カレーラス監督ベンチ外の鳥栖、6戦連続無得点で泥沼の5連敗→さすがに監督変えなきゃダメだよ。

明治安田生命J1リーグ第10節の大分トリニータvsサガン鳥栖が昭和電工ドーム大分で開催された。

ここまで5勝2分け2敗の大分と、1勝1分け7敗と苦しむ鳥栖による“バトル・オブ・九州”。大分は、0-0で引き分けた前節のセレッソ大阪戦から福森直也に代えて高畑奎汰を起用する1点を変更。

一方、リーグ4連敗中の鳥栖は、カレーラス監督が理由不明ながらベンチ外に。代わりに指揮を執った金明輝コーチは、0-2で敗れた前節の湘南戦からGK大久保択生、藤田優人、高橋義希、安庸佑、趙東建に代えてGK高丘陽平、小林祐三、松岡大起、F・トーレス、金崎夢生を起用した。

前半は拮抗した試合展開となる。鳥栖は原川力や松岡を中心にショートパス主体で攻撃を組み立てるが、1トップのトーレスになかなか良質なボールを供給できず、決定機をつくれない。

一方の大分もパスをつなぎつつ、エース・藤本憲明にボールを集めようとする。しかし、鳥栖の粘り強い対応もあって、ゴールに迫れない。

それでも、大分は41分にビッグチャンスを迎える。ボックス右角付近から松本怜が入れた好クロスにゴール前の鈴木義宜がヘッド。完璧なタイミングで放ったヘディングシュートだったが、これはわずかに枠をはずれた。前半は0-0のまま終了する。

迎えた後半、大分が早々に試合を動かす。48分、左サイド深くから高畑奎汰がクロスを入れると、ボールが正面に流れる。

最後はオナイウ阿道が豪快なシュートでネットを揺らし、大分が試合の均衡を崩した。鳥栖の金監督代行は50分にトーレスを下げて安庸佑を投入する。

これで勢いに乗った大分は、続く60分に2点目を記録する。右サイドの岩田智輝が鋭いクロスを入れると、ニアでDFにディフレクトするも、そのままファーに流れたボールを小塚和季がヘッド。これが決まり、小塚のJ1初ゴールで大分がスコアを2-0とした。

ここから反撃に出た鳥栖は63分、左サイド深くから安庸佑が入れたクロスに合わせた金崎がヘディングシュートを枠に飛ばすも、GK高木のビッグセーブに遭ってゴールとはならない。その後もゴールを目指した鳥栖だが、この試合でもネットを揺らせず、試合終了。リーグ戦5連敗を喫した。

大分がリーグ3試合ぶりの白星で3位に浮上した一方、6試合連続の無得点で敗れた鳥栖はJ1リーグ史上最低となる開幕10試合1得点。ルヴァンカップを挟んだ後、11日に行われる次節ではガンバ大阪をホームに迎えるが、巻き返すことはできるだろうか。

■試合結果
大分トリニータ 2-0 サガン鳥栖

■得点者
大分：オナイウ阿道（48分）、小塚和季（60分）
鳥栖：なし

引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190504-00010020-goal-socc