二人目の妊娠というのは一人目の時となにが異なると思いますか。上の子についてはどの様な変化が出てくると思いますか。

新たな家族を円滑にむかえることを望むなら、一人目の妊娠の時とは違った道のりを受け入れることがすごく重要です。

妊娠初期に理解しておきたい身体の変化や、上の子に関しての心のケアに関してご紹介していきます。

目次

妊娠二人目は一人目とどんな所が異なる?

つわりが一人目のときより軽い

食欲不振とか嘔吐や、吐き気や、食べ物の好みの変化といった症状が発生するつわりに関しては、妊娠5~16週にかけて生じます。

妊娠した人のほとんどの人が体感するものではありますが軽い、重い、とても重い妊娠悪阻と症状のレベルや引き起こされる症状は人それぞれでバラバラです。

つわりが引き起こされるのは、ホルモンの分泌量だったり代謝機能の変化だけに限らず、ストレスといった精神的な部分が原因となると言われています。

これに伴って妊娠やつわりに関して経験があって、一人目の子どもの面倒を見ないといけないというやる気がある二人目の妊娠だと、一人目の時と比べてつわりが軽いと感じる傾向が強いみたいです。

ですが一人目の育児で疲労している分、二人目の方が重く感じ取る人とか、体質によって一人目も二人目も妊娠悪阻を引き起こしてしまう場合もあります。

情報とか、考えていた経過とは異なっても、医師や助産師さんと相談をしつつ焦ることなく対応していくことが重要です。

腰痛が悪化する

腰痛というのは、骨盤をゆるめるリラキシンといったホルモンが原因となると言われています。骨盤を支えている筋肉、靭帯がゆるむことが原因で、腰に負荷がもたらされ腰痛が生じるとされているのです。

妊娠中の症状を調査した研究の結果では、腰痛が引き起こされる妊婦さんの割合はおよそ60%となることが確認されています。

加えて妊娠中に腰痛に見舞われた妊婦さんのうち、出産した後も腰痛がみられたのは半分くらいで、3年後も腰痛で苦しんでいる人はおよそ20%というデータも存在します。

一人目と比べて、二人目のほうが早く腰痛を感じやすいっていうのはそれが原因になります。

一人目の出産で腰痛が生じた人というのは、もとから骨盤が歪みやすかったり痛みに過敏になっていたりしていることも考えられます。

妊娠前からメンテナンスを心掛けることを意識しましょう。妊娠中に腰痛が引き起こされたら、マタニティエクササイズとか骨盤ベルトが腰痛対策に役立ちます。

医師の指示をしっかり聞いて、うまく痛みを和らげてみてください。

お腹が張りやすくなる

二人目の妊娠だと一人目の時のようにご自身のペースで落ち着いて生活することは困難になります。

子どもの世話を行ったり、家事が忙しかったりするとお腹が張りやすくなりますので頭に入れましょう。

ですが、神経質になりすぎることもやめた方が良いです。なぜかというと、お腹の張りというのは筋肉が収縮することによって起こるのですが、妊娠初期だったら子宮がさほど大きくなっていないので、実際にお腹が張っているケースは多くないのです。

お腹が張っているなと感じ取るケースは皮膚が突っ張ったり、筋肉が引っ張られたりする感じの場合もあったりします。

気を付けるべき点は下腹部痛を感じたり出血があったりするお腹の張りになります。その際は切迫流産が考えられますので、すぐさま医師の診察を受けてください。

お腹が大きくなるのが早い

一人目の時は妊娠後期になってようやく妊婦体形に達したという妊婦さんでも、二人目の妊娠だと妊娠4~5ヶ月くらいからお腹が大きくなり始めたと感じる妊婦さんが多いみたいです。

お腹が素早く大きくなる理由には、一人目の妊娠によって皮膚が伸びて、二人目は一足早い時期からお腹が大きくなりはじめると考えられています。

一回ふくらませた風船は、ふくらませやすくなるのと一緒のロジックになります。大きくなりすぎていないか不安なケースでは、医師や助産師に相談すると安心できると思います。

妊婦健診で計測してもらう腹囲なのですが、日本産科婦人科学会がまとめた産婦人科診療ガイドラインによると、超音波検査をしたら腹囲の計測は飛ばせる項目だそうです。

お腹の大きさに関しては胎児の大きさと等しくはなく、基本的に目安になります。大きい、小さいについては人によって差が見られるため、ほかの検査の結果も意識して妊娠中の身体をコントロールしてください。

二人目の妊娠は上の子にいつ言えばいい?

