10月にスタートしたNHK連続テレビ小説「まんぷく」が、1か月を迎えた。前作「半分、青い。」とは対照的な、朝ドラの王道とも言える「女の一代記」は注目度も高く、視聴率も高水準で推移している。
「語り」(ナレーション)を朝ドラ史上最年少14歳の芦田愛菜が担当することでも話題になっている。ときに賛否両論を招くこともある「語り」について、テレビコラムニストの桧山珠美氏が解説する。
◆半年ぶりの「爽やかな朝」
朝ドラ「まんぷく」の評判がすこぶるいい。第1週の週間平均視聴率(ビデオリサーチ、関東地区)は21.9%、第2週も21.6%の高水準で推移。第3週は22.3%を記録し、前作「半分、青い。」の週間最高記録に並んだ。先の読めないバタバタした印象が強く、「朝ドラらしくない」などの批判も招いた前作「半分、青い。」が“異端”だったことの反動もあるのだろう、古くからの朝ドラファンからは「半年ぶりに爽やかな朝を迎えられて、ほっとしている」という声を聞く。
「まんぷく」は、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を開発、製品化した日清食品の創業者・安藤百福(あんどうももふく)と妻・仁子(まさこ)の半生をモデルに、戦前戦後の激動の時代をたくましく生きた夫婦の姿を描く。
ヒロイン(今井福子)に安藤サクラ、相手役の夫(立花萬平)を長谷川博己が演じる。演技に定評のある2人で見応えは十分。脇を固める内田有紀、大谷亮平、松坂慶子らの評判も上々だ。
◆小学生の芦田に「う・る・さ・い」
そして、半年間にわたるストーリーを紡ぐ「語り」を務めるのは14歳の芦田愛菜。「若い世代にも、この物語を身近に感じてほしい」との理由で抜擢された。芦田と言えば、かつてチキンラーメンのテレビCMで、ひよこちゃんの着ぐるみで出演していた姿を思い出す。「チキンラーメン食べてみて」といった
内容を甲高(かんだか)い声で歌っていた。通りがかった主婦に「ボクちゃん、う・る・さ・い」と言われ、「ボクちゃんじゃないもん」とふてくされる様子がカワイイと評判だった。
日清食品と芦田は小学生のころから縁があったということだ。中学生になった芦田が披露する朝ドラの語り。視聴者から「う・る・さ・い」と煙たがられるだろうか?
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181103-00010001-yomonline-ent
ネットの反応