兵庫県丹波篠山市の酒井隆明市長は、この日、戸惑いを隠せませんでした。【酒井隆明 市長】
「ささやま医療センターで、分娩を休止する意向を持っていることがわかりました」市内で分娩を行っている唯一の総合病院が、今後分娩をやめると伝えてきたのです。
■市民の間で広がる「動揺」
子育て世代の支援を積極的に行ってきた市には、まさに寝耳に水。
市はすぐさま検討委員会を設置。市民の間でも、動揺が広がっています。【市民】
「産婦人科自体が少なくなっているので、選択肢が少なくなるし、遠くなればなるほど不安も大きくなりますから…」【市民】
「うちの娘も里帰り出産で兵庫医科大お世話になったので、やっぱりあればうれしい。なくなったら里帰り出産もなかなか無理かもね」【酒井市長】
「市内(の総合病院)で分娩できないとなると、いくら合理的な理由があったとしても、なかなか市民や若いお母さんは理解されません」ささやま医療センターは、兵庫医科大学の附属病院です。
市で最大規模の総合病院として中心部にあり、市内の約3割にあたる分娩を取り扱っています。産科医療の中核的な役割を担ってきたため、市は「産科の存続と充実」を求めて約10年前から病院と協定を結び、これまで補助金も支給してきました。
【病院を利用する妊婦】
「一人目は違う病院だったけど、二人目なのでちょっとでも近いほうがいいかなということで、この病院を選びました」【病院を利用する妊婦】
「総合病院なのでもしものときに、つわりとかで毎回入院していたので入院できるし、産後は小児科があるからもし問題あったら小児科へ」妊婦から寄せられるのは、信頼の声。
それなのになぜ、病院は分娩を取りやめる方針を示したのでしょうか。引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190824-00010001-kantele-l28
ネットの反応
周産期母子医療センターを兼ねている総合病院の産婦人科に勤務しているクラーク(事務員)です。先生は14人いますが、皆さん相当激務です。
ハイリスク妊婦さんが多く集まり、救急搬送される方も多く、日勤ももちろん当直の日は仮眠すら取れないこともあるそうです。それに加えて当直あけに外来の日も多く、患者さんに隠れてアクビを繰り返す先生もいます。当直明けにOPもあります。事故が起きないか側から見ていてハラハラします。
大きい病院が安心という気持ちはよくわかりますが、ハイリスクでない健全な妊娠の方はできましたら開業医さんに行っていただきたい。これ、本音です。
今近所の産院に入院しています。
当然24時間体制で大変そうです。
事務や配膳も助産師さんがやられているので、せめてそこだけは別の方を雇えないものかと思いましたが、小さな産院だし色々難しいのでしょうね。
少子化と言われる時代でこの状況。
もう少し国全体でなんとかならないものですかね。
医療センターでもこれなら、個人医院はどんどん分娩中止か、受け入れ数の制限をすると思う。
私が住むところも分娩を行う産科はなくなり、一番近くても車で30キロ先まで行かないといけなくなってしまっている。
訴訟が産科は多すぎるんですよね…怠慢によるものではされて当然かもしれませんが、そうではないものまで…。
知り合いの医師は個人経営をしていた産科医でしたが、自殺してしまいました…。医療は発達していますが、医師や看護師不足の事を考えると色々と日本の医療は限界を迎えてるんだろうかって思ってしまいます。
ときどき人手が居なくて休止や廃業の病院を見るようになりました。24時間365日は便利ではあるけれど、診療する医師の労働時間を考えると、この頃のコンビニと同じく暗い闇をまとうことになりかねませんね。
出産はいつ何時とも安心してと思えばあった方がよいですが、医師が鬱で亡くなったとかも嫌ですね。研修医にも給与を普通の社会人として払って医師を増やすか看護師への権限を増やすなどしてどうにかしてほしいと思います、
昔は産科>婦人科だったなあ。あんまり婦人科は熱心じゃなかった。
訴訟リスクは婦人科のほうがありそうだが、産科は赤ちゃん絡みだから凄そう。
加えて通院期間も産科のほうが長い。婦人科は患者一人だが、産科は母子二人。昼夜関係ないから大変だ。
勝手なイメージで反論あるの承知で素人意見ですが
たいして混んでなくても羽振りのいい開業医がある一方 休む暇なく走り回る救急外来や産科医
この先高齢化が進んで出生率下がるだろうが 今から手厚い待遇にしていかないと大都市ほど医師不足になっていく
いつ産気づくか分からない、お産の進み方も人それぞれ、何かあったときには訴えられる。
産科医になりたいと思う人が少なくても仕方ないと思う。
産科小児科はリスクが報酬に見合わないから、なり手がどんどん減っていく。
医者も学科を細分化して、医者になれば産科も外科もできますってのを止めた方がいい。
そうしないと、医者の総数は増えても産科、小児科などの医者は不足したままの状況は変わらない。
余程奇特な人じゃない限り、好んで苦労をしたいとは思わないでしょ。
金を出し、十分な休暇を取ってもらい、人材を確保しようとしましたか?