上の子の年齢にも左右されますが、あまり早く言いすぎたら赤ちゃんがいるといった実感がわかず、家族が増える状況に共感を示せないことも考えられます。

加えて、周囲に秘密にしていたい場合でも、悪気なく周囲に伝えてしまうことだってありえます。ですので、安定期に入ってから、または胎動が見ることができるようになってから報告するママが多いみたいです。

二人目の子どもが出来るというのは、上の子に関してはお兄ちゃん、お姉ちゃんになるということを意味します。

大人になったかのようなうれしさが生じる一方で、これまで独り占めしていたママやパパを横取りされるような寂しさを感じることにもなります。

大人のみたいにふるまいたい子や、まだまだ甘えたい子みたいに、上の子の性格や個性に応じて伝え方も考慮されると望ましいです。

上の子にはどんな変化がみられる?

赤ちゃんがえり

二人目を妊娠したやいなや、何かしらに気が付いたみたいにやたら抱っこをせがんだり、スキンシップが増加したりして甘えるようになる子がいるのです。

赤ちゃんにもどってしまったみたいなふるまいを赤ちゃんがえりと呼びます。

赤ちゃんがえりを行なう子のなかには、おむつが外れていたにも関わらずトイレをミスするようになった、着替えが一人の力で出来なくなった、

夜泣きを行なうようになった、卒乳していたにも関わらずおっぱいにとらわれるようになった、ママを否定するようになったといった場合も見受けられます。

大半は一時的なものでしょうが、赤ちゃんがうまれて来るまで継続したり、生まれてきてから赤ちゃんがえりが行われるようになったりと、発症の仕方はいろいろです。反対に、赤ちゃんがえりが全然なかったといった子も見受けられます。

お姉ちゃんやお兄ちゃんを自覚してくる

子どもの性格にも左右されますが、親しい友だちにお兄ちゃんやお姉ちゃんがいる子とか、大人に対して憧れを持っている子は、素早くお兄ちゃんや、お姉ちゃんの自覚をすることになります。

赤ちゃんにそれほど興味が無くても、ママが上の子に声掛けを行ったり、絵本とかアニメなどによってイメージトレーニングを行ったりしたら、少しずつ赤ちゃんが生まれてくることの主旨を認識してくれると思います。

二人目の妊娠したら普段の生活で気をつけること

上の子に対してのコミュニケーション

妊娠初期というのはママ自身の体調の変化がかなりあって、体調とか感情をそつなくコントロールすることが簡単ではないです。

上の子が赤ちゃんがえりを行うとより一層、イライラや精神的な落ち込みが激しくなることも考えられます。

そのようなときは無理矢理予定をこなそうとしないで、落ち着いて自分のペースで過ごすようにしてください。

二人目が生まれてくる前にあれこれ詰め込みすぎると、貴重な上の子との時間が少なくなってしまいがちです。この時期に上の子と濃密なひとときを過ごせれば、おのずとお兄ちゃん、お姉ちゃんの立場での自覚も成長してくるでしょう。

二人目の妊娠中に関しては、上の子との絆を築くのに非常に大事な時間になります。お兄ちゃん、お姉ちゃんになるのだからと強引に自立させずに、子どもの個性をきちんと受け入れてコミュニケーションに力を注いで下さい。

抱っこ

二人目が生まれたら、上の子を抱っこするタイミングは一気に減ってしまいます。うまれて来るまでの期間にたっぷりと抱っこをしてあげたい一方で、腰痛が生じたりお腹が張ったりするかもと不安ですよね。

多くの場合は重いものを持つことをすることが無いように言われる妊娠中ですが、どれくらいの重さが良くないのか、はっきりとした規定はございません。

抱っこを行なうときは、腰痛だったりお腹の張りが生じない事を確認しながら気を付けて対応した方が良いでしょう。

自信が持てないケースでは、抱っこじゃなくギュッと抱きしめたり、手をつないだり、頬ずりを行ったりと、異なるやり方によりスキンシップをおこなってください。

授乳

ママの母乳というのは、プロラクチン、オキシトシンなどのホルモンのはたらきに伴って作られます。プロラクチンというのは乳房の発達だったり乳汁の生産をスムーズにし、オキシトシンというのは乳汁を円滑に体外に押し出す作用がございます。

目を向けたいのは、オキシトシンが保持している子宮収縮作用になります。オキシトシンというのは陣痛促進剤にも活用されている成分で、赤ちゃんが乳首を吸い入れた刺激で分泌されるのです。

