Nitto ATPファイナルズ

男子テニスの最終戦 Nitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は17日、シングルス準決勝が行われ、第3シードのA・ズベレフ(ドイツ)が第2シードのR・フェデラー(スイス)を7-5, 7-6 (7-5)のストレートで破り、初の決勝進出を果たした。

この日、ズベレフは第1セットを先取すると、第2セットはタイブレークへ突入。そのタイブレークでズベレフとフェデラーが打ち合う中、ボールボーイはボールを落としてしまう。

それに対し、ズベレフはラリーを止めて主審にリプレイを要求。これで観客からはブーイングが起きた。

1時間35分で勝利したズベレフだったが、試合後もオンコートインタビューでもブーイングは鳴りやまず、後味悪い幕切れとなった。

会見ではタイブレーク中に何が起きたか問われ「ラリーの途中でボールボーイがボールを落としそれを取りに走った。思わずラリーを止めた。レットだと言われた。それがルール。観客は明らかに喜んではいなかった。それには自分は少し憤慨した。

いや、憤慨ではない、その後のブーイングや観客からのリアクションに少し悲しかった。恐らく彼らは実際何が起きたか分からなかった。だから、そんなリアクションになったのだと思った」

「しかし最後にネットでロジャー(フェデラー)には謝った。彼は君が謝る必要はないと言っていた。あれも試合の一部。起きてしまうものだと」

ブーイングが起きたときの感情について詳しく求められると「既に語ったように、試合に勝ったのは自分にとって幸せな瞬間だった。決勝戦へ進んだ。でも同時にとても悲しい瞬間でもあった。なぜなら、自分が望んだ勝利の仕方ではなかったから。

ブーイングを受けるのは良い気分では全くない。観客はきっと実際何が起きたか分からなかった、どういう状況か分かっていなった。我々は長いラリーをしていたが、そのポイントがサービスエースに変わってしまった」

「その後はとても感情的だった。ブーイングがその後に声援のようなものになっていったのは、助けられた。当然いろんな感情が頭をよぎった。その後、ロッカールームではとても気分が悪くなったりもした。ブーイングした観客は実際何があったのかを見直してくれることを願うし、自分が何も悪いことをしていないとただ分かって欲しい」

決勝では、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。

Nitto ATPファイナルズは8選手が2グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。リーグ戦1位通過者は、もう一方のリーグ戦2位通過者と準決勝で対戦する。

【グループ・グーガ・クエルテン】
(1)N・ジョコビッチ 3勝0敗
(3)A・ズベレフ 2勝1敗
(5)M・チリッチ(クロアチア) 1勝2敗
(8)J・イズナー(アメリカ) 0勝3敗

【グループ・レイトン・ヒューイット】
(2)R・フェデラー 2勝1敗
(4)K・アンダーソン 2勝1敗
(6)D・ティーム(オーストリア) 1勝2敗
(7)錦織圭 1勝2敗


