[10.24 天皇杯準々決勝 川崎F 2-3 山形 NDスタ]
天皇杯準々決勝が24日に行われ、モンテディオ山形(J2)はNDソフトスタジアム山形で川崎フロンターレ(J1)と対戦し、3-2で勝利した。準優勝を果たした第94回大会以来、4年ぶりのベスト4進出。準決勝は12月16日に開催される。
両チームの対戦は、山形がJ1に在籍していた2015年シーズン以来。ホームの山形は直近のリーグ戦となる21日のJ2第38節・福岡戦(2-2)からDF栗山直樹、MF中村駿、FW小林成豪の3人を除く先発8人を入れ替えた。
対する川崎Fは、20日のJ1第30節・神戸戦(5-3)から1人のみ変更し、出場停止明けのMF守田英正がスタメン復帰。また、2016年から2017年まで山形に在籍したMF鈴木雄斗がベンチ入りした。
試合は開始早々に動く。前半2分、山形の右CKからMF安西海斗が右足でクロスを送ると、ニアで相手にクリアされるが、PA手前中央の中村駿がヘディングで前方へ押し返す。ゴール前に残っていた小林が右足で押し込み、貴重な先制点を挙げた。
その後は、昨季J1王者で今季も首位を走る川崎Fが圧倒的にボールを支配して攻め込む展開となる。
ただ、山形としても織り込み済みで、引いてスペースを消しながら相手のパスワークに落ち着いて対応。PA付近までは何度もボールを運ばれたが、決定機は作らせない。
すると前半36分、右サイドの深い位置でFKを獲得し、キッカーを務める安西が右足でクロスを供給。ファーのDF坂井達弥がヘディングで合わせ、GKチョン・ソンリョンの手を弾いてネットを揺らした。
0-2で前半を折り返した川崎Fは、後半開始から守田に代えてFW知念慶を投入する。しかし、次の1点を奪ったのは山形だった。
後半4分、自陣でのインターセプトからFW汰木康也が左サイドをドリブルで駆け上がり、左足でラストパス。PA内中央に走り込んだFW阪野豊史が右足でゴール右に決め、リードを3点に広げた。
川崎Fは後半15分に右CKを獲得し、キッカーのMF中村憲剛が右足でクロス。中村駿に頭でクリアされるも、そのボールが阪野に当たってゴール前にこぼれる。これを途中出場の知念が抜け目なく押し込み、1点を返した。
ここから試合はさらに激しく動く。後半19分に小林のパスから汰木がフリーで裏へ抜け出すと、PAのギリギリ外でGKチョン・ソンリョンに倒される。チョン・ソンリョンは決定機阻止で一発退場となり、川崎FはMF大島僚太を下げてGK新井章太をピッチに送った。
10人となった川崎Fだが、徐々に攻撃陣が目を覚ましてゴールに迫る。後半24分、途中出場のMF長谷川竜也が左サイドから右足でクロスを送ると、ニアの知念が頭でゴール右に流し込み、ついに2-3と1点差まで詰め寄った。
終盤は互いにゴールを脅かし合う展開。後半34分にFW小林悠が右ポスト直撃の強烈なミドルシュートを放てば、同36分にはこの日キレキレの汰木が中央突破からループシュートを試みるも、クロスバーを叩く。
川崎Fは8分と表示されたアディショナルタイムでも追いつくことはできず、2年ぶりの準決勝進出は叶わなかった。
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181024-03490042-gekisaka-socc
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