・・・そういう理由だったんですね。
1度廃止してしまうと再び走行許可を得るのが困難なんて国のお役人ってホント融通効かないね~。
それにしてもこのバスに乗ってた乗客。
楽しそう。
折り返しも走らせて元の場所に帰るようにすればバス会社も収入になるし、乗客も元の場所に帰れるのにそれは出来ないのかな?
平和だな(^^)
どうせならボンネットバスなどで
ヲタの度肝を抜いてほしいものです。
あっ、わたしか?
役所批判されてる方多いですが…
もし路線免許が簡単に許可されてしまうと、よく分からん業者の申請が乱立する可能性があります。秩序の維持、ひいては受益者の保護のために、あえてハードルを高くしているというのが法律の考え方です。
なので、法律の意義と路線の効率的な維持を比べた時、免許維持路線としておくのが落とし所なのかと思います。
ちなみに、役所の人間ではないですよ。
年に1回でいいので北6系統を
いやーこんな事を言ってアレだけど、維持路線って、意味ある?
いろんな意味で意味が分からん!
写真の日野レインボーが泣かせる…
これ、解らない人にとっては、とてつもなくどうでも良いことだろうけど、路線維持のためとは言え、一般乗合旅客輸送業務ってところがいいんだよな。
市バスと交渉して、この系統の臨時運行をしようとすれば、貸切扱いになってしまうだろうし、方向幕も [貸 切] じゃあ意味がない。
行政に限らず一回やめたら又はほとんどない。いい決断
普通の人の感覚ではこういうのを異常行動と言う。
オイラのは毎晩3本発射します。
チンチン電車だけど。
ナニコレ珍百景で、放送したからね…
そうじゃ無かったら、この騒ぎじゃなかった。
色んなマニアが居るな(笑)
運行の理由を知ると納得。少し侘しさも感じつつも、貴重な路線なのだと感じました。
鉄道マニアってよく聞くけど、バスマニアって居てるんだね。私は乗り遅れたので次のバスに乗ります。エーッと次のバスは一年後か。このバス停で年越しや~
京都の路線バスなのにいちいち東京霞ヶ関の国交省の許可って・・
中央集権って・・まだ平安時代か?
みうらじゅんさんが喜びそう!
一年に一度は「じごくひょう」にはならないかなー?
バスマニアなんているんだ。
そんな言葉初めて聞いた。
大阪にも1日だけの運行のバスがありますよ。
確か近鉄バスだったかな。割りと街中を走るんだが…。
免許維持路線とかなかなか大変ですね。
1年に1本になる前の95系統に乗ったことがあります。江文峠から大原に向かうバスが快適です。今は貴船口―大原間のバスが旧道経由で走っています。
昔は大原も観光バスも多かったけど、なぜか最近は少ない!しかし、普段つかわないんだから廃線にしてもいいのに、何を期待してるのだろうか?
へぇ~ そんなことより 一度廃止してしまうと国から再び走行許可を得るのが困難なため、年に1度だけ走っているのです。 の方がよっぱど引っ掛かるのだが
復路も走らせたらいいのにと思いました。
バスは戻さないのでしょうかね、終点に車庫があるのかな。
乗務員が選ばれし方なことは初耳でした、やり甲斐がありますね。
とても、貴重なバスですね。自分もバスマニアです。