産褥期の授乳に関しては子宮が元に戻ることをサポートするはたらきをしますが、上の子の授乳に取り組んでいると、オキシトシンのはたらきによって子宮が収縮して、流産や早産がもたらされると言われています。

ところが、妊娠初期の授乳に関しては母体に影響しないと言う専門家もいて、考え方は分かれる状況です。

もとから流産となりやすい傾向にあるなど妊娠の経過というのはひとりひとり全然違うことから、授乳を継続したいケースでは担当の医師と相談することを心掛けると心配ありません。

家事

家事をしなければならないと考えると、これがストレスとなって身体と心の両方のダメージが蓄積します。パパにもフォローを頼みつつ、手抜き可能なところは手を抜いていくことが重要です。

買い物に関してはネットスーパーとか食材宅配が役立ちます。掃除や皿洗いなどの雑務に関しては、ロボット掃除機や食洗器といった機械に力を借りてしまうのも悪くないですね。

洗濯については、週末にコインランドリーで乾燥まで丸ごと済ませてしまうという方法も見られます。経済的にゆとりがある場合は、一時期に掃除や洗濯を外部業者に任せてもありだと思います。

実家に助けを借りることが可能な場合は、その時だけ帰省するとか手伝いに来てもらったりしたらママは上の子の世話に集中が可能です。

二人目の妊娠中というのは、家事よりは子育て中心と割り切ってしまったら、気持ちが楽になることも考えられます。

出産の準備

上の子のグッズが用意されている分、二人目の準備に関しては少なく済みます。そうは言っても病院に持っていくものや、劣化していて買い替えが求められるもの、チャイルドシートといった子どもの人数分ないと困るものなど、新しく準備しなければならないものも存在します。

それに加えて出産時期が入園・入学や、七五三といった上の子のイベントと重複すると、忙しくなってしまいます。買い足しとか更新が求められるものは早いうちに確認して、出産の準備をしてください。

最近の子育てグッズというのは日々パワーアップしていて、上の子の出産・育児の際にはなかったグッズも発売されていることでしょう。

お散歩ついでに新生児コーナーをのぞいてみたら、気に入るグッズを発見できるの可能性がありますよ。

二人目の妊娠時期やタイミングいつがベスト?

「子供が1歳になって、そろそろ二人目だねという様に周りの人から言われるんだけれど、自分の気持ちが追いつかないです。子どもが今もっとも愛くるしい時期に”妊娠することでつわりが苦しくて子供とまともに遊べないと……”といったように考えてそう簡単には踏み出せない。」

このような悩みや不安を抱えたママが結構いるみたいです。

ママたちが2人目を考え出すタイミングで、もっとも多かった意見というのは「上の子の子育てが落ち着いてから」となりました。上の子を妊娠していた時に、入院生活が必要になったママは、子育てが一回落ち着くタイミングが理想的だと感じてるみたいです。

二人目は周りの意見に流されず自分のタイミングが大事

場合によっては周りの「二人目はまだ?」といった声を意識しすぎてしまって、追い込まれてしまうことだってあります。ですが、生んで育てるのは自分自身です!周りのいい加減な声にとらわれず、夫婦で話し合って一番最適なタイミングが一番といった意見も見受けられました。

『ご自身の気持ちに整理がついて行かない場合は、まだ二人目は止めておいたほうがいいです。産むのも育て上げるのも自分ですからね。私は若くなかったので2歳差を狙って、1歳半で二人目の妊娠をしました。イヤイヤ期と赤ちゃん返りで6ヶ月くらいは日々大変だったけれども、どうにかちょっと安定してきた感じです。2人気さくに遊んでいる様子をみてると、間違いなく兄弟作ってよかったと感じています。』

無理しすぎないで上の子との時間を過ごしましょう

上の子の公園遊びとか幼稚園、保育園、小学校の行事などの付き添いとか、二人目の妊娠中というのはひとりでじっくり過ごせる時間はわずかしかないことも考えられます。

身体面とか精神面に疲労感を覚えたなら、上の子と一緒に昼寝を行ったりパパや実家の手を借りたりと休みを取る為の手段をとることを意識しましょう。

何と言ってもつらくなったケースでは、自治体の一時預かりサービスを活用する方法も存在します。

上の子を預かってくれて自分の時間をつくることが可能なので、万が一のときのために情報をリサーチしておくと安心でしょう。

二人目の妊娠の期間は一瞬にして過ぎ去ってしまいます。うまく息抜きをしつつ、上の子との時間をとにかく満喫してください。