10月5日、国際問題アナリストの藤井厳喜がニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。アメリカ海軍が策定した南シナ海での大規模演習ついて解説した。アメリカの海軍が南シナ海での大規模な軍事演習の実施を提案、中国への警告か
アメリカ海軍が中国への警告として軍隊の威力を示す大規模な示威行動、演習やデモンストレーションのようなものを、南シナ海などで展開する案を策定したことが分かった。
中国による軍事行動を抑止してこれに対抗する狙いがあるとみられている。アメリカ海軍の試案では、11月の1週間に、インド太平洋軍による複数の作戦を実施するよう勧告している。
飯田)昨日CNNがまず一報を報じたというものですが、アメリカが南シナ海で大規模にやるというのは中国をにらんでのことですか?
藤井)当然のことで、よく米中関係で適当な落としどころがあるのではと言う人がいますが、いまのところ、アメリカは落としどころを用意していません。
トランプ大統領が当選する前から、チャイナ・ウォッチャーなどでそういうことを言う人もいました。トランプさんは中国と適当なところでディールしてしまうのではないかと。そんなこと全然無かったわけですよね。
8月13日にトランプ大統領が、国防権限法というものにサインしました。そのなかにある中国の項目を見ると非常に厳しいです。
これは議会と大統領府、行政府が合意した内容ですから、いわばアメリカの国家意思です。もう中国を徹底的にたたくということです。
いま海軍も大軍拡のプロセスに入っています。280隻ぐらいの艦隊を355隻に拡大する。空軍も312飛行部隊であるのを389に増やす。
これはまだ大雑把な案ですが、2030年までに386飛行隊体制にする。25%の戦力アップです。いちばん力を入れているのは爆撃機部隊です。
これはもう明らかに中国を念頭に置いた海空の大軍拡です。もちろんロシアも潜在的な敵ですが。
ニッポン放送
引用元: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181007-00010011-nshaberu-int
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