「5分以内の短い充電時間で世界最長の航続距離609キロを走る次世代乗用車」。
「最も完ぺきな画質を実現するOLED技術で、UHD級より3、4倍鮮明な超大型超高解像度ディスプレー」。
現代自動車の燃料電池自動車NEXO(ネクソ)と、LGディスプレイの超高解像度8K OLEDディスプレー技術に関する説明だ。
韓国工学翰林院が18日、今年の大韓民国の産業を牽引した「2018年度産業技術成果15選」を選定、発表した。
韓国主力産業の高度化と素材・部品の競争力強化部門で技術革新が目立ったというのが、翰林院側の説明だ。選定基準は技術の創造性と独自性、採用された製品の市場寄与度、社会的波及効果および寄与度などだ。
工学翰林院によると、15の成果のうち「次世代プレミアム10ナノ級DRAM技術」(サムスン電子)、「超高解像度8K OLEDディスプレー技術」(LGディスプレイ)、「NEXO燃料電池車」(現代自動車)、
「LNG輸送船用蒸発ガス完全再液化工程技術」(大宇造船海洋)、「エアコン用下部圧縮スクロール圧縮機設計技術」(LG電子)、
「AI基盤の溶融亜鉛めっき鋼板めっき付着量制御技術」(ポスコ)は、それぞれメモリー・ディスプレー・自動車・造船・白物家電・鉄鋼など、過去の競争力を失いつつある国内主力産業で海外企業との技術格差を広げ、事業力量を確保するのに寄与した点が認められた。
素材・部品分野も多数含まれた。「太陽光再現スペクトラムLED」(ソウル半導体)、「高分子微細構造逆設計技術」(LG化学)、
「高染色性ポリエステル繊維」(ヒョソン)、「車載用MLCC」(サムスン電機)、「耐スクラッチ性および高鮮明ディスプレー用コーティングフィルム製造技術」(LG化学)などが代表的な例だ。
ソウル半導体のスペクトラムLEDは世界で初めて自然太陽光と似たスペクトラムを実現したという評価を受けた。
このほか、建設環境分野の技術として「世界初・最大長径間斜長吊橋ボスポロス(トルコ)第3大橋」(現代建設)、「超節水トイレ」(ヨミョンテック)、
「持続可能型親環境モジュラー構造システム建築技術」(ユチャン)が選ばれ、生命分野の「安全性と服薬順応度が向上した新しい高血圧治療剤Telminuvo錠」(鐘根堂)も今年の大韓民国を輝かせた技術に選ばれた。
ボスポロス第3大橋は現代建設が設計・施工したトルコ・イスタンブールの橋。主塔の高さが333メートル、全長2164メートルの橋梁で、世界で初めて「斜長-吊橋」複合方式で建設された。
クォン・オギョン工学翰林院会長は「今回選定した産業技術成果の15件の技術が、グローバル競争が激化し、景気沈滞の懸念が強まっている時期に、韓国の産業競争力を飛躍させるきっかけになると期待する」と述べた。
工学翰林院は、最新の技術と産業の動向を共有して産業技術の重要性を知らせるため、2006年から毎年「産業技術成果報告書」を出している。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181019-00000037-cnippou-kr
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