前二つを見て見ぬ振りをし人材だけを求めた結果でしょう?
町の役人さん・・・・無関心の結果・・・世も末
甲府市立病院で、サクッと出産したわ。
医師が相当偏在しとるんちゃうかな。
開業医の産婦人科や小児科がどんどん減っていってる。少子高齢化の煽りもあるだろうが、当時付き添いで何度も訪れたが医師は基本ワンオペでいざというときは総合病院にヘルプを求めるのでご安心くださいと言われた物だ。
廃業された産科・小児科の先生方はそんなキツい状況のなかでも、母体や乳児に何かあったら時間問わず連絡して下さい!と有りがたい事を言ってくれた。
当時プライベートはどうしてるんですか?なんて愚問を投げかけた自分が恥ずかしいが、やっぱり大変なんだよね。
医者だって人間。
こんなキツイ産科なんて誰も行かない。
研修医はおろか、ポリクリの段階で、産科は先ず真っ先に選択肢から外すね。
何で他所の子の為に身を削って働かないといけないの。
仕事も気持ち悪いしね。
産科は廃れてその内医者は居なくなると思う。
一番の問題は、次々と個人病院の産婦人科がお産をやらなくなった事では?その結果、総合病院に集中してしまうようになったからでは?
そして、個人病院がお産をしなくなった原因は何か?の本当の理由をちゃんと考えないと、この状況はドンドン進む。
結局、次々とお産をやらなくなるのは、産婦人科の高すぎる訴訟リスクだと思う。だから、訴訟リスクを避けて個人病院は婦人科しかやらなくなってしまう。まさに、負のスパイラルだ。
その背景には、きっとお産は普通の事で事故が起きる方がおかしいって言う考えが多いからじゃないだろうか?だから、何かあると直ぐに訴訟に発展してしまう。もちろん、何よりも大切な赤ちゃんの事だから、その気持ちも分かるけど。
だから、お産は危険が伴うものだ、事故が起きても不思議ではないって事を、もっと世の中に広めて、この負のスパイラルが少しでも軽くなるよう、社会全体で取り組む事が重要だと思う。
取り返しのつかない事態になる前に後悔先に立たずです!
こうして限界に来てるならはっきりとやめた方が賢明です
医師とて人の子、ロボットではありませんので!
医師の良心とか、倫理観や社会貢献とか、好意とか、使命感を並べて個人に頼る時代は終わりました。どこも都合のいい事ばかり並べるが出来ないものは出来ません
いつミスしてもおかしくない激務の中でもし起こしてしまったとしても?当然ながら世間や社会はそんな状況などに関係なく、容赦なくお構いなしに批判し警察も動きます!
死に至らなくともちょっとしたミスで訴訟問題に!全く割に合いません
医師不足の中365日懸命に激務をこなした上にこんなハメに陥る事が分かっていて自ら墓穴掘るバカはいませんよ!
3~40年前の旧態依然の職場環境、その感覚や待遇の改善なく今の時代に至っても…それが獄中の身となるなら
誰の為、何の為に医師になったのか?全くの本末転倒ですよ!