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ネットの反応

1.
熱狂的なファンには何を言っても無駄だよ
せめて審判が状況説明すべきだった
2.
選手も審判も後味別に悪く無いんじゃない?観客がわかってないのにブーイングしてるだけで。
3.
他のスポーツでもありがちだけど、審判がマイクを通して説明すれば観客も納得したのではないかと思われる。
4.
いやいや、この会話文は無いわ。辞書で調べた意味をそのまま繋げましたと言わんばかりの会話文じゃん。淡々とし過ぎでしょ。やり直し。
by硬筆検定2級所持者
5.
試合後のインタビュー、私は英語が得意でないため細かく何を言ってるのかわからなかったけど、何度も「apologize」を連発してるのはわかりました。気の毒でした。
気を取り直して、今日の決戦で頑張って欲しいです。
6.
観客って何様なんだろうね。ズベレフ選手もボールボーイも気の毒。
7.
世界の流れなのか、ブーイングとかクレーム、攻撃、とにかく品がない
なんだろうなー。荒んだ人が多いんだろうな。
8.
そもそも、セカンドサーブでアクシデントが起きたら、ファーストサーブらやり直しというルールなのだとしたら、見直すべきでは?
それはともかく、失敗したボールボーイの気持ちに寄り添える人なら、ブーイングなんてできないでしょう。
9.
一旦プレーが始まったらそこでブーイングを止めるのがマナーだと思うんだけどなぁ。
スペクテイターがプレイヤーを威嚇してどうすんだよ・・・
10.
あのタイミングで
ボールボーイも落とすなよ。
11.
テニスは紳士のスポーツといわれている。
選手はもちろんですが、観客も紳士的な態度で観戦に臨まなければならないのではないかと思います。
12.
インタビューで涙ぐんでいるサーシャを見てもらい泣きしそうになりました。
なおみちゃんの時も思ったけど、勝者が歓びを表現出来ずに謝罪するなんて悲し過ぎる。
サーシャもまだ21歳だしショックだったと思うけど、決勝戦はまた最強ジョコビッチに臆する事なく頑張ってね!
13.
やはりフェデラーはすごい
14.
何かテニス観客の質が悪くなってないか?
競技知識量も減ってるっぽい
15.
確かに規定通りなんだけどズべレフのプレーに影響した様には見えなかった。フェデラーのボールが深くて取れなくてボールボーイの件を利用したように観衆には見えたのかも・・・フェデラーのボールが入っていたか出てたのか知りたいところ。。
ちょっとした事で流れが変わる事は良くあるがあそこでズべレフが止めても止めなくてもズべレフのプレーの方が勝っていた。


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16.
フェデラーと全米での黒メスゴリラとの相手に対する対戦者に対する
配慮の違い。やはり、人種の違いだろうな。
17.
こいつはボールパーソンに厳しいよね。ストレスの捌け口みたいな感じ。
18.
日本だけじゃなくて海外も馬鹿ばっかだな
一呼吸置くことなく自身の考えを省みることなく反応する
世の中の流れかもしれないが
こんな奴らの意見が通る世の中になったら終わりだな
19.
ボールボーイへのフォローも忘れんといてほしいな。
一番辛いのはボールを落としてしまった彼やと思う
20.
イギリスで、イギリスのボールボーイが粗相することが喜ばれるはずも、起きるはずもないことだった。
21.
スポーツ商業主義の弊害なのか、いろんな場面で観戦できる機会が増えたけど、観戦マナーが悪くなったように感じる。
テニスだけに限らないんだけども。
22.
試合みてたけど、セカンドサーブになったのにファーストからやり直しになったからなあ
ルールだから仕方ないとはいえ、テニスでファーストとセカンドは雲泥の差だし何とかしてほしかった
23.
まあ、とりあえずボーイがくそ。
24.
後味なんて悪く無いよ。
フェデラーファンが悔しくてブーイングしただけ。
試合もズベレフが支配してたし、勝つべくして
勝った試合。
25.
サーシャのオンコートインタビュー見ながらこっちが涙止まらなくなった。ブーイングなんてよくできるな。何様なんだ?
26.
フェデラー信者のマナーの悪さは今に始まった話しじゃない
27.
まだまだだなズベ公
28.
海外での試合の、テニスの観客のマナーは意外と悪い。
とくにフランスがひどいけど。

今回のことは、試合会場で見ていた観客には、事実がわかりにくかったかもしれないけど
勝者にブーイングはひどい。
まあでも、全米のなおみよりはマシだと思うけど。
あとはボールキッズの精神的ダメージ。。

29.
テレビではボールを落とした瞬間をすぐさま流したけど、試合中は無理なのかな?いろんな国から試合を見に来ているのだから審判の説明も大事だが映像が流れればある程度は理解してくれたのかな、と。。
ただ。。
勝利者にブーイングはやめてほしいな。
この試合に限らずテニスの選手って負けたら相手を必ず讃えるよね。
その選手のファンなら選手のこういう所も真似てほしい。
ブーイングなんて応援している選手が一番嫌なんじゃないかな。
30.
観客はテレビで見ている人たちと違って事情をすぐには飲み込めなくて、家に帰ってどういうことがあったか映像ではっきり知るとブーイングが間違っていたことに気づく。大坂の全米決勝も現地ではセリーナ擁護だったけど、後になってセリーナがおかしかったという声が大きくなってるし。


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