◇体操・世界選手権第9日(2018年11月2日 カタール・ドーハ)
種目別決勝の男子床運動で、白井健三(日体大)が14・866点で銀メダルを獲得した。世界タイとなる3連覇&4度制覇を逃したものの、世界選手権の通算メダル数は「10」となった。
男子個人総合決勝で金メダルのアルトゥール・ダラロヤン(ロシア)が14・900点で優勝。萱和磨(順大)は14・100点で8位だった。
これまでDスコア(演技価値点)が7・2点の高い構成で演技してきた白井は今大会、器具への対応に苦しみ、「シライ3(伸身リ・ジョンソン)」を外したDスコア6・8点で予選、団体決勝、個人総合決勝を戦った。
昨年の床運動は2位に1・1点差をつける圧勝だったが、今大会の床運動3演技ではいずれもロシア勢と接戦。この日の決勝も6・8点の構成で臨み、本来は終末技の「シライ/ニュエン(後方伸身宙返り4回ひねり)」を中盤に決めたが、終盤にややバランスを崩し、世界一に届かなかった。
大会最終日の3日、白井は連覇を狙う跳馬に出場。女子個人総合銀メダルの村上茉愛(日体大)も連覇が懸かる床運動、内村航平(リンガーハット)は鉄棒で3年ぶりのタイトルを目指す。
▼白井の話 (中国製の床に)最後まで慣れなかった。この床でケガなく帰ってこられて良かったというのが感想。心を折られる器具だった。色は違うけど、ここにぶら下げるものがあるだけでうれしい。
こんなに思い通りいかない遠征ってあるんだと連日、思っていた。こうやって笑えて幸せ。普通の幸せってこんなに大きいものなんだな。
▼萱の話 床は苦手種目だったのが決勝に残れてすごくうれしく思っていたけど、うれしいで終わりたくなかった。
おびえずに出し切ろうと思ってやって、それができたのが良かった。胸を張って床も得意種目と言えるくらい成長してきた。全種目得意と言えるくらい磨きをかけていきたい。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181102-00000178-spnannex-spo
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