今までが恵まれていたと考えるべきで、今後は全国の地方都市で同じことになると思う。
私も医師ですが、毎日人の命を左右する立場にあるという重圧を感じています。人の命に関わる不安だけではなく、いつ自分の意図しない行動が、全く予期せず訴えられるか分からないという不安も、仕事中は常に感じています。命に関わる仕事は、そういうものだと思います。
仕事が終わり、もうコールが来ない日はホッとします。でも、産科医が2人しかいないということは、職場から絶対呼び出しが来ないと安心して休める時間は24時間全くないと思います。
熱が出てもだるくても休めないはずです。例えば緊急帝王切開は1人では難しく、2人とも必要だと思います。しかも場合によっては、数分以内に手術を開始しなければ救命できません。さらに時によりクレーマーの相手もするなんて…。
産科の先生方の負担を減らすためには、一つの病院にたくさん人を集めるしかないので、今回産科を無くすという判断は仕方がないかなと思います。
産婦人科の先生たちは、本当に大変だと思う。
私が働く病院も常勤確保が困難で、総合病院なのに分娩は出来るけど、婦人科の手術はしなくなりました。
婦人科と産科の医師を分けないと、病院も回していけない時代なんだと思います。
産婦人科のケースだけではなく、病院をコンビニと同じように考える方々が増えた分、病院も自分たちを守るために業務を縮小してきているところが沢山あります。
そのうち、救急外来の受診できるところも減っていくかも知れませんね。救急車の有料化も再度検討されるでしょう。
このままでは、日本の医療は崩壊してしまうのは目に見えています。法と制度の改善をしてほしいです。
問題は市の財政だからね。全国どこでも同じような医療サービスを受けられる時代は終わったのかもよ。これから日本は地方はどんどん住みにくくなるだろうな。財政難ばかりはどうしようもないからね。
死ぬだけの高齢者よりも子供の関係を最優先にしなければいけないのにこの状態とは。これでは人口が増える処かより減少してしまう。国も含め自治体は子作り支援を強化するべきです。もう年寄りはいい。
こんな訴訟多いし患者うるさいのはやってられんやな。
日本の医療システムが悪い
通常分娩にしろ帝王切開にしろ、現代でも妊娠出産は元々リスクが高い。医学が進歩した今でも、全てに対応はできない。
どうにも出来ず起こってしまった事でも、マスコミをはじめ世間は医療ミスだと不当に医師や病院を叩く。全てではないにしろ、一時それが酷かった時期の結果が今のコレに繋がってきている気もします。そりゃ仕事大変な上、色々リスク高い産婦人科医になる人減るでしょうよ。
この病院がどれくらい産科医の募集に力を入れてるかはあまり見えて来ませんが・・・
根本的な課題である産科医不足については、医師会や国レベルで何らかの対応が必要ではないでしょうか。医学部で産科志望者の枠を設けたり、産科医の優遇政策など、保育無償化よりも優先すべきかと。
通常の出産なら助産師だけいれば十分
妊婦の取捨選択を行い、問題のある場合だけ産科が受け入れればよいのではないだろうか
誰も産婦人科医になりたくないんだから、仕方がないよ。少ない医師を各地分け合うより、医師を集中したところに妊産婦が行った方が効率がいい。病院が無ければ住民が減るのは仕方ない。
広域によるスモールシティ化を目指さなきゃダメなんじゃないかな?田舎でも都市部でも、同じ医療を受けるのは難しいよ。
何でもかんでもすぐに他人のせいにして、クレーム入れる人が多くなってきたので仕方ないでしょうね。
特に病院なんてリスクが上昇する一方で、お医者さんは本当に気の毒だと思います。
自己責任が叫ばれ始めてから日本人の民度の低下が著しいと思います。
私はかつて、産婦人科外来で診察にかかるため5時間待ちを経験したことがありました。
先生が分娩に入られていたことを知って、改めて産婦人科の先生方の大変さと医師不足を知りました。外来患者と分娩もこなさなくてはならない、明らかに人員不足だと思います。
どんなに賢くてお金をもらったとしても、産科医と保育士にはなりたくない。