鹿島は27日、元日本代表MF小笠原満男(39)が現役引退することを発表した。クラブ関係者によれば今月のクラブW杯(UAE)期間中に引退の決意を固め、23日の最終日にチームメートに報告。

クラブの中心となって常勝軍団を築き上げ、在籍中に17個もの主要タイトルをもたらした主将が、静かにスパイクを脱ぐ。

常勝軍団を象徴する主将が、丸21年の現役生活に終止符を打つ決断を下した。クラブを通じ「鹿島アントラーズという素晴らしいチームでここまでプレーでき、鹿島アントラーズでサッカー選手として引退できることを、とてもうれしく、そして誇りに思います」とコメントを発表した。

引退の決意を固めてクラブに切り出したのはクラブW杯期間中。最終戦のリバープレート戦翌日の23日夜、最後の夕食の席でチームメートに伝えた。

大会後まで黙っていたのは「フェアな勝負をしたかった」から。引退が伝われば“温情”で出場機会があるかもしれない。それを避けた。勝利にこだわる男らしく、同僚との“勝負”にも、最後までこだわった。

いつかピッチ上でチームに貢献できなくなった時は、チームのために身を引こうとずっと心に決めていた。ケガを負っても「肉を食えば治る」と放った言葉は有名。その丈夫な体が今季は悲鳴を上げた。膝に水がたまり激痛が走った。ただ試合の出場はできた。

だから決して膝は引退理由でない。今季はJ1で14試合の出場。主力だった16年に比べれば半減していた。小笠原にとっては、試合で貢献できなくなった今が、退く時だった。

中田浩二氏、GK曽ケ端、MF本山(現J3北九州)らと同期で98年に入団。J1歴代6位の525試合に出場した。鹿島では主要タイトル20冠のうち17冠に貢献。獲得数は曽ケ端と並んで日本一を誇る。

代表では同学年の稲本、遠藤、高原らと黄金世代を形成。99年U―20W杯準優勝を経て一時代を築いた。06年2月のフィンランド戦で決めた約60メートルの日本最長ゴールは伝説となっている。

岩手出身で、11年東日本大震災以降は、復興支援にも尽力してきた。関係者によると今後はしばらく休暇を取る。詳細は未定だが、鹿島としてはレジェンドに対し、何らかのポストを用意する予定という。近日中に会見を行い、改めて自らの口で経緯を説明する。

◆小笠原 満男(おがさわら・みつお)1979年(昭54)4月5日生まれ、岩手県出身の39歳。大船渡高から98年に鹿島入り。

06年8月にメッシーナ(当時セリエA)へ期限付き移籍し、翌年鹿島へ復帰した。Jリーグでは6度ベストイレブンに輝き、09年には最優秀選手賞(MVP)受賞。

02年3月の国際親善試合ウクライナ戦でA代表デビュー。02、06年W杯出場。J1通算525試合69点。国際Aマッチ通算55試合7点。1メートル73、72キロ。利き足は右。


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ネットの反応

1.
ジーコが40歳までやっていたから俺もと常々言っていたので、満男のラストイヤーは来年かと思っていたんだけどな。鹿島スタジアムで送り出してやりたかったよ。
クラブハウスに40番を急いで買いにいこう!
2.
プロサッカーの選手は、活躍をすれば移籍が頻繁にあるイメージがある。
その中で、1年間だけの期限付き移籍を除けば、1つのクラブでタイトルの獲得を目指して戦い続けたことは凄いと思う。
自分自身のキャリアの為に戦い続けることも凄いけど、1つのチームでカップやリーグ戦のタイトルの獲得と連覇に向けて引っ張っていく選手が増えて欲しい。
3.
もう無理だとの諦めなのか
アジアを制覇してのやり切った感なのか

今はジーコがいることで空気がピリッとしているけど
ジーコを良く知らない若い選手達にとって
今後は満男の存在がその立場になるでしょう

みつおスピリッツ!?

4.
真凜ちゃん( ;´Д`)がいるから大丈夫だよ!
5.
今はこれだけ素晴らしい選手だけど、入団時は同期6人で下の方。岩手の寡黙な少年が努力と精神力で偉大なキャプテンになった。ほんとお疲れ様でした。ありがとうございました!
6.
お疲れ様でした。
大船渡時代から応援してました。ワールドユース準優勝や海外、鹿島と本当に素晴らしいサッカー人生でしたね。同世代だけに寂しさもありますが、本当に尊敬出来る選手でした。今後も素晴らしいサッカー人生を送れるよう応援しています。
7.
悲しい。口数は少ないが背中でプロを語れる選手
だったと思う。
今は長い現役生活お疲れ様でした。
次のステージでの活躍も期待しています。
8.
ファンサがクソなミツオ
よくこんなやつ応援できるよな
9.
引退が伝われば“温情”で出場機会があるかもしれない。それを避けた。
小笠原らしい
10.
イタリアに行ったけど、鳴かず飛ばずでJリーグに都落ち。
その程度の選手が、闘将だの伝説だの。メデタイ連中で盛り上がる、レベルの低い糞の様なJリーグ。
11.
鹿島の精神的支柱。永遠のキャプテン。鹿島の若手に指導者としてずっと居て欲しい。
12.
小笠原も若い頃は闘将という感じのキャラではなかった。もっと寡黙で、どちらかというと物静かな東北人という印象だった。インタビューとかでもほとんど喋らなかった。
でも今ではまさしく闘将だ。静かなる闘将。タイトルがかかったときの鹿島にあって、チームを鼓舞し、ときには憎らしいほどにズルいプレーもする。
勝ち方を知ってる、いいサッカー選手だなあと思っていた。
引退は残念だけど、仕方ない。これまでどうもお疲れ様でした!
13.
振り返って見れば小笠原氏はほぼすべてのタイトルを獲得している。J1 の2ステージ両方とか、ナビスコカップとか今の状況では今後絶対取れないタイトルもあったりする。そう考えると今後二度と追い付けない偉業ですよね。
14.
お疲れさまでした、もちろんレジェンドですが、もっと日本のレジェンド的な扱いされてもいいはず(^.^)
15.
またキャバクラセブンがひとり減った


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16.
ある意味鹿島一筋又素晴らしい選手がピッチを去りました本当にお疲れ様でした残念ですが今度は良き指導者の小笠原を待ってます
17.
鹿島の監督になってほしい。
18.
小笠原とACLを優勝出来て本当に良かった!
小笠原がACLのトロフィーを掲げてくれ本当に良かった!
小笠原を応援出来て本当に良かった!
小笠原と共に戦えて本当に良かった!
ありがとう
19.
高原、稲本、小野そして小笠原…ワールドユースで準優勝からもうすぐ20年か。
20.
正に常勝鹿島の象徴だったね。

お疲れ様でした!

21.
小笠原選手プロ生活21年間お疲れさまでした。
あなたがアントラーズを引っ張ってくれたことは決して忘れません。
ありがとうございました!
22.
お疲れ様でした。トルシエ時代に本山、高原達とワールドユースで活躍した頃が懐かしく思います。
コーチ、監督として次のステージを期待しています。
23.
アントラーズに関わる全ての人に愛され
他チームからはリスペクトと嫌悪感を
持ち続けられる男
24.
来期からはジーコイズムの最大の継承者としてチームに関わってほしい
鬼軍曹コーチとして、その先は鬼監督として愛する鹿島に関わってほしい

まぁ、選手じゃ無いだけで来期以降も鹿島の小笠原でお願いしますね

25.
鹿島では秋田を超え、ジーコに次ぐ存在
26.
若手が小笠原を越えないと鹿島の未来は安泰とはならないなと思ってたら引退ですか。
黙々とプレーし、隙をみつけてはボールを出す。特にセットプレーの際は要注意。
華麗ではないけど力強い。そんな彼も怪我をしてたのか。多分、他のクラブに移籍したらまだまだプレー出来ただろうし鹿島でももう少しいけただろう。次は指導者かな?フロントかな?
27.
鹿島といったら小笠原。タイトルがかかった試合や、ここぞという時にアントラーズの士気を高めることができる唯一の選手だった。8のときから試合を観ていて、それで40で帰ってきたあの柏戦の興奮をいまでも忘れません。
なんだかんだいっても、日本代表も小笠原がいたころが一番ワクワクしてたし、鹿島もジーコの存在の次に大きな存在だから17冠も取れた気がする。
おれの中では永遠のあこがれのサッカー選手、ほんといままでありがとうございます。おつかれさまでした。
28.
代表レベルの同級生4人が同期入団。ドラフト制の野球じゃまずありえないよな。
29.
いい写真だな。
曽ヶ端が周りに止められてるのが気になるけど。
30.
鹿島20冠のうち17回は小笠原がいる時。
個人としてもMVP1回、ベストイレブンに6回選ばれている。
強い鹿島の象徴のような選手だったな。
何も語らずスッとやめていくのも小笠原らしく感じる。


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