【AFP=時事】テニス界で今、試合中に選手が使うタオルをめぐり早急なルール変更の可能性が浮上している。事の発端は、男子選手のフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco、スペイン)がタオルを素早く渡さなかったボールボーイに攻撃的な振る舞いを示したこと。これにより、ボランティアの子どもに対する選手の態度に注目が集まっている。
34歳のベルダスコは、先月行われた深センオープン(Shenzhen Open 2018)において激しい身振りでボールボーイを急がせた件について口を閉ざしているが、ソーシャルメディアで問題の映像が拡散されたことによって、厳しい批判にさらされた。
こうした状況を受けて、四大大会(グランドスラム)通算3勝を誇るアンディ・マレー(Andy Murray、英国)の母親で、女子の国別対抗戦フェドカップ(Fed Cup)で英国代表の監督を務めた経歴を持つジュディ・マレー(Judy Murray)さんは、
「選手が自分でタオルを取りにいくというルールにしてはどうか?」とツイッター(Twitter)に投稿した。
ベルダスコの振る舞いが糾弾される一方で、テニス選手がボールキッズに厳しい態度を見せるのは、これが初めてのケースではないとの指摘も出ている。
先日の中国オープン(China Open 2018)では、ベラルーシのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)が、明らかに特定のボールボーイに向けて空のペットボトルを振ってみせた後、それを床に投げつけた姿を映像で撮られており、
現在女子の英代表指揮官を務めているアン・ケタボング(Anne Keothavong)氏は、「どれほど優秀なテニスプレーヤーか知らないけれど、こうした行為はやめるべき」とツイートした。
2015年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)では、グランドスラム14勝のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)がボールガールに向かって声を荒らげ、震え上がらせたことについて謝罪する出来事もあった。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181017-00000021-jij_afp-spo
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