原巨人　中島獲得でワリ食うのは阿部？→何でも欲しがる辰ちゃん？？

巨人は２２日、オリックスを退団する中島宏之内野手（３６）の入団を発表し、東京都内で原辰徳監督（６０）同席のもと入団会見を行った。

年俸１億５０００万円の１年契約で背番号は「５」。指揮官はチーム内競争の活性化を期待し、ベテラン強打者の加入により巨人の内野陣は大きく変わりそうだ。一方、矢野燿大監督（４９）率いる阪神はライバル球団の「超大型補強」を“大歓迎”した。

あっという間のスピード決着となった。他球団との交渉が解禁となった１３日、原監督が「ナカジ（中島）と私は相性がいい」とラブコールを送ってから１週間余りで２人は東京ドーム内の会見場に笑顔で肩を並べた。

スーツ姿の中島はやや緊張気味ながら終始笑顔。入団の決め手を聞かれ「原監督から『一緒に助け合って戦おう。一発やってやろう』と伝えてもらった。

それだけで決めました」。その言葉を聞いて照れくさそうに笑みを浮かべた原監督は「ジャイアンツの一員になってくれた。私の中で吉報です」と応じた。

背番号５は指揮官なりの誠意。ゲレーロには「外国人選手が活躍するイメージがある」として５から４４への変更を打診し了承を得たという。これには中島も「１桁の番号をいただいて、すごく驚きとうれしさでいっぱい」と喜びを隠し切れなかった。

原監督はコンディションに問題がなければ、春季キャンプ一軍スタートも確約。その上で「チーム内は競争に勝つということがとても大事。その戦いにはしっかり勝ってもらい、中心選手として頑張ってくれることを期待する」と述べた。

中島の立ち位置はどうなるのか。指揮官は「幸い内野というポジションはどこでも守れる選手。チームを構成する上で非常にありがたい存在」とスーパーサブ的な起用構想をにおわせた。平時は代打の切り札として置き、一塁手として獲得した新外国人ビヤヌエバ（前パドレス）、三塁に据える予定の岡本に不測の事態が起きた場合は先発出場も…ということだろう。

そうなると中島加入で影響を受ける一番手は阿部か。今季は９５試合中４１試合に一塁手で出場したが、ビヤヌエバと中島の加入により来季は再挑戦が決まっている捕手専念が濃厚。

ただし捕手陣にも炭谷の加入が濃厚な上、守備に関しては小林、大城ら若手が優先されるはずだ。来季４０歳の大ベテランは代打出場が主となることが予想される。

５年連続のＶ逸回避へ、猛烈な勢いで今オフは血の入れ替えを進める巨人。まだまだ続く大補強により、来季布陣は大きく様変わりしそうだ。

引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181123-00000040-tospoweb-base