日本経済新聞が「国土交通省と経済産業省が日本最大物流企業ヤマトホールディングスなどと手を組み、メーカーと物流業者、小売店が商品の流れを共有できるデータ基盤をつくる」と報じた。
プラットホームを構築すれば物流データを中立的な位置で管理する共同出資会社を設立し、すべての企業がビッグデータを活用できるようにするという構想だ。日本経済の足かせとなっている物流分野の人手不足問題を解決し、生産性を高めるための措置だと説明している。
世界各国が人工知能(AI)・ビッグデータなど第4次産業革命技術を積極的に活用し、「スマート物流」という新しい流れが定着しつつある。
アマゾンのような企業の浮上が代表的な事例だ。物流は国家経済の効率性を左右する核心インフラでもある。日本のような先進国が国家競争力レベルで政府と企業の提携を進めて物流革新に注力する理由だ。
世界銀行が2年ごとに発表する167カ国対象の物流成果指数によると、日本は前進しているが、韓国はむしろ後退している。2016年に12位まで落ちた日本が2018年に5位に浮上した半面、韓国は2016年に24位、2018年には25位に下がった。
サムスンSDS、CJ大韓通運など一部の国内企業がスマート物流に取り組んでいるが、産業全般的に見ると革新投資が攻撃的とは言いにくいレベルだ。物流に対する後進的な認識の残存、物流産業の構造改革方向が不確かな点、
新しい物流実験と新技術活用を妨げる法・制度の硬直性なども問題に挙げられる。韓国もさらに遅れる前に政府と民間が協力して第4次産業革命時代の物流のビジョンを共有し、これを実行に移す戦略を出す必要がある。
※本記事の原文著作権は「韓国経済新聞社」にあり、中央日報日本語版で翻訳しサービスします。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181009-00000009-cnippou-kr
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