クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージが17日に開幕する。セ・リーグはリーグ3連覇の広島と、シーズンでは借金4を抱えて3位からファーストステージを勝ち抜いた巨人がマツダで対決。これまで借金チームがCSを突破した例はなし。
巨人は史上初となる借金からの日本シリーズ進出を実現できるか。過去にCSに進出した借金チームと広島と巨人の今季対戦成績を振り返る。
まず現行制のCSが導入された07年以降、借金を抱えたチームがCSに進出した例は今回の巨人を含めて5回ある。
過去4例は09年のヤクルトで借金1、13年の広島で借金3、15年の阪神で借金1、16年のDeNAで借金2。その内でヤクルトと阪神が第1ステージ、もしくはファーストステージで敗れている。
ファイナルに進んだ13年の広島は巨人に0勝4敗、16年のDeNAは広島に1勝4敗で敗退(いずれもアドバンテージ1勝含む)。ちなみに、05年パ・リーグのプレーオフでは、シーズン67勝69敗で借金2だった3位・西武が第1ステージで敗退している。
13年は優勝した巨人と3位・広島によるファイナル。今回はその反対の立場で、王者・広島が3位・巨人を迎え撃つ構図。今季の両チーム対戦成績は。
【広島VS巨人】
カード別勝敗数は広島が17勝、巨人が7勝で1分け。広島が大きく勝ち越しており、巨人はマツダでの2勝9敗1分けという相性の悪さが響く。
巨人打線の対広島戦打率は・254。セ5球団との対戦成績で比べると中日戦=・276、ヤクルト戦=269、阪神戦=259に次いで4番目の数字。一方、巨人投手陣の広島戦防御率はワーストの5・24となる。
さらにマツダに限れば、巨人のチーム打率は・237でセの主要球場で最も低い数字。チーム防御率も6・25で神宮の7・05に次いで2番目に悪かった。
菅野はマツダで4試合登板して1勝2敗、防御率4・15。メルセデスは1試合で8月10日に登板。鈴木に2ランを許すなど6回11安打5失点。東京ドームで先発した9月30日の試合は6回4安打3失点だった。
一方、広島打線の対巨人戦打率は・274。他のセ球団との対戦成績を比べるとDeNA戦と並んでトップタイ。広島投手陣の対巨人戦防御率は4・07。DeNA戦の3・36、阪神戦の3・74に次ぐ3番目の数字だった。
主要打者の巨人戦成績は
【田中】
打率・314、5本塁打、13打点
【菊池】
打率・245、3本塁打、7打点
【丸】
打率・360、8本塁打、22打点
【鈴木】
打率・306、9本塁打、19打点
広島は17年8月12日から今年8月10日の対戦までマツダでの巨人戦13連勝。昨年のカード別対戦も18勝7敗と大きく勝ち越していた。
(デイリースポーツ)
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181016-00000136-dal-